利用状況の分析処理を有効にする (Windows SharePoint Services サーバーの全体管理ヘルプ)

利用状況分析を使用すると、Web サイトがどのように使用されているかを追跡できます。ログ ファイルは、利用状況を追跡するために毎日作成されます。ログ ファイルが処理されると、フラグが設定されます。ログ ファイルが自動的に削除されることはありません。一度に保持するログ ファイルの数は、最大 30 まで指定できます。ログ ファイルの数が指定した値に達すると、既存のファイルを削除するまで新しいファイルは作成されません。

利用状況分析データは、フロントエンドの Web サーバーから取得され、一時ファイルに収集されます。ログ ファイルが処理されると、そのデータはバックエンド サーバーのコンテンツ データベースにマージされます。

利用状況分析データは、最長で 3 か月保持されます。日単位の情報は 31 日間保管され、毎月の情報は 24 か月保管されます。

利用状況分析処理は 1 日に 1 回だけ実行されるので、利用状況分析処理を有効にした翌日までデータは収集されません。また、ログ処理では、1 日分のデータのみが処理されます。したがって、ログの処理を 1 週間無効にしていた場合は、データのログへの記録を有効にしていたとしても、次にログの処理を有効にしたときに処理されるのは 1 日分のログ ファイルだけです。

サーバーの利用状況分析処理を構成すると、既存のすべての Web アプリケーションで処理が有効になります。後から新しい Web アプリケーションを追加した場合、その Web アプリケーションの利用状況を監視するには、利用状況分析処理を再度有効にする必要があります。

  1. トップ ナビゲーション バーの [サーバー構成の管理] をクリックします。

  2. [サーバー構成の管理] ページで、[ログおよびレポートの作成] セクションの [利用状況の分析処理] をクリックします。

  3. [利用状況の分析処理] ページで、[ログの設定] セクションの [ログ収集を有効にする] チェック ボックスをオンにします。

  4. [ログ ファイルの場所] ボックスで、ログ ファイルの既定のパスをそのまま使用するか、または新しいパスを入力します。

  5. [作成するログ ファイル数] ボックスに、Web アプリケーションごとに保持するログ ファイルの数を入力します。ログ ファイルの数が指定した値になると、既存のファイルを削除するまで、新しいファイルは作成されません。

  6. Web サーバー コンピュータで利用状況分析処理を有効にする場合は、[処理の設定] セクションで、[利用状況処理を有効にする] チェック ボックスをオンにします。[開始時刻] と [終了時刻] を使用して、毎日の利用状況分析データを処理する時間を指定します。

  7. [OK] をクリックします。