Upgrade : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)
操作名 : Upgrade
説明
段階的なアップグレード中に、指定したサイト コレクションをアップグレードします。サイトのアップグレードついては、「サイトをアップグレードする (Windows SharePoint Services)」を参照してください。この操作は PSConfig でも使用されます。PSConfig では、一括アップグレードまたは段階的なアップグレードを実行したり、サーバーをアップグレードしたりできます。PSConfig については、「SharePoint 製品とテクノロジ構成ウィザードのコマンド ライン リファレンス (Windows SharePoint Services)」を参照してください。
構文
stsadm.exe -o upgrade
{-inplace |
-sidebyside}
[-url <URL 名>]
[-forceupgrade]
[-quiet]
[-farmuser <ファーム ユーザー>]
[-farmpassword <ファーム ユーザー パスワード>]
[-reghost]
[-sitelistpath <サイトの XML ファイル>]
パラメータ
パラメータ名 | 値 | 必須/省略可能 | 説明 |
---|---|---|---|
inplace |
<なし> |
必須。inplace または sidebyside パラメータが必要です。 |
一括アップグレードを指定します。一括アップグレードでは Version 2.0 のサイトが直ちにアップグレードされ、アップグレード プロセスの完了後は Version 2.0 環境を使用できません。 このプロセス中に Version 2.0 のデータベースと設定は Version 3.0 にアップグレードされますが、一括アップグレード中には Version 2.0 ソフトウェアは削除されず、個別に削除する必要があります。 |
sidebyside |
<なし> |
必須。inplace または sidebyside パラメータが必要です。 |
Version 2.0 の環境内に Version 2.0 のサイトが保持される段階的なアップグレードを指定します。 注意 段階的なアップグレードをコマンドラインから実行すると、異なるコンテンツ データベースからサイトのグループをアップグレードできません。Web アプリケーションに、複数のコンテンツ データベースにわたって広がるサイトが多数含まれている場合、同じコンテンツ データベースに含まれるサイトから成る小さなグループにリストを分割し、各グループを個別のアップグレード パスでアップグレードします。 |
url |
有効な URL (http://server_name など) |
省略可能 |
アップグレードするサイト コレクションの Version 2.0 の URL。 |
forceupgrade |
<なし> |
省略可能 |
強制的にアップグレードするかどうかを指定します。 |
quiet |
<なし> |
省略可能 |
アップグレード プロセスを自動モードで実行することを指定します。 |
farmuser |
*domain\username* 形式で指定する有効なユーザー名 |
省略可能 |
アップグレードの実行時に使用するユーザー アカウントを指定します。 |
farmpassword |
ファーム アカウントの有効な Windows パスワード |
省略可能 |
FarmUser アカウントのパスワードを指定します。 |
reghost |
<なし> |
省略可能 |
アップグレード中にページをサイト定義にリセットする (再非実体化とも呼ばれます) かどうかを指定します。 |
sitelistpath |
次の形式で指定する有効な XML 形式 : <RedirectedSites Count="2" > <Site Url="http://server_name" TargetDatabase="DB1" /> <Site Url="http://server_name/sites/site1" TargetDatabase="DB1" /> </RedirectedSites> Count 属性と TargetDatabase 属性は省略できます。 1 つのコンテンツ データベースのうちで、アップグレードするサイトのセットだけを指定します。 |
省略可能 |
アップグレードする特定のサイト コレクションのリストを含む XML ファイルを指定できます。 または、コマンド stsadm -o enumsites -url <V3url> -redirectedsites を使用して、サイト コレクションについて同じ XML を作成します。 |