SharePoint 2010 Administration Toolkit (SharePoint Server 2010)

 

適用先: SharePoint Server 2010

トピックの最終更新日: 2016-11-30

ここでは、2011 年 4 月にリリースされた SharePoint Administration Toolkit Version 2.0 に関するファーム管理者向けの情報について説明します。このリリースには以下の機能が含まれます。

  • Load Testing Kit。Microsoft Office SharePoint Server 2007 の IIS ログを基にして Visual Studio Team System 2008 (VSTS) ロード テストを生成します。VSTS ロード テストを使用すると、容量計画作業またはアップグレード前のストレス テストの一部として、Microsoft SharePoint Server 2010 に対する人工的な負荷を生成できます。

  • セキュリティの構成ウィザード (SCW) マニフェスト。SharePoint 2010 製品用のロールを Windows Server 2008 Service Pack 2 または Windows Server 2008 R2 に追加します。

  • User Profile Replication Engine。Office SharePoint Server 2007 の共有サービス プロバイダー (SSP) と SharePoint Server 2010 の User Profile Service アプリケーションの間でユーザー プロファイルとソーシャル データをレプリケートする機能を共有サービス管理者に提供します。

    注意

    このツールは SharePoint Foundation 2010 ではサポートされていません。

  • Microsoft SharePoint Server 2010 用 Content Management Interoperability Services (CMIS) コネクタ。この機能を使用すると、SharePoint ユーザーは、CMIS 標準を実装している任意のリポジトリに格納されているコンテンツを操作でき、CMIS 標準を実装している任意のアプリケーションで SharePoint 2010 のコンテンツを使用できるようにすることができます。

    注意

    この機能は SharePoint Foundation 2010 ではサポートされていません。

  • SharePoint Administration Toolkit 2.0 で新しくなった SharePoint Diagnostic Studio 2010 (SPDiag 3.0)。SharePoint 管理者は、統一インターフェイスを使用して、ファームから関連情報を収集し、意味のある方法で結果を表示し、パフォーマンスに関する問題を特定し、収集されたデータとレポートを Microsoft サポート担当者による分析のために共有またはエクスポートできます。

ツールキット全体をインストールする場合、SharePoint Administration Toolkit のインストーラー /quiet スイッチを使用したサイレント インストールの使用をサポートします。一方、部分的なインストールをスクリプトにする場合は、次のコマンドを使用して SharePoint2010AdministrationToolkit.exe ファイルから Spat.msi を抽出する必要があります。

SharePoint2010AdministrationToolkit.exe /extract:<パス>

<パス> は、抽出されたファイルを格納する場所です。

インストール パッケージは、カスタマイズおよび選択できます。つまり、ユーザーは各ツールをインストールするかしないかを制御でき、すべてのツールについてカスタム インストール フォルダーを指定できます。

このツールキットをダウンロードするには、「Microsoft SharePoint 2010 Administration Toolkit (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=196866&clcid=0x411) (英語) を参照してください。

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