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optimize for ad hoc workloads オプション

optimize for ad hoc workloads オプションを使用すると、1 回のみ使用するアドホック バッチが多数含まれているワークロードのプラン キャッシュの効率を高めることができます。このオプションを 1 に設定すると、データベース エンジンでは、バッチが初めてコンパイルされるときに、完全なコンパイル済みプランではなく、コンパイル済みプランの小さいスタブをプラン キャッシュに格納します。これにより、再利用されないコンパイル済みプランでプラン キャッシュがいっぱいにならないようにして、メモリの負荷を下げることができます。

コンパイル済みプランのスタブを使用すると、データベース エンジンは、このアドホック バッチが既にコンパイルされているが、コンパイル済みプランのスタブしか格納していないと認識します。そのため、このバッチが再度呼び出される (コンパイルまたは実行される) と、データベース エンジンでは、バッチがコンパイルされ、コンパイル済みプランのスタブがプラン キャッシュから削除され、完全なコンパイル済みプランがプラン キャッシュに追加されます。

optimize for ad hoc workloads を 1 に設定すると、新しいプランのみに影響します。プラン キャッシュ内の既存のプランには影響しません。

コンパイル済みプランのスタブは、sys.dm_exec_cached_plans カタログ ビューによって表示される cacheobjtype の 1 つです。これには、一意の SQL ハンドルとプラン ハンドルが含まれています。コンパイル済みプランのスタブには、関連付けられた実行プランがないため、プラン ハンドルに対してクエリを実行しても、XML プラン表示は返されません。