Web サイトの削除イベントを使用してコンテンツを取得および復元する (Windows SharePoint Server 3.0)

サイトが削除されるとき、SharePoint 製品とテクノロジで Web Delete イベントが生成されます。 Microsoft IT (MSIT) は、Web Delete イベントからの内容を検出およびキャプチャするための Microsoft IT Site Delete Capture Feature 1.0 を開発しました。 Web Delete イベントが検出されると、サイトはこの機能によってファイル共有にアーカイブされてから、構成データベースとコンテンツ データベースから削除されます。 削除されたサイトは、指定したバックアップ ディレクトリに .bak ファイルとして保存されます。 その後、restore Stsadm 操作を使用してサイトを復元できます。 サイトがアーカイブされ削除されるとき、またはサイトがアーカイブできなかった場合に、電子メール メッセージを送信するように機能を構成できます。 Microsoft IT Site Delete Capture Feature 1.0 は、「SharePoint Governance and Manageability (英語)」から入手できます。

このツールは SharePoint 製品とテクノロジの一部ではなく、更新されない可能性があります。 このツールは、サポートされる Microsoft テクノロジを使用していますが、Microsoft がサポートするものではありません。

Web Delete イベントを使用してサイト コンテンツをキャプチャする

次の手順を実行して、SharePoint 製品とテクノロジのコンテンツをキャプチャできます。

重要

この手順を完了するには、Farm Administrators SharePoint グループ、およびローカル コンピュータの Administrators グループのメンバシップが最低限必要です。

次の手順を使用して、保護する各 Web サーバー上に Microsoft IT Site Delete Capture Feature 1.0 をセットアップします。

Microsoft IT Site Delete Capture Feature 1.0 をセットアップする

  1. CodePlex site (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=92875&clcid=0x411) にアクセスして、Microsoft IT Site Delete Capture Feature 1.0 (Package).zip ファイルをダウンロードします。

  2. ファイルを展開して、MSITSiteFeature、MSITDeleteFeature、MSITSiteFeatureStapling、および MSITDeleteFeatureStapling の各機能のフォルダを %COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft Shared\Web server extensions\12\TEMPLATE\FEATURES フォルダにコピーします。

  3. MS.IT.SiteDeleteCapture.dll ファイルを C:\Windows\assembly フォルダにコピーします。

  4. Messages.xml ファイルを %COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft shared\Web server extensions\12\TEMPLATE\LAYOUTS\1033 フォルダにコピーします。

    注意

    複数の言語パックがサーバー ファームにインストールされている場合、%COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft shared\Web server extensions\12\TEMPLATE\LAYOUTS フォルダ内の各ローカル ID ディレクトリに Messages.xml ファイルをコピーする必要があります。

  5. SharePoint 製品とテクノロジがインストールされたドライブで、コマンド プロンプト ウィンドウを開き、%COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft Shared\Web server extensions\12\Bin に移動します。

  6. 次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
    stsadm -o installfeature -name MSITSiteFeature

  7. 次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
    stsadm -o installfeature -name MSITSiteFeatureStapling

  8. 次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
    stsadm -o installfeature -name MSITDeleteFeature

  9. 次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
    stsadm -o installfeature -name MSITDeleteFeatureStapling

    詳細については、「Installfeature : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)」を参照してください。

  10. テキスト エディタを使用して、%COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft shared\Web server extensions\12\TEMPLATE\FEATURES\MSITDeleteFeature\ConfigurationForReceiverDLL.xml ファイルを開きます。

  11. [backupFolder] ノードの下に、バックアップ フォルダの場所の値を指定して、ファイルを保存して閉じます。

  12. SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [アプリケーション構成の管理] タブにある [SharePoint Web アプリケーション構成の管理] セクションで、[Web アプリケーション機能の管理] をクリックします。

  13. [Web アプリケーション機能の管理] ページで、[Microsoft IT Site Delete Capture Feature 1.0] の横にある [アクティブ化] ボタンをクリックします。 Microsoft IT Site Delete Capture Feature 1.0 のインストールおよび構成の詳細については、インストール ファイルに含まれている Microsoft IT Site Delete Capture Feature 1.0 のドキュメントを参照してください。

コンテンツを復元する

次の手順を使用して、削除されていて、Microsoft IT Site Delete Capture Feature 1.0 でキャプチャされたサイト コンテンツを復元します。

重要

次の手順を完了するには、Farm Administrators SharePoint グループのメンバシップが最低限必要です。

Site Delete Capture からコンテンツを復元する

  1. 復元するサイトの URL、および目的のコンテンツを含むバックアップ ファイル (.bak) の名前を書き留めておきます。 削除された同じ場所にサイトを復元する必要はありません。

  2. SharePoint 製品とテクノロジがインストールされたドライブで、コマンド プロンプト ウィンドウを開き、%COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft shared\Web server extensions\12\Bin に移動します。

  3. 以下のコマンドを入力して Enter キーを押します。

    stsadm -o restore -url <目的の復元場所> -filename <バックアップ ファイルのパスとファイル名>
    バックアップ ファイルへのパスを指定するとき、ローカル パスまたは汎用名前付け規則 (UNC) パスのどちらかを使用できます。

    詳細については、「Restore: Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)」を参照してください。

関連項目

概念

他の方法でコンテンツをバックアップおよび復元する (Windows SharePoint Server 3.0)
SharePoint Designer を使用してコンテンツをキャプチャおよび復元する (Windows SharePoint Server 3.0)
Stsadm のインポート操作およびエクスポート操作を使用してコンテンツをアーカイブおよび取得する (Windows SharePoint Server 3.0)
データベース スナップショットを使用してサイトのバージョンをアーカイブする (Windows SharePoint Server 3.0)