レプリカ モードでの実行

レプリカ モードで実行している WSUS サーバーは、管理サーバーで作成された更新プログラムの承認とコンピュータ グループを継承します。レプリカ モードを使用するシナリオでは、通常、1 台の管理サーバーと、サイトや組織の構造に基づいて組織全体に分散した 1 つまたは複数の下位のレプリカ WSUS サーバーがあります。管理サーバー上で更新プログラムを承認し、コンピュータ グループを作成すると、レプリカ モードのサーバーがミラー化を実行します。レプリカ モードのサーバーは WSUS のセットアップ時にのみセットアップできます。このシナリオを実装すると、組織で更新プログラムの承認とコンピュータ グループを集中管理することが重要になる可能性があります。

WSUS サーバーをレプリカ モードで実行している場合、限られた管理機能しかサーバー上で実行できません。主に次のような機能があります。

  • コンピュータ グループからのコンピュータの追加と削除

  • コンピュータ グループのメンバシップはレプリカ サーバーではなく、コンピュータ グループ自体にのみ配布されます。このため、レプリカ モードのサーバーでは、管理サーバーで作成したコンピュータ グループを継承します。ただし、コンピュータ グループは空です。次に、レプリカ サーバーに接続するクライアント コンピュータをコンピュータ グループに割り当てる必要があります。

  • 同期スケジュールの設定

  • プロキシ サーバー設定の指定

  • 更新元の指定

    • これには、管理サーバー以外のサーバーを指定できます。
  • 利用可能な更新プログラムの表示

  • 更新、同期、およびコンピュータの状態の監視とサーバー上の WSUS 設定の監視

    • レプリカ モードのサーバーでは、標準の WSUS レポートをすべて使用できます。

レプリカ モードでのセットアップと実行の詳細については、Microsoft Windows Server Update Services 展開ガイド (https://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/windowsserver2003/library/wsus/wsusdeploymentguidetc/ace052df-74e7-4d6a-b5d4-f7911bb06b40.mspx) を参照してください。

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