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SharePoint Administration Toolkit をインストールする (Office SharePoint Server)

システム要件

SharePoint Administration Toolkit を使用するには、Microsoft Office SharePoint Server 2007 または Windows SharePoint Services 3.0 がインストールされ、2009 年 4 月の累積的な更新プログラムが適用されている必要があります。

  • 以前にインストールしたすべてのバージョンのツールキットをアンインストールしてから、最新バージョンにアップグレードする必要があります。詳細については、「SharePoint Administration Toolkit をアンインストールする (Office SharePoint Server)」を参照してください。

  • 各ツールをインストールするには、次のグループのメンバシップが必要です。

    • Batch Site Manager、Permissions Reporting Tool、UpdateAlertUpdateQuota、および UnlockFGPReport: ファーム管理者

    • User Profile Replication Engine と SPDiag: ローカル管理者

SharePoint 診断ツール (SPDiag) をインストールする場合は、このトピックの「SPDiag をインストールする」セクションを参照して、特定の要件を確認してください。

重要

場合によって、特定の操作が正常に動作するように、SharePoint Administration Toolkit をファーム内のすべてのサーバーにインストールする必要があります。たとえば、利用できる任意のサーバーで実行するタスクを作成できます。ただし、実行を選択したときに SharePoint Administration Toolkit がサーバーにインストールされていないと、新しく作成されたタイマ ジョブは、%COMMOMPROGRAMFILES%\Microsoft Shared\web server extensions\12\Logs にログ ファイルを出力して失敗します。このログには、次の 2 つのメッセージが含まれます。

  • このコンピュータで、種類 Microsoft.Office.Server.ESCM.ESCMStatsCollectionJob, Microsoft.Office.Server.ESCM, Version=12.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=<ランダムなトークン番号> のオブジェクトを逆シリアル化できません。通常、これは、この種類を含むアセンブリがこのコンピュータにインストールされていない場合に発生します。この場合、このメッセージを無視してもかまいません。それ以外の場合は、このコンピュータの .NET Framework で検出される場所にアセンブリをインストールする必要があります。

  • このコンピュータで、種類 Microsoft.Office.Server.ESCM.ESCMPersistedObject, Microsoft.Office.Server.ESCM, Version=12.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=<ランダムなトークン番号> のオブジェクトを逆シリアル化できません。通常、これは、この種類を含むアセンブリがこのコンピュータにインストールされていない場合に発生します。この場合、このメッセージを無視してもかまいません。それ以外の場合は、このコンピュータの .NET Framework で検出される場所にアセンブリをインストールする必要があります。

重要

Windows Server 2008 ベースのコンピュータで User Profile Replication Engine ツールを実行し、ユーザー アクセス制御 (UAC) を有効にするには、このアプリケーションのアクセス許可を "管理者として実行" に昇格する必要があります。ユーザー アクセス制御の詳細については、「Windows ユーザー アカウント制御手順ガイド」を参照してください。

SharePoint Administration Toolkit をインストールするには

  1. Microsoft SharePoint Administration Toolkit v3.0 x86 (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=141504&clcid=0x411) または「Microsoft SharePoint Administration Toolkit v3.0 x64 (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=142035&clcid=0x411) のどちらかのページで、[Download] ボタンをクリックして MicrosoftSharepointAdministrationToolkit.exe ファイルをダウンロードし、ハード ディスクに保存します。

  2. ハード ディスク上の MicrosoftSharepointAdministrationToolkit.exe プログラム ファイルをダブルクリックし、セットアップ プログラムを開始します。

  3. マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項に同意した後、[Next] をクリックします。

  4. インストールするツールを選択します。インストールするツールのアイコンをクリックし、一番上のオプション ([This feature will be installed on local hard drive]) をクリックします。

  5. 既定のインストール フォルダの場所は C:\Program Files\Microsoft\SPAdministrationToolkit です。このフォルダの場所を変更する場合は、[Browse] をクリックします。場所を選択した後、[OK] をクリックし、[Next] をクリックします。

  6. インストールを完了するには、[Finish] をクリックします。

SharePoint Administration Toolkit インストーラでは、Batch Site Manager と Permissions Reporting Tool のソリューション ファイルがインストールされますが、これらの機能は SharePoint ファームに展開されません。ツールキットをインストールした後に、次の手順を使用して、これらの機能の展開とアクティブ化ができます。

Batch Site Manager 機能の展開とアクティブ化を行うには

  1. コマンド プロンプトで、stsadm.exe –o addsolution –filename “C:\Program Files\Microsoft\SPAdministrationToolkit\BatchSiteManagerSolution\BatchSiteManager.wsp” を実行し、ソリューション ファイルをファームのソリューション ストアに追加します。

  2. stsadm.exe –o deploysolution –name BatchSiteManager.wsp –immediate -allowgacdeployment を実行し、ソリューションをファームに展開します。

  3. stsadm.exe –o activatefeature –name BatchSiteManagerLinks を実行し、機能をアクティブ化します。

Permissions Reporting Tool 機能の展開とアクティブ化を行うには

  1. コマンド プロンプトで、stsadm.exe –o addsolution –filename “C:\Program Files\Microsoft\SPAdministrationToolkit\PermissionReportingSolution\PermissionReporting.wsp” を実行し、ソリューション ファイルをファームのソリューション ストアに追加します。

  2. stsadm.exe –o deploysolution –name PermissionReporting.wsp –immediate -allowgacdeployment を実行し、ソリューションをファームに展開します。

  3. stsadm.exe –o activatefeature –name PermissionReporting を実行し、機能をアクティブ化します。

注意

Batch Site Manager または Permissions Reporting Tool 機能を展開すると、いくつかのタイマ ジョブが開始します。タイマ ジョブは、機能が使用可能になる前に完了する必要があります。タイマ ジョブのプロセスは、サーバーの全体管理のコンソールの [ジョブの状態/定義] 一覧と [ソリューション管理] で監視できます。

SPDiag をインストールする

SPDiag は、SharePoint ファームの任意のコンピュータにインストールできます。最適なパフォーマンスを得るには、リソース配分状況が最も少ないファーム サーバーに SPDiag をインストールします。たとえば、サーバーの全体管理専用の Web サーバーが最適なホストとなります。

パフォーマンス カウンタのデータを収集するためには, .NET Framework 3.5 を SPDiag ホスト コンピュータにインストールする必要があります。パフォーマンス カウンタのデータを表示するためには、Microsoft Chart Controls for the .NET Framework 3.5 もインストールする必要があります。

.NET Framework 3.5 をダウンロードするには、「Microsoft .NET Framework 3.5」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=141508&clcid=0x411) を参照してください。

Microsoft Chart Controls をダウンロードするには、「Microsoft Chart Controls for Microsoft .NET Framework 3.5」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=141512&clcid=0x411) を参照してください。

注意

SPDiag はオンライン モードまたはオフライン モードで使用できます。オンライン モードでは、トラブルシューティングを行うファームに属している Web サーバーに SPDiag をインストールします。これにより、SPDiag はファームに接続し、データを収集できます。ファームの一部でないコンピュータに SPDiag をインストールするオフライン モードでは、SPDiag を使用して、既存の SPDiag プロジェクトを確認できます。SPDiag version 2 では、ログ ファイルをファームからインポートできますが、データをファームから直接収集できません。

注意

SPDiag を使用すると、プロジェクト データベースのホストに使用されるデータベース サーバーで、非常に多くのネットワーク帯域幅とその他のリソースが消費されることがあります。プロジェクトのデータベース サーバーと、そのサーバーとファーム間のネットワークの両方に、SPDiag を実行するために利用できる適切なリソースがあることを確認してください。

SPDiag が、ホスト コンピュータの多くのリソースを消費することはありません。

SPDiag の既定のインストール ディレクトリは C:\Program Files\Microsoft\SPAdministrationToolkit\SharePoint Diagnostics です。

関連項目

概念

SharePoint Administration Toolkit をアンインストールする (Office SharePoint Server)
MSI のスイッチと引数 (Office SharePoint Server)