対象製品 :
Windows Vista
®
および Windows Server
®
2008
Microsoft Corporation
発行
: 2008
年 3 月
概要
ボリューム
アクティベーションは、ボリューム
ライセンスを購入されたお客様のライセンス認証手続きを自動化および管理することを目的としています。このドキュメントは、ボリューム
アクティベーション
2.0
の展開計画を完了し、次に展開手順を確認および実行する必要がある、
IT
インフラストラクチャの実装者を対象としています。
目次
はじめに
準備
KMS ライセンス認証
DNS を KMS ライセンス認証用に構成する
SRV の既定のアクセス許可を変更する
複数の DNS ドメインに KMS を発行する
手動で DNS に SRV レコードを作成する
BIND 9.x DNS サーバーに手動で SRV レコードを作成する
DNS 発行を無効にする
DNS 発行を有効にする
KMS ホストをインストールする
KMS を構成する
リモートで Slmgr.vbs を実行する
Windows ファイアウォールを構成する
ワークグループのコンピュータに対して実行できるように Slmgr.vbs を構成する
KMS クライアントを構成する
手動で KMS ホストを割り当てる
自動ライセンス認証を無効にする
KMS クライアントの自動探索を有効にする
KMS クライアントを展開する
手動で KMS クライアントのライセンス認証を行う
KMS クライアントのセットアップ キー
MAK ライセンス認証クライアントを KMS クライアントに移行する
製品エディションをボリューム ライセンス クライアントに移行する
MAK ライセンス認証
KMS クライアントを MAK ライセンス認証に移行する
オペレーティング システムのインストール中に MAK をインストールする
オペレーティング システムのインストール後に MAK をインストールする
MAK クライアントのライセンス認証を行う
インターネットを使用して MAK クライアントのライセンス認証を行う
プロキシ サーバーを使用してライセンス認証を行う
電話を使用して MAK クライアントのライセンス認証を行う
VAMT を使用して MAK クライアントのライセンス認証を行う
MAK と Deployment Workbench を統合する
再ライセンス認証
付録 1: ボリューム ライセンス クライアントの任意の構成
標準ユーザーによるライセンス認証を有効にする
ライセンス認証通知を無効にする
付録 2: 無人セットアップ ファイルのサンプル
はじめに
このガイドには、ボリューム
アクティベーション
2.0
の展開作業の一部として実行する手順が記載されています。ボリューム
ライセンスを購入されたお客様は、ボリューム
アクティベーション
2.0
を使用して、
Windows Vista
および
Windows Server 2008
オペレーティング
システムのライセンス認証を行うことができます。ボリューム
アクティベーションを実装する際は、キー管理サービス
(KMS)
、マルチ
ライセンス認証キー
(MAK)
、またはこれらの両方を使用できます。選択するライセンス認証方法は、組織とネットワーク
インフラストラクチャの要件によって異なります。
このガイドに記載されている手順を実行する前に、必要なライセンス認証方法を把握し、その実装方法を計画する必要があります。ボリューム
アクティベーションの展開計画の詳細については、『ボリューム
アクティベーション
2.0
計画ガイド』を参照してください。
準備
既定では、ライセンス認証を行うにはローカルの管理者権限が必要です。このガイドには、スクリプトを実行してレジストリに変更を加える手順も記載されています。これらの権限は、特定の
IT
インフラストラクチャの実装者に委任することをお勧めします。プロダクト
キーを変更したり、ライセンス認証を行ったりするための権限をエンド
ユーザーに割り当てることもできますが、これはお勧めできません。
ライセンス認証が失敗する場合は、『ボリューム
アクティベーション
2.0
運用ガイド』に記載されている、トラブルシューティングに関するガイダンスを参照してください。このガイドには、エラー
コードの一覧や、よく発生する問題の解決手順が記載されています。
KMS ライセンス認証
KMS
ライセンス認証は、必要な管理作業ができるだけ少なくなるように設計されています。ネットワーク環境で動的
DNS (DDNS)
が実装されており、コンピュータによるサービスの自動発行が有効になっている場合は、追加で行う
KMS
ホストの構成作業が発生しないこともあります。複数の
KMS
ホストを使用する場合や、ネットワークで
DDNS
がサポートされていない場合は、追加の構成作業が必要になる可能性があります。
警告 :
このセクションには、レジストリの変更手順が記載されています。レジストリ
エディタやその他の方法を使用して不適切にレジストリを変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング
システムの再インストールが必要になることもあります。マイクロソフトはこのような問題の解決を保証できません。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。
DNS を KMS ライセンス認証用に構成する
KMS
ホストは、
DNS
サーバーにサービス
(SRV)
リソース
レコードを作成することによって、自身の存在を自動的に発行します。
1
台の
KMS
ホストと
DDNS
を使用する場合、特別な操作を行わなくても、
KMS
ホストは
KMS
サービスを発行する
SRV
レコードを作成できます。ただし、複数の
KMS
ホストを使用する場合は、
1
台目の
KMS
ホストのみが
SRV
レコードを作成できます。
2
台目以降の
KMS
ホストは、
DNS
サーバーの既定のアクセス許可が変更されない限り、
SRV
レコードを変更または更新できません。
SRV の既定のアクセス許可を変更する
この手順を完了するには、ドメインの管理者権限が与えられており、すべての
KMS
ホストが同じ
Active Directory
®
ドメインに属している必要があります。
| Microsoft DNS サーバーの既定の SRV のアクセス許可を変更するには |
-
KMS ホスト用のグローバル セキュリティ グループを Active Directory に作成します。
-
新しいセキュリティ グループに各 KMS ホストを追加します。
-
KMS ホスト セキュリティ グループのメンバによる更新を許可するように、DNS サーバーのアクセス許可を設定します。
|
複数の DNS ドメインに KMS を発行する
既定では、
KMS
ホストが属している
DNS
ドメインのみが
SRV
レコードに登録されます。ネットワーク環境内に存在する
DNS
ドメインが
1
つのみである場合、これ以上の操作は不要です。
DNS
ドメイン名が複数存在する場合は、
KMS
ホストが
SRV
レコードの発行時に使用する
DNS
ドメインの一覧を作成できます。このレジストリ値を設定すると、プライマリ
DNS
サフィックスとして指定されたドメインのみに発行するという
KMS
ホストの既定の動作が無効になり、この値に指定されたドメインに
KMS
が発行されます。
この手順を完了した後、レジストリ
キーをエクスポートし、他の
KMS
ホストにインポートできます。この手順が成功したことを確認するには、各
KMS
ホストのアプリケーション
ログを調べます。
12294
イベントは、
KMS
ホストが
SRV
レコードを正常に作成したことを示します。
12293
イベントは、
SRV
レコードを作成しようとしたが失敗したことを示します。『ボリューム
アクティベーション
2.0
運用ガイド』には、ライセンス認証ログに記録されるエラー
コードの一覧が記載されています。
| 複数の DNS ドメインに KMS を自動発行するには |
-
KMS ホストにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで「Regedit.exe」と入力し、Enter キーを押します。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SL に移動します。
-
ツリー ペインで、[SL] をクリックします。詳細ペインの任意の場所を右クリックし、[新規] をポイントし、[複数行文字列値] をクリックします。
-
新しい値の名前として「DnsDomainPublishList」と入力し、Enter キーを押します。
-
作成した DnsDomainPublishList を右クリックし、[修正] をクリックします。
-
[複数行文字列の編集] ダイアログ ボックスで、KMS の発行先となる各 DNS ドメイン サフィックスを別の行に入力します。完了したら、[OK] をクリックします。
-
[サービス] コンソールを使用して、ソフトウェア ライセンス サービスを再起動します。これにより、SRV レコードが作成されます。
|
手動で DNS に SRV レコードを作成する
DDNS
がサポートされていない場合、管理者は、
KMS
ホストの可用性を発行する
SRV
レコードを手動で作成する必要があります。手動で作成した
SRV
レコードを、
KMS
ホストによって自動発行された他のドメインの
SRV
レコードと共存させることもできますが、その場合、すべてのレコードを管理して競合を回避する必要があります。このため、環境内で
DDNS
がサポートされていない場合は、すべての
KMS
ホストで自動発行を無効にする必要があります。これにより、
DNS
発行の失敗に関するイベントがイベント
ログに記録されなくなります。自動発行を無効にするには、
/cdns
パラメータを指定して
Slmgr.vbs
スクリプトを実行します。
Slmgr.vbs
スクリプトの詳細については、このドキュメントの「
KMS
を構成する」を参照してください。
この手順では、
Microsoft
®
DNS
サーバーに
KMS SRV
レコードを作成します。既定の
KMS
ポートである
TCP
ポート
1688
を使用するため、組織で別の
TCP
ポートを使用している場合は、そのポート番号を入力してください。
| Microsoft DNS サーバーに KMS SRV レコードを手動で作成するには |
-
DNS サーバーで、DNS マネージャを開きます。DNS マネージャを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をクリックし、[DNS] をクリックします。
-
SRV リソース レコードを作成する DNS サーバーをクリックします。
-
コンソール ツリーで、[前方参照ゾーン] を展開し、ドメインを右クリックし、[その他の新しいレコード] をクリックします。
-
一覧を下にスクロールし、[Service Location (SRV)] をクリックし、[レコードの作成] をクリックします。
-
次の情報を入力します。
-
サービス : _VLMCS
-
プロトコル : _TCP
-
ポート番号 : 1688
-
このサービスを提供しているホスト : <KMS ホストの FQDN>
-
完了したら、[OK] をクリックし、[完了] をクリックします。
|
BIND 9.x DNS サーバーに手動で SRV レコードを作成する
組織で
Microsoft DNS
以外の
DNS
サーバーを使用する場合、その
DNS
サーバーが
BIND 9.x
に対応していれば、必要な
SRV
レコードを作成できます。
レコードの作成時には、次の情報を使用します。
優先順位と重さのフィールドは
KMS
では使用されないため、
KMS
クライアントでは無視されます。ただし、ゾーン
ファイルには追加する必要があります。
KMS
の自動発行をサポートするように
BIND 9.x DNS
サーバーを構成するには、
KMS
ホストによるリソース
レコードの更新を有効にするように
BIND
サーバーを構成します。たとえば、次の行を
named.conf (
または
named.conf.local)
ファイルのゾーン定義に追加します。
allow-update { any; };
注 : allow-update
ステートメントを
named.conf.options
ファイルに追加して、このサーバー上でホストされているすべてのゾーンで
DDNS
を有効にすることもできます。
DNS 発行を無効にする
KMS
ホストは、
DNS
に
SRV
リソース
レコードを作成して、自身の存在を自動的に発行します。
KMS
ホストによる自動
DNS
発行を無効にするには、次の手順を実行します。
| DNS への KMS SRV レコードの発行を無効にするには
|
-
KMS ホストにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで「Regedit.exe」と入力し、Enter キーを押します。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SL に移動します。
-
ツリー ペインで、[SL] をクリックします。詳細ペインの任意の場所を右クリックし、[新規] をポイントし、[DWORD (32 ビット) 値] をクリックします。
-
新しい値の名前として「DisableDnsPublishing」と入力し、Enter キーを押します。
-
作成した DisableDnsPublishing を右クリックし、[修正] をクリックします。
-
[値のデータ] ボックスに「1」と入力し、[OK] をクリックします。0 以外の値を設定すると DNS 発行は無効になります。
-
レジストリ エディタを終了します。
|
DNS 発行を有効にする
既定では、
KMS
ホストは
DNS
データベースに
SRV
レコードを作成して、
KMS
サービスの発行を自動的に試行します。この動作が無効になっている場合は、次の手順を実行して、いつでも有効にすることができます。
|
DNS への KMS SRV レコードの発行を有効にするには
|
-
KMS ホストにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで「Regedit.exe」と入力し、Enter キーを押します。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SL に移動します。
-
ツリー ペインで、[SL] をクリックします。作成した DisableDnsPublishing を右クリックし、[修正] をクリックします。
-
[値のデータ] ボックスに「0」と入力し、[OK] をクリックします。
-
レジストリ エディタを終了します。
|
KMS ホストをインストールする
KMS
の機能を有効にするには、
KMS
キーを
KMS
ホストにインストールし、マイクロソフトによってホストされているサービスを使用してそのホストのライセンス認証を行います。
Windows Vista
、
Windows Server 2008
、および
Windows Server 2003
を実行しているすべてのコンピュータは、
KMS
ホストとして機能させることができます。
| KMS ホストを Windows Vista コンピュータまたは Windows Server 2008
コンピュータにインストールするには
|
-
KMS ホストとして機能させるコンピュータにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押して、KMS キーをインストールします。 cscript C:\windows\system32\slmgr.vbs /ipk <KMS キー>
-
次のいずれかの方法でマイクロソフトに連絡して、KMS ホストのライセンス認証を行います。
-
オンライン ライセンス認証の場合、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。 cscript C:\windows\system32\slmgr.vbs /ato
-
電話によるライセンス認証の場合、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。 slui.exe 4
-
ライセンス認証が完了したら、[サービス] コンソールを使用して、ソフトウェア ライセンス サービスを再起動します。
|
KMS
ホストが適切に構成されているかどうかを確認するには、
KMS
カウントが増加しているかどうかを確認します。
KMS
ホストで
slmgr.vbs /dli
を実行すると、現在の
KMS
カウントが表示されます。また、
"
アプリケーションとサービス
ログ
\Key Management Service"
のログでイベント
12290
を確認できます。このイベントでは、
KMS
クライアントから発行されたライセンス認証要求が記録されます。またイベントごとに、コンピュータの名前と、各ライセンス認証要求のタイムスタンプが記録されます。
KMS を構成する
サービス
ライセンス
マネージャ
(Slmgr.vbs)
は、ボリューム
アクティベーション
2.0
に付属しているスクリプトです。このスクリプトは、ボリューム
ライセンス情報を取得するために使用します。このスクリプトは、対象のローカル
システム上で実行するか、別のリモート
コンピュータから実行できます。標準ユーザーによるライセンス認証を有効にしていない限り、
Slmgr.vbs
は、管理者特権で開いたコマンド
プロンプトで実行する必要があります。標準ユーザーが
Slmgr.vbs
を実行すると、一部のライセンス
データが見つからない、正しくないなどの現象が発生する場合があります。
注 :
標準ユーザーによるライセンス認証を有効にしていない限り、すべてのスクリプト関数は、表示のみのオプションを指定する場合でも、管理者特権で開いたコマンド
プロンプトで実行する必要があります。
Slmgr.vbs
は、
wscript
または
cscript
を使用できます。必要に応じて、どちらのスクリプト
エンジンを使用するかを指定できます。スクリプト
エンジンが指定されていない場合、
Slmgr.vbs
は、既定のスクリプト
エンジンである
wscript
を使用して実行されます。変更を有効にするには、ソフトウェア
ライセンス
サービスを再起動する必要があります。ソフトウェア
ライセンス
サービスを再起動するには、
[
サービス
]
コンソールを使用するか、管理者特権で開いたコマンド
プロンプトで次のコマンドを実行します。
net stop slsvc && net start slsvc
Slmgr.vbs
にはパラメータを指定する必要があります。パラメータを指定せずにスクリプトを実行すると、スクリプトに関するヘルプが表示されます。表
1
は、
Slmgr.vbs
の各パラメータとその説明の一覧です。
Slmgr.vbs の一般的な構文
cscript [パス]\slmgr.vbs /パラメータ
表 1 Slmgr.vbs のパラメータ
| パラメータ
| 説明
|
|
/sprt
<ポート番号>
|
KMS
ホストの
TCP
通信ポートを設定します。
<
ポート番号
>
を、使用する
TCP
ポート番号に置き換えます。既定値は
1688
です。
|
|
/cdns
|
KMS
ホストによる自動
DNS
発行を無効にします。
|
|
/sdns
|
KMS
ホストによる自動
DNS
発行を有効にします。
|
|
/cpri
|
KMS
ホスト
プロセスの優先度を下げます。
|
|
/spri
|
KMS
ホスト
プロセスを通常の優先度に設定します。
|
|
/sai
<ライセンス認証の間隔>
|
KMS
クライアントが
KMS
ホストにアクセスしてライセンス認証を試行する頻度を変更します。
<
ライセンス認証の間隔
>
を時間
(
分
)
に置き換えます。既定値は
120
です。
|
|
/sri
<更新間隔>
|
KMS
クライアントが
KMS
ホストにアクセスしてライセンスの更新を試行する頻度を変更します。
<
更新間隔
>
を時間
(
分
)
に置き換えます。既定値は
10080 (7
日
)
です。
|
|
/dli
|
現在の
KMS
ライセンス認証カウントを
KMS
ホストから取得します。
|
リモートで Slmgr.vbs を実行する
Slmgr.vbs
をリモートで実行するには、追加のパラメータを指定する必要があります。必要なパラメータは、対象のコンピュータ名と、そのコンピュータのローカル管理者権限が与えられたユーザー
アカウントのユーザー名とパスワードです。ユーザー名とパスワードを指定せずにリモートで実行した場合は、スクリプトを実行したユーザーの資格情報が使用されます。
次の構文は、リモートで
Slmgr.vbs
を実行する際に追加で指定する必要があるパラメータを示しています。
cscript <パス>\slmgr.vbs <対象のコンピュータ名> <ユーザー名> <パスワード> /<パラメータ>
Windows ファイアウォールを構成する
Slmgr.vbs
では、
WMI
が使用されます。次の手順を実行して、
WMI
トラフィックを許可するように
Windows
ファイアウォールを構成します。
| 単一サブネット内で Slmgr.vbs のリモート機能を使用できるように Windows
ファイアウォールを構成するには
|
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コントロール パネルの [セキュリティ] を開きます。これを行うには、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックし、[セキュリティ] をダブルクリックします。
-
[Windows ファイアウォールの有効化または無効化] をクリックし、[例外] タブをクリックします。
-
[Windows Management Instrumentation (WMI)] チェック ボックスをオンにします。
-
[OK] をクリックします。
|
注 :
既定では、プライベート
プロファイルとパブリック
プロファイルに記述されている
Windows®
ファイアウォールの例外は、ローカル
サブネット上で発生するトラフィックのみに適用されます。例外の適用範囲を複数のサブネットに拡張するには、セキュリティが強化された
Windows
ファイアウォールの例外設定を変更するか、
Active Directory
ドメインに参加している場合はドメイン
プロファイルを選択します。
| 複数のサブネット内で Slmgr.vbs のリモート機能を使用できるように Windows
ファイアウォールを構成するには
|
-
コントロール パネルで、セキュリティが強化された Windows ファイアウォールを開きます。これを行うには、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックし、[管理ツール] をダブルクリックして、[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール] をクリックします。
-
[受信の規則] をクリックし、[Windows Management Instrumentation (非同期受信)] をダブルクリックします。
-
[全般] タブで、[接続を許可する] をクリックし、[OK] をクリックします。
-
[Windows Management Instrumentation (DCOM 受信)] をダブルクリックします。
-
[全般] タブで、[接続を許可する] をクリックし、[OK] をクリックします。
-
[Windows Management Instrumentation (WMI 受信)] をダブルクリックします。
-
[全般] タブで、[接続を許可する] をクリックし、[OK] をクリックします。
-
[スコープ] タブをクリックし、[リモート IP アドレス] で対象のコンピュータへのアクセスを許可します。
-
[詳細設定] タブをクリックし、ネットワークに適用できるすべてのプロファイルの選択項目を確認します。
-
[OK] をクリックします。
|
ワークグループのコンピュータに対して実行できるように Slmgr.vbs を構成する
ワークグループに属しているコンピュータに対して
Slmgr.vbs
をリモートで実行できるようにするには、リモートの管理操作を許可するようにユーザー
アクセス制御を変更する値をレジストリ
キーに設定する必要があります。
警告 :
レジストリ
エディタやその他の方法を使用して不適切にレジストリを変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング
システムの再インストールが必要になることもあります。マイクロソフトはこのような問題の解決を保証できません。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。
| ワークグループのコンピュータに対して実行できるように Slmgr.vbs を構成するには
|
-
クライアント コンピュータにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで「regedit.exe」と入力し、Enter キーを押します。
-
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System に移動します。
-
ツリー ペインで、[System] をクリックします。詳細ペインの任意の場所を右クリックし、[新規] をポイントし、[DWORD (32 ビット) 値] をクリックします。
-
新しい値の名前として「LocalAccountTokenFilterPolicy」と入力し、Enter キーを押します。
-
作成した LocalAccountTokenFilterPolicy を右クリックし、[修正] をクリックします。
-
[値のデータ] ボックスに「1」と入力し、[OK] をクリックします。
-
レジストリ エディタを終了します。
|
KMS クライアントを構成する
ここでは、コンピュータを
KMS
クライアントとしてインストールおよび構成する手順を示します。既定では、
Windows Vista
と
Windows Server 2008
のボリューム
エディションは、
KMS
クライアントとしてインストールされます。
KMS
を使用してライセンス認証を行うコンピュータでこれらのオペレーティング
システムのいずれかを使用しており、ネットワークで
DNS
自動探索が許可されている場合、その他の構成を行う必要はありません。
手動で KMS ホストを割り当てる
ネットワークで
DDNS
がサポートされていない場合、手動で
KMS
ホストを
KMS
クライアントに割り当てる必要があります。
KMS
ホストを手動で割り当てると、
KMS
クライアントでの
KMS
の自動探索が無効になります。
| 手動で KMS ホストを KMS クライアントに割り当てるには
|
-
クライアント コンピュータにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで次のいずれかのコマンドを入力し、Enter キーを押します。
-
ホストの FQDN を使用して KMS ホストを割り当てる場合 cscript \windows\system32\slmgr.vbs /skms <KMS の FQDN> <:ポート>
-
ホストの IPv4 アドレスを使用して KMS ホストを割り当てる場合 cscript \windows\system32\slmgr.vbs /skms <IPv4 アドレス> <:ポート>
-
ホストの IPv6 アドレスを使用して KMS ホストを割り当てる場合 cscript \windows\system32\slmgr.vbs /skms <IPv6 アドレス> <:ポート>
-
ホストの NetBIOS 名を使用して KMS ホストを割り当てる場合 cscript \windows\system32\slmgr.vbs /skms <NetBIOS 名> <:ポート>
|
自動ライセンス認証を無効にする
管理者は、クライアント
コンピュータに次のレジストリ
キーを設定することで、そのコンピュータによるライセンス認証の試行を無効にすることができます。
警告 :
レジストリ
エディタやその他の方法を使用して不適切にレジストリを変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング
システムの再インストールが必要になることもあります。マイクロソフトはこのような問題の解決を保証できません。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。
| 自動ライセンス認証を無効にするには
|
-
KMS クライアントにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで「Regedit.exe」と入力し、Enter キーを押します。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SL\Activation に移動します。
-
ツリー ペインで、[Activation] をクリックし、[Manual] をダブルクリックします。
-
[値のデータ] ボックスに「1」と入力し、[OK] をクリックします。
-
レジストリ エディタを終了します。
|
KMS クライアントの自動探索を有効にする
既定では、
KMS
クライアントは
KMS
ホストの探索を自動的に試行します。自動探索を無効にするには、手動で
KMS
ホストを
KMS
クライアントに割り当てます。自動探索が無効になっている場合、次の手順を使用して再度自動探索を有効にすることができます。
| KMS クライアントの自動探索を有効にするには
|
-
クライアント コンピュータにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。 cscript \windows\system32\slmgr.vbs /ckms
|
KMS クライアントを展開する
この手順は、マイクロソフトのイメージング
サービスを使用している組織を対象としています。この手順では、
Sysprep.exe
とスクリプトのどちらを実行するかを選択できます。
Sysprep.exe
を実行する際に
/generalize
パラメータを指定すると、ライセンス認証タイマ、セキュリティ識別子などの重要なパラメータがリセットされます。ライセンス認証タイマをリセットすると、イメージの展開前にイメージの猶予期間が切れないようにすることができます。
Sysprep.exe
を実行しても、インストール済みのプロダクト
キーは削除されず、ミニセットアップ時に新しいキーの入力を求められることもありません。
Sysprep.exe
の実行時に発生した変更によって展開が複雑になる場合は、
/Rearm
パラメータを指定して
Slmgr.vbs
スクリプトを実行します。このスクリプトにより、ライセンス認証タイマはリセットされますが、システムに対するその他の変更は行われません。
Windows Vista
コンピュータと
Windows Server 2008
コンピュータでは、最大
3
回までライセンス認証タイマをリセットできます。
Windows Server 2008 Enterprise Edition
を実行しているコンピュータでは、最大
5
回までライセンス認証タイマをリセットできます。
この手順は、イメージの参照システムの構成が完了した後に実行する必要があります。
| KMS ライセンス認証を使用する KMS クライアントを展開するには
|
-
イメージの参照システムとして使用するコンピュータにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで次のいずれかのコマンドを入力し、Enter キーを押します。
-
sysprep /generalize または
-
cscript \windows\system32\slmgr.vbs /rearm
-
イメージをキャプチャします。
-
ディスク複製や Windows 展開サービス (WDS) などの標準的な方法を使用してイメージを展開します。
|
手動で KMS クライアントのライセンス認証を行う
既定では、
KMS
クライアントは、事前に設定された間隔で自動的にライセンス認証を試行します。移動クライアントなど、手動で
KMS
クライアントのライセンス認証を行う必要がある場合は、コンピュータをユーザーに配布する前に、次の
2
つの手順のいずれかを実行できます。この手順を実行するには、ローカル
コンピュータの
Administrators
グループに属しているか、管理者権限を委任されている必要があります。この手順を完了するには、コンピュータが組織のネットワーク上の
KMS
ホストにアクセスできる必要があります。
| コントロール パネルの [システム] を使用して手動で KMS クライアントのライセンス
認証を行うには
|
-
クライアント コンピュータにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
[今すぐ行う場合はここをクリックしてください] をクリックします。
|
| Slmgr.vbs スクリプトを使用して手動で KMS クライアントのライセンス認証を行う
には
|
-
クライアント コンピュータにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。 cscript \windows\system32\slmgr.vbs /ato スクリプトによって、ライセンス認証が成功したかどうかが結果コードと共に報告されます。
|
KMS クライアントのセットアップ キー
既定では、
Windows Vista
オペレーティング
システムと
Windows Server 2008
オペレーティング
システムのライセンス認証には、
KMS
が使用されます。
KMS
クライアントのライセンス認証方法を
MAK
に変更した場合、対応するプロダクト
キーをインストールすることで、ライセンス認証方法を
KMS
に戻すことができます。表
2
は、
Windows Vista
と
Windows Server 2008
のボリューム
エディションに使用される
KMS
クライアントのセットアップ
キーの一覧を示しています。
表 2: KMS クライアントのセットアップ キー
| オペレーティング システム
エディション
| プロダクト キー
|
|
Windows Vista Business
|
YFKBB-PQJJV-G996G-VWGXY-2V3X8
|
|
Windows Vista Business N
|
HMBQG-8H2RH-C77VX-27R82-VMQBT
|
|
Windows Vista Enterprise
|
VKK3X-68KWM-X2YGT-QR4M6-4BWMV
|
|
Windows Vista Enterprise N
|
VTC42-BM838-43QHV-84HX6-XJXKV
|
|
|
|
|
Windows Server 2008 Datacenter
|
7M67G-PC374-GR742-YH8V4-TCBY3
|
|
Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V
|
22XQ2-VRXRG-P8D42-K34TD-G3QQC
|
|
Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems
|
4DWFP-JF3DJ-B7DTH-78FJB-PDRHK
|
|
Windows Server 2008 Enterprise
|
YQGMW-MPWTJ-34KDK-48M3W-X4Q6V
|
|
Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V
|
39BXF-X8Q23-P2WWT-38T2F-G3FPG
|
|
Windows Server 2008 Standard
|
TM24T-X9RMF-VWXK6-X8JC9-BFGM2
|
|
Windows Server 2008 Standard without Hyper-V
|
W7VD6-7JFBR-RX26B-YKQ3Y-6FFFJ
|
|
Windows Web Server 2008
|
WYR28-R7TFJ-3X2YQ-YCY4H-M249D
|
MAK ライセンス認証クライアントを KMS クライアントに移行する
既定では、
Windows Vista
と
Windows Server 2008
は
KMS
クライアントとして機能します。
KMS
クライアントは、任意のタイミングで
MAK
クライアントに移行し、再度
KMS
クライアントに戻すことができます。この手順を完了するには、コンピュータが組織のネットワーク上の
KMS
ホストにアクセスできる必要があります。
| MAK ライセンス認証クライアントから KMS クライアントに移行するには
|
-
MAK クライアントにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押して、KMS キーをインストールします。 cscript \windows\system32\slmgr.vbs /ipk <KMS セットアップ キー> 5 文字ごとにダッシュを含めるようにします。
-
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押して、KMS クライアントとしてコンピュータのライセンス認証を行います。 cscript \windows\system32\slmgr.vbs /ato スクリプトによって、ライセンス認証が成功したかどうかが結果コードと共に報告されます。
|
製品エディションをボリューム ライセンス クライアントに移行する
Windows Vista Business
の製品エディションと
Windows Server 2008
のすべてのエディションは、
MAK
クライアントまたは
KMS
クライアントに移行できます。これを行うには、組織で適切なボリューム
ライセンスを購入しており、製品使用権説明書に記載されている条項を遵守している必要があります。
Windows Vista Business
の製品エディションと
Windows Server 2008
のすべてのエディションを
KMS
ホストまたは
KMS
クライアントに移行するには、オペレーティング
システムのインストール時に表示されるプロダクト
キーの入力ページで、何も入力しないようにします。インストールが完了したら、管理者特権で開いたコマンド
プロンプトで、
Slmgr.vbs /ipk <
セットアップ
キー
>
を実行します。
<
セットアップ
キー
>
は、該当する
Windows Vista
または
Windows Server 2008
のバージョンの
KMS
セットアップ
キーに置き換えます。製品エディションを
MAK
クライアントに移行するには、オペレーティング
システムのインストール時に表示されるプロダクト
キーの入力ページで、何も入力しないようにします。インストールが完了したら、「
MAK
ライセンス認証を使用するようにコントロール
パネルの
[
システム
]
でクライアント
コンピュータを構成するには」に記載されている手順を実行します。
MAK ライセンス認証
MAK
は、更新を必要としない、マイクロソフトによってホストされているライセンス認証サービスを使用した一括ライセンス認証で使用されます。
KMS クライアントを MAK ライセンス認証に移行する
Windows Vista
と
Windows Server 2008
は、自動的に
KMS
クライアントとしてインストールされます。
KMS
クライアントを
MAK
ライセンス認証クライアントに移行するには、マルチ
ライセンス認証キー
(MAK)
をインストールする必要があります。
MAK
は、オペレーティング
システムのインストール時や、インストール後の任意のタイミングでインストールできます。
MAK
キーを
Windows Vista Service Pack 1 (SP1)
や
Windows Server 2008 (
初期リリース
)
の参照イメージにインストールすることで、そのイメージからインストールするすべてのオペレーティング
システムの既定のライセンス認証方法として、
MAK
ライセンス認証を設定できます。これにより、無人セットアップ
ファイルに
MAK
キーを指定する必要がなくなります。
オペレーティング システムのインストール中に MAK をインストールする
MAK
を無人セットアップ
ファイルに記述することによって、
Windows Vista
または
Windows Server 2008
を初めてインストールする際に
KMS
クライアントを
MAK
クライアントに移行できます。無人セットアップ
ファイルは、
Setup.exe
または
Windows
®
展開サービス
(WDS)
で使用できます。詳細については、
Windows
自動インストール
キット
(Windows AIK)
のヘルプ
ファイル『
Unattended Windows Setup Reference
』
(
英語
)
を参照してください。無人セットアップ
ファイルのサンプルについては、このドキュメントの付録
2
を参照してください。
注 :
MAK はクリア テキストで無人セットアップ ファイルに格納され、セットアップ プロセスで使用されます。unattend.xml ファイルまたは autounattend.xml ファイルは、無人インストール中に、インストール先のコンピュータの %systemroot%\panther フォルダにコピーされます。ただし、セットアップ プロセスの終了時に MAK は削除され、"SENSITIVE*DATA*DELETED" に置き換えられます。
オペレーティング システムのインストール後に MAK をインストールする
Windows Vista
と
Windows Server 2008
のボリューム
エディションは、コントロール
パネルの
[
システム
]
を使用するか
Slmgr.vbs
スクリプトを実行して、
MAK
ライセンス認証を使用するように構成できます。次の手順を完了するには、クライアント
コンピュータの管理者権限が必要です。いずれかの手順を完了すると、
MAK
クライアントは、スケジュールされている次の時間にインターネットによるライセンス認証を試行します。既定では、ライセンス認証が成功しなかった場合、コンピュータは
2
時間ごとに自動的に
MAK
ライセンス認証を試行します。ユーザーが管理者ではない場合でも、ライセンス認証は自動的に試行されます。
| MAK ライセンス認証を使用するようにコントロール パネルの [システム] で
クライアント コンピュータを構成するには
|
-
クライアント コンピュータにログオンします。
-
コントロール パネルの [システム] を開きます。これを行うには、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックし、[システム] をダブルクリックします。
-
または、[スタート] ボタンをクリックし、[コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
-
[Windows ライセンス認証] で [プロダクト キーの変更] をクリックします。
-
[ライセンス認証の手続きを行うためのプロダクト キーを変更してください] ダイアログ ボックスで、MAK を入力し、[次へ] をクリックします。
-
[システム] ウィンドウを閉じます。
|
図
1: [Windows
のライセンス認証
]
ダイアログ
ボックス
| スクリプトを使用してクライアント コンピュータを MAK ライセンス認証クライアントに
移行するには
|
-
クライアント コンピュータにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。 cscript \windows\system32\slmgr.vbs /ipk <マルチ ライセンス認証 キー>
|
MAK クライアントのライセンス認証を行う
MAK
ライセンス認証に移行したクライアントは、スケジュールされている次の時間にインターネットによるライセンス認証を試行します。今すぐ強制的にライセンス認証を行うには、コントロール
パネルの
[
システム
]
、インターネット、電話、または
Volume Activation Management Tool (
ボリューム
ライセンス認証管理ツール、
VAMT)
を使用します。
コンピュータのライセンス認証が完了していることを確認するには、コントロール
パネルの
[
システム
]
に
"Windows
はライセンス認証されています。
"
と表示されているかどうかを確認します。また、コマンド
プロンプトで
Slmgr.vbs /dli
を実行して、コンピュータのライセンス認証の状態を確認することもできます。
インターネットを使用して MAK クライアントのライセンス認証を行う
次の手順を完了するには、
MAK
クライアント
コンピュータの管理者権限が与えられており、
MAK
クライアント
コンピュータがインターネットにアクセスできる必要があります。
Windows
によって、ライセンス認証が成功したかどうかがが報告されます。ライセンス認証が失敗した場合は、ウィザードによって他の選択肢が提供されます。
| システムのプロパティを使用して手動で MAK クライアントのライセンス認証を行うには
|
-
MAK クライアントにログオンします。
-
コントロール パネルの [システム] を開きます。これを行うには、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックして、[システム] をダブルクリックします。
-
[今すぐ行う場合はここをクリックしてください] をクリックします。
|
| インターネットを使用して手動で MAK クライアントのライセンス認証を行うには
|
-
MAK クライアントにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで「Regedit.exe」と入力し、Enter キーを押します。
-
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。 cscript \windows\system32\slmgr.vbs /ato
-
スクリプトによって、ライセンス認証が成功したかどうかが結果コードと共に報告されます。
|
プロキシ サーバーを使用してライセンス認証を行う
プロキシ
サーバーがユーザーの認証を要求している場合、インターネットによるライセンス認証を完了できないことがあります。
Microsoft ISA Server
では、この設定は基本認証と呼ばれます。ライセンス認証要求ではユーザーの資格情報がプロキシ
サーバーに送信されないため、
ISA
などのプロキシ
サーバーでは基本認証を使用しないことをお勧めします。ただし、プロキシ
サーバーで基本認証またはそれに相当するメカニズムを使用する必要がある場合は、プロキシ認証の除外リストに次の
URL
を追加してください。
-
http://go.microsoft.com/*
-
https://sls.microsoft.com/*
-
https://sls.microsoft.com:443
-
http://crl.microsoft.com/pki/crl/products/MicrosoftRootAuthority.crl
-
http://crl.microsoft.com/pki/crl/products/MicrosoftProductSecureCommunications.crl
-
http://www.microsoft.com/pki/crl/products/MicrosoftProductSecureCommunications.crl
-
http://crl.microsoft.com/pki/crl/products/MicrosoftProductSecureServer.crl
-
http://www.microsoft.com/pki/crl/products/MicrosoftProductSecureServer.crl
電話を使用して MAK クライアントのライセンス認証を行う
組織のネットワークに接続されているが、インターネットに接続されていないコンピュータのライセンス認証を行うには、次の手順を実行します。ライセンス認証を頻繁に行う必要がある場合、または複数のコンピュータのライセンス認証を行う必要がある場合は、
Slmgr.vbs
スクリプトを使用して処理を自動化すると便利です。
| 電話を使用して手動で MAK クライアントのライセンス認証を行うには
|
-
MAK クライアントにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押して、インストール ID (IID) を取得します。 cscript \windows\system32\slmgr.vbs <コンピュータ名> <ユーザー名> <パスワード> /dli
-
[プロダクト キーの一部] で、MAK の末尾 5 文字が記載されているセクションをコピーします。このセクションには、電話によるライセンス認証に必要なプロダクト ID と IID も含まれています。
-
これら両方の値とコンピュータ名をテキスト ファイルに入力し、そのファイルを保存します。
-
必要に応じて、ライセンス認証コール センターの電話番号を確認します。その後、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。 slui.exe 4
-
お住まいの地域の自動電話システムに電話をかけます。自動音声による応答システムを使用して、ライセンス認証に必要な確認 ID (CID) を取得できます。入力を求められたら、対応する MAK クライアントの IID を入力します。
-
CID をインストールするには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。 cscript \windows\system32\slmgr.vbs <コンピュータ名> <ユーザー名> <パスワード> /atp <CID>
|
VAMT を使用して MAK クライアントのライセンス認証を行う
VAMT
を使用すると、ネットワークを経由した
MAK
の展開とライセンス認証を自動化できます。このツールでは、集中管理用コンソールを使用して
MAK
を配布します。
VAMT
では、現在のライセンス認証カウントが保持され、環境内で
MAK
ライセンス認証を使用するすべてのシステムのライセンス認証状況が一覧表示されます。
VAMT
は、
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=77533
(
英語
)
からダウンロードできます。このダウンロード
ファイルには、『
VAMT Step by Step Guide
』
(
英語
)
が含まれています。
図
2: Volume Activation Management Tool (VAMT)
ページのトップへ
MAK と Deployment Workbench を統合する
Microsoft Deployment
では、
Deployment Workbench
というツールも提供されます。このツールは、クライアント
コンピュータのセットアップ時に
Windows
インストール
ウィザードを実行して
MAK
を適用します。
KMS
ライセンス認証用に参照イメージを準備することもできますが、
KMS
インフラストラクチャが検出されなかった場合は、
MAK
ライセンス認証が行われます。自動化された
MAK
の適用は、コンピュータのイメージを作成した後に実行されます。
Imagex.exe
の使用方法については、『
Getting Started with the Windows Automated Installation Kit (Windows AIK)
』
(
英語
)
に記載されている、イメージの展開に関するセクションを参照してください。
再ライセンス認証
Windows Vista
と
Windows Server 2008
では、ログオン処理の一部として、コンピュータのハードウェア構成が確認されます。ハードウェア構成が大幅に異なることがオペレーティング
システムによって検出された場合、再ライセンス認証が必要になります。実際の重み係数としきい値は、発展を続けるコンピュータ
ハードウェア市場に対応するために、変更される場合があります。一般的に、
MAK
ライセンス認証を使用するコンピュータには、リテール
アクティベーションと同じ再ライセンス認証の規則が適用されます。一方、
KMS
ライセンス認証クライアントでは、ハード
ディスクの変更に重点を置いて再ライセンス認証の必要性が判断されます。
付録 1: ボリューム ライセンス クライアントの任意の構成
ボリューム
アクティベーション
2.0
では、一部の環境で機能する任意の構成がサポートされていますが、これらの大半はお勧めできません。この付録の手順を使用して行った変更を有効にするには、ソフトウェア
ライセンス
サービスを再起動する必要があります。
警告 :
このセクションには、レジストリの設定の変更手順が記載されています。レジストリ
エディタやその他の方法を使用して不適切にレジストリを変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング
システムの再インストールが必要になることもあります。マイクロソフトはこのような問題の解決を保証できません。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。
標準ユーザーによるライセンス認証を有効にする
管理者は、特定のレジストリ
キーを作成することによって、標準ユーザーが
MAK
を適用してコンピュータのライセンス認証を行うことを可能にすることができます。この手順を完了すると、管理者権限を使用しなくても製品のライセンス認証を行うことができるようになります。つまり、
KMS
クライアントを
MAK
ライセンス認証に切り替える、手動でコンピュータのライセンス認証を行う、既存の
MAK
を新しい
MAK
に置き換える
(
必要な場合
)
などの操作を標準ユーザーが実行できるようになります。ただし、コンピュータのセキュリティが低下するため、この手順を実行することはお勧めできません。
注 :
標準ユーザーが MAK キーまたは KMS キーをインストールしても、ProductID レジストリ値は更新されません。主にこの現象の影響を受けるのは、製品サポートです。マイクロソフト カスタマ サポート サービスでは、この問題を認識しています。
| 標準ユーザーによるライセンス認証を有効にするには
|
-
KMS ホストにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで「Regedit.exe」と入力し、Enter キーを押します。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SL に移動します。
-
ツリー ペインで、[SL] をクリックします。詳細ペインの任意の場所を右クリックし、[新規] をポイントし、[DWORD (32 ビット) 値] をクリックします。
-
新しい値の名前として「UserOperations」と入力し、Enter キーを押します。
-
作成した UserOperations を右クリックし、[修正] をクリックします。
-
[値のデータ] ボックスに「1」と入力し、[OK] をクリックします。
-
レジストリ エディタを終了します。
|
ライセンス認証通知を無効にする
お勧めはしませんが、管理者は、新しい値をレジストリに追加することで、ソフトウェア
ライセンスに関する通知を無効にすることができます。この値によって、吹き出し、ウィザード、タスク
ダイアログ
ボックスなど、ソフトウェア
ライセンスに関する通知がすべて無効になります。
| ライセンス認証通知を無効にするには
|
-
KMS ホストにログオンします。
-
管理者特権でコマンド プロンプトを開きます。これを行うには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] の順にクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
-
コマンド プロンプトで「Regedit.exe」と入力し、Enter キーを押します。
-
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SL\Activation に移動します。
-
ツリー ペインで、[Activation] をクリックします。詳細ペインの任意の場所を右クリックし、[新規] をポイントし、[DWORD (32 ビット) 値] をクリックします。
-
新しい値の名前として「NotificationDisabled」と入力し、Enter キーを押します。
-
作成した NotificationDisabled を右クリックし、[修正] をクリックします。
-
[値のデータ] ボックスに「1」と入力し、[OK] をクリックします。
-
レジストリ エディタを終了します。
|
付録 2: 無人セットアップ ファイルのサンプル
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<unattend xmlns="urn:schemas-microsoft-com:unattend">
<settings pass="windowsPE">
<component name="Microsoft-Windows-Setup" processorArchitecture="x86" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS" xmlns:wcm="http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<UserData>
<AcceptEula>true</AcceptEula>
</UserData>
</component>
</settings>
<settings pass="specialize">
<component name="Microsoft-Windows-Shell-Setup" processorArchitecture="x86" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS" xmlns:wcm="http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<ProductKey>MAK Product Key</ProductKey>
</component>
</settings>
<cpi:offlineImage cpi:source="" xmlns:cpi="urn:schemas-microsoft-com:cpi" />
</unattend>
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