イベント ID 3353 (Windows SharePoint Services 正常性モデル)

エラー

Web サイトをバックアップすると、サイトのコンテンツ データベース (サイト内の全ページ、ドキュメント ライブラリ内のファイル、リストに添付されているファイル、セキュリティと権限の設定、機能の設定など) がバックアップされます。 バックアップ処理を実行すると、これらのデータすべてを含む 1 つのファイルが作成されます。 復元処理では、このファイルを使用してサイトのコンテンツ データベースが復元されます。バックアップと復元の詳細については、TechNet の「Windows SharePoint Services 3.0 テクノロジのバックアップと復旧を管理する」(https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc288019.aspx) を参照してください。

イベントの詳細

Product:

Windows SharePoint Services

ID:

3353

Source:

Windows SharePoint Services 3

Version:

12.0

Symbolic Name:

ULSEvtTag_3353

Message:

バックアップ エラー : %1 に対する適切な権限がありません。

解決

十分なアクセス許可を割り当てる

使用されているアカウントにバックアップ共有に対する十分なアクセス許可がないので、Windows SharePoint Services 3.0 でバックアップを完了できませんでした。バックアップを実行するには、個別のログオンとして行うか、または Windows SharePoint Services Timer (SPTimer) サービスを使用する必要があります。

アクセス許可を修正し、再度バックアップ操作を試行します。

ファイル共有許可、および NTFS アクセス許可では、次のアカウントに変更および読み取りアクセス許可が付与されます。

  • SQL Server (MSSQLServer) サービスが使用するアカウント。

  • サーバー管理またはタイマ ジョブを使用してバックアップを実行する場合の Windows SharePoint のサーバー管理のアプリケーション プールのアカウント。

  • Stsadm コマンドライン ツールを使用してバックアップを手動で実行する場合にログオンするアカウント。

  • タイマ ジョブでバックアップを実行する場合、バックアップ操作を実行する側のコンピュータにもアクセス許可が付与されている必要があります。<ドメイン>\<共有名>$ の形式を使用して、ファイル共有へのアクセス許可をコンピュータに付与することができます。たとえば、"Contoso\WSSBackups$"のようにします。

    注意

    リモート ファイル共有をバックアップする場合は、ローカル システム アカウントではなく、ドメイン アカウントを使用する必要があります。これらの作業を実行するには、共有への変更アクセス許可が必要です。

確認

バックアップが正常に完了できることを確認します。このタスクを実行するには、SharePoint Administrators グループのメンバである必要があります。

バックアップが正常に完了できるかどうかを確認するには

  1. 重要 : 対象の場所のドライブに、バックアップのための空き容量が十分にあることを確認してください。

  2. サーバーの全体管理の左側のナビゲーション ウィンドウで、[サーバー構成の管理] をクリックします。

  3. [サーバー構成の管理] ページの [バックアップと復元] セクションで、[バックアップの実行] をクリックします。

  4. [バックアップするコンポーネントの選択] ページで、ファームや個別のサイトなど、バックアップするコンポーネントを選択します。バックアップ ジョブをテストするには、サイトまたはより小さいコンポーネントを選択します。

  5. バックアップするコンポーネントをすべて選択したら、[バックアップ オプション] をクリックします。

  6. [バックアップの開始] ページの [バックアップ ファイルの場所] セクションで、バックアップ フォルダの UNC パスを入力します。

  7. [OK] をクリックします。

  8. [更新] をクリックすると、バックアップの状態を示すページでバックアップ ジョブの状態を確認できます。 ページは 30 秒ごとに自動的に更新されます。 バックアップと復元は Timer Service ジョブなので、バックアップが開始されるまでに数秒かかる場合があります。

  9. エラーが表示された場合は、前に指定した UNC パスにある spbackup.log ファイルを表示すると、詳細情報を確認できます。

ログ ファイル フォルダの場所を検出するには

  1. サーバーの全体管理の左側のナビゲーション ウィンドウで、[サーバー構成の管理] をクリックします。

  2. [ログおよびレポートの作成] セクションで、[診断ログ] をクリックします。

  3. [診断ログ] ページの [トレース ログ] セクションで、[パス] ボックスにログ ファイルのパスが表示されます。

関連する管理情報

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