Share via


POP3 または IMAP4 を使用すると開封確認メッセージが重複して送信される

 

トピックの最終更新日: 2009-01-14

POP3 (Post Office Protocol Version 3) または IMAP4 (インターネット メッセージ アクセス プロトコル Version 4rev1) のインターネット プロトコルを使用して、Microsoft Exchange Server 2007 を実行しているコンピュータ上のメールボックスに接続しているユーザーが、送信したメッセージに対する開封確認メッセージを要求すると、次のような 2 通の開封確認メッセージが返信されます。

  • メッセージが受信者のメールボックスにダウンロードされるときに、Exchange サーバーによって送信される開封確認メッセージ。
  • 受信者がメッセージを開封し、開封確認メッセージを送信するかどうかを確認するダイアログ ボックスで [OK] をクリックした場合に、受信者から送信される開封確認メッセージ。

説明

この動作は、Exchange 2007 の機能です。この機能により、開封確認メッセージを要求する送信者は、受信者のメールボックスにメールがダウンロードされたことを示す受信確認を受け取ることができます。また、この機能では、受信者がメッセージを開封し、開封確認メッセージを送信するかどうかを確認するダイアログ ボックスで [OK] をクリックすると、送信者に別の受信確認が送信されます。

ユーザー動作

Exchange 2007 では、POP3 および IMAP4 のインターネット プロトコルを使用するクライアントについては、この機能の動作を変更することはできません。1 通のみの開封確認メッセージが送信されるように変更できるクライアントまたはサーバーの構成設定はありません。

ただし、ユーザーが開封確認メッセージ機能を使用する必要がある場合は、POP3 または IMAP4 を使用する Exchange クライアントの代わりに別のクライアントを使用して Exchange メールボックスに接続することで、重複する開封確認メッセージを送信することを回避できます。重複する開封確認メッセージを回避する 1 つの方法として、Microsoft Office Outlook を介する Exchange 電子メール アカウントを使用しているメールボックスに POP3 クライアントおよび IMAP4 クライアントを接続する方法があります。また別の方法として、POP3 または IMAP4 スイッチを使用しているユーザーが Microsoft Outlook Web Access を使用する方法があります。Exchange 電子メール アカウントまたは Outlook Web Access を使用するユーザーが受信確認オプションを使用すると、その受信者によるメールの開封時に開封確認メッセージが 1 通だけ送信されます。

ユーザーが Outlook Web Access または Outlook を使用していない場合は、重複する開封確認メッセージの送信を回避できることがあります。そのためには、ユーザーが使用している電子メール アプリケーション内部から開封確認メッセージ機能を無効にする必要があります。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。