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Hyper-V ファースト ステップ ガイド

更新日: 2009年7月

適用対象: Windows Server 2008

Hyper-V は、Windows Server® 2008 の役割の 1 つで、仮想化されたサーバー コンピューティング環境の作成に使用できるツールとサービスを提供します。この種類の環境は、仮想マシンを作成および管理できるため便利です。仮想マシンでは、1 台の物理コンピューター上で複数のオペレーティング システムを実行し、オペレーティング システムを相互に分離できます。このガイドでは、Hyper-V の役割のインストール方法と仮想マシンの構成方法について説明します。

noteメモ
Hyper-V の使用方法の詳細については、Hyper-V の初期セットアップから一般的なシナリオまでのチュートリアルを参照してください。このチュートリアルでは、複数の仮想マシンの作成や簡単にロールバックできる一時的な変更の実行を容易にする機能の使用方法について説明しています。

このガイドの内容

Hyper-V の要件

Hyper-V には特定の要件があります。Hyper-V には、x64 ベースのプロセッサ、ハードウェア ベースの仮想化、およびハードウェアによるデータ実行防止 (DEP) が必要です。Hyper-V は x64 ベースのバージョンの Windows Server 2008 で使用できます。具体的には、x64 ベースのバージョンの Windows Server 2008 Standard、Windows Server 2008 Enterprise、および Windows Server 2008 Datacenter で使用できます。要件の詳細については、「Hyper-V をインストールするための前提条件」(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=122183) を参照してください。

既知の問題

リリース ノートに既知の問題が記載されています。Hyper-V をインストールする前に、リリース ノートを確認することをお勧めします。

Hyper-V のリリース ノートをダウンロードするには、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=98821 を参照してください。また、Windows Server 2008 テクニカル ライブラリ (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=102060) でもリリース ノートを参照できます。

手順 1:Hyper-V をインストールする

noteメモ
コンピューターで Windows Server 2008 を実行している場合は、Hyper-V をインストールする前に、リリース バージョンの Hyper-V でコンピューターが更新されていることを確認します。コンピューターで Windows Server 2008 R2 を実行している場合は、この手順は省略してください。

リリース バージョン (RTM) の Windows Server 2008 には、プレリリース バージョンの Hyper-V が付属しています。リリース バージョンの Hyper-V は、Windows Update を通じて推奨される更新プログラム (「Windows Server 2008 x64 Edition 用の Hyper-V 更新プログラム (KB950050)」) として提供されています。この更新プログラムは、Microsoft ダウンロード センターからも入手できます。この更新プログラムをダウンロードするには、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=123539 を参照してください。この更新プログラムがコンピューターに適用されているかどうかを確認するには、次のいずれかの操作を行います。

  • Windows Server 2008 のフル インストールでは、[スタート] ボタンをクリックし、[Windows Update]、[更新履歴の表示]、[インストールされた更新プログラム] の順にクリックします。

  • Server Core インストールでは、コマンド プロンプトで次のように入力します。

    wmic qfe list

    kbid=950050 という番号の更新プログラムを探します。この番号が表示されていれば、Hyper-V の更新プログラムがインストールされています。

Hyper-V は、フル インストールにインストールすることも、Server Core インストールにインストールすることもできます。フル インストールに Hyper-V をインストールする場合は、以下で説明する手順に従って、サーバー マネージャを使用してインストールできます。Server Core インストールにインストールする場合は、コマンド プロンプトからインストールを実行する必要があります。次のコマンドを実行します。

Start /w ocsetup Microsoft-Hyper-V

noteメモ
Server Core インストールの Hyper-V を管理する場合、Hyper-V 管理ツールを使用してリモートでサーバーを管理できます。管理ツールは、Windows Server 2008 および Windows Vista Service Pack 1 に対応しています。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の記事 950050 (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=122188) および 952627 (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=122189) を参照してください。

Windows Server 2008 のフル インストールに Hyper-V をインストールするには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[サーバー マネージャー] をクリックします。

  2. サーバー マネージャーのメイン ウィンドウで、[役割の概要] の [役割の追加] をクリックします。

  3. [サーバーの役割の選択] ページで、[Hyper-V] をクリックします。

  4. 仮想マシンでネットワーク接続を使用する場合は、[仮想ネットワークの作成] ページで、ネットワーク アダプターを 1 つ以上クリックします。

  5. [インストール オプションの確認] ページで、[インストール] をクリックします。

  6. インストールを完了するには、コンピューターを再起動する必要があります。[閉じる] をクリックしてウィザードを終了した後、[はい] をクリックしてコンピューターを再起動します。

  7. コンピューターを再起動したら、役割のインストールに使用したものと同じアカウントを使用してログオンします。構成の再開ウィザードでインストールが完了したら、[閉じる] をクリックしてウィザードを終了します。

手順 2: 仮想マシンを作成してセットアップする

Hyper-V のインストールが完了したら、仮想マシンを作成し、仮想マシンのオペレーティング システムをセットアップできます。

仮想マシンを作成する前に、次の点を確認しておくことをお勧めします。仮想マシンの新規作成ウィザードを使用して仮想マシンを作成する際に、これらの情報が必要になります。

  • 仮想マシンにインストールするオペレーティング システム用のインストール メディアがあるかどうか。物理メディア、リモート イメージ サーバー、または .ISO ファイルを使用できます。使用する方法によって仮想マシンの構成方法が決まります。

  • 仮想マシンに割り当てるメモリの量。

  • 仮想マシンの格納場所と名前。

仮想マシンを作成してセットアップするには

  1. Hyper-V マネージャーを開きます。[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[Hyper-V マネージャー] をクリックします。

  2. [操作] ウィンドウの [新規] をクリックし、[仮想マシン] をクリックします。

  3. 仮想マシンの新規作成ウィザードで、[次へ] をクリックします。

  4. [名前と場所の指定] ページで、仮想マシンの名前と格納場所を指定します。

  5. [メモリ] ページで、仮想マシンで使用するゲスト オペレーティング システムを実行するための十分なメモリを指定します。

  6. この時点でネットワーク接続を確立する場合は、[ネットワーク] ページで、ネットワーク アダプターを既存の仮想ネットワークに接続します。

    リモート イメージ サーバーを使用してテスト用の仮想マシンにオペレーティング システムをインストールする場合は、外部ネットワークを選択します。

  7. [仮想ハード ディスクの接続] ページで、名前、場所、およびサイズを指定して、オペレーティング システムをインストールする仮想ハード ディスクを作成します。

  8. [インストール オプション] ページで、オペレーティング システムのインストールに使用する方法を選択します。

    • [ブート CD/DVD-ROM からオペレーティング システムをインストールする]。物理メディアまたはイメージ ファイル (.iso ファイル) のいずれかを使用できます。

    • [ブート フロッピー ディスクからオペレーティング システムをインストールする]。

    • [ネットワーク ベースのインストール サーバーからオペレーティング システムをインストールする]。このオプションを使用するには、レガシ ネットワーク アダプターを使用して外部仮想ネットワークに接続するように仮想マシンを構成する必要があります。イメージ サーバーと同じネットワークにアクセスできる外部仮想ネットワークに接続する必要があります。

  9. [完了] をクリックします。

仮想マシンの作成が完了したら、仮想マシンを起動し、オペレーティング システムをインストールできます。

手順 3:ゲスト オペレーティング システムと統合サービスをインストールする

最後に、仮想マシンに接続してオペレーティング システムをセットアップします。このオペレーティング システムのことをゲスト オペレーティング システムと呼びます。セットアップの一環として、仮想化サーバーと仮想マシンとの統合性を向上するソフトウェア パッケージをインストールします。

この手順の説明は、次の前提に基づいています。

  • 仮想マシンの作成時にインストール メディアの場所が指定されている。

  • インストールするオペレーティング システムが統合サービスに対応している。Windows 2008 の Hyper-V の該当するオペレーティング システムの一覧については、XX を参照してください。Windows 2008 R2 の Hyper-V の該当するオペレーティング システムの一覧については、YY を参照してください。

ゲスト オペレーティング システムと統合サービスをインストールするには

  1. 結果ウィンドウの [仮想マシン] セクションで、手順 2 で作成した仮想マシンの名前を右クリックし、[接続] をクリックします。仮想マシン接続ツールが起動します。

  2. [仮想マシン接続] ウィンドウの [操作] メニューで、[開始] をクリックします。

  3. インストールを実行します。

    • プロセスを完了するために入力操作が必要になった場合は、マウス カーソルをセットアップ ウィンドウのイメージ上へ移動します。マウス ポインターが小さな点に変わったら、仮想マシン ウィンドウ内をクリックします。この操作によってマウスが "キャプチャ" され、キーボードとマウスの入力内容が仮想マシンに転送されます。転送先を物理コンピューターに戻すには、Ctrl キーと Alt キーを押しながら左方向キーを押した後、マウス ポインターを仮想マシン ウィンドウの外に移動します。

    • オペレーティング システムのセットアップが完了したら、統合サービスをインストールできます。[仮想マシン接続] の [操作] メニューで、[統合サービス セットアップ ディスクの挿入] をクリックします。Windows オペレーティング システムの場合、インストールを開始するには、新しいハードウェアの検出ウィザードを閉じる必要があります。自動実行によってインストールが自動的に開始されない場合は、手動でインストールを開始できます。ゲスト オペレーティング システム ウィンドウ内の任意の場所をクリックし、CD ドライブに移動します。ゲスト オペレーティング システムに適した方法を使用して、CD ドライブからインストール パッケージを開始します。

セットアップと統合サービスのインストールが完了すると、仮想マシンを使用できるようになります。仮想マシンの設定を確認して、仮想マシンに対して構成されている仮想ハードウェアを表示したり変更したりできます。[仮想マシン] ウィンドウで、手順 3 で作成した仮想マシンの名前を右クリックし、[設定] をクリックします。[設定] ウィンドウで、表示または変更するハードウェアの名前をクリックします。詳細については、「仮想マシンを構成する」(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=122190) を参照してください。

手順 4:仮想ネットワークを構成する

Hyper-V を実行しているサーバー上に仮想ネットワークを作成して、仮想マシンおよび仮想化サーバー用のさまざまなネットワーク トポロジを定義することができます。仮想ネットワークは 3 種類あります。仮想マシン間の通信のみが可能なプライベート ネットワーク、仮想化サーバーと仮想マシンの間の通信が可能な内部ネットワーク、仮想化サーバーで物理ネットワーク アダプターへの関連付けを作成することで仮想マシンと物理ネットワークの間の通信が可能な外部ネットワークの 3 つです。

次の手順では、仮想ネットワークを構成する基本的な方法を説明しています。仮想ネットワークの設計と展開の詳細については、Windows Server 2008 TechCenter にある Hyper-V の展開に関するページ (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=108560) を参照してください。

仮想ネットワークを作成するには

  1. Hyper-V マネージャーを開きます。

  2. [操作] メニューの [仮想ネットワーク マネージャー] をクリックします。

  3. [仮想ネットワークの作成] で、作成するネットワークの種類を選択します。ネットワークの種類は、[外部]、[内部]、および [プライベート] です。外部ネットワークを作成する場合は、この後の「その他の考慮事項」を参照してください。

  4. [追加] をクリックします。[新しい仮想ネットワーク] ページが表示されます。

  5. 新しいネットワークの名前を入力します。その他のプロパティを確認し、必要に応じて変更します。

    noteメモ
    仮想 LAN ID を使用して、ネットワーク トラフィックを分離することができます。ただし、この種類の構成が物理ネットワーク アダプターでサポートされている必要があります。仮想 LAN ID の構成の詳細については、Windows Server 2008 TechCenter にある Hyper-V の展開に関するページ (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=108560) を参照してください。

  6. 仮想ネットワークを作成し、仮想ネットワーク マネージャーを閉じる場合は、[OK] をクリックします。仮想ネットワークを作成し、引き続き仮想ネットワーク マネージャーを使用する場合は、[適用] をクリックします。

仮想マシンにネットワーク アダプターを追加するには

  1. Hyper-V マネージャーを開きます。[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[Hyper-V マネージャー] をクリックします。

  2. 結果ウィンドウの [仮想マシン] で、構成する仮想マシンを選択します。

  3. [操作] ウィンドウで、仮想マシン名の下の [設定] をクリックします。

  4. ナビゲーション ウィンドウで、[ハードウェアの追加] をクリックします。

  5. [ハードウェアの追加] ページで、ネットワーク アダプターまたはレガシ ネットワーク アダプターを選択します。ネットワーク アダプターは、仮想マシンを停止しているときしか追加できません。各種アダプターの詳細については、この後の「その他の考慮事項」を参照してください。

  6. [追加] をクリックします。[ネットワーク アダプター] ページまたは [レガシ ネットワーク アダプター] ページが表示されます。

  7. [ネットワーク] で、接続先の仮想ネットワークを選択します。

  8. 静的 MAC アドレスまたは仮想 LAN ID を構成する場合は、使用するアドレスまたは ID を指定します。

  9. [OK] をクリックします。

その他の考慮事項

  • 既定では、この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーシップ、またはそれと同等のメンバーシップが最低限必要です。ただし、管理者が承認マネージャーを使用して承認ポリシーを変更すれば、ユーザーまたはユーザー グループがこの手順を実行できるようになります。

  • レガシ ネットワーク アダプターは、ドライバーがほとんどのオペレーティング システムで既に使用できるため、仮想マシン ドライバーをインストールしなくても動作します。レガシ ネットワーク アダプターは、物理ネットワーク アダプターであるマルチポートの DEC 21140 10/100TX 100 MB をエミュレートします。また、レガシ ネットワーク アダプターは、Pre-Boot Execution Environment (PXE) で起動する機能を含むので、ネットワークベースのインストールもサポートします。レガシ ネットワーク アダプターは、Windows Server 2003 の 64 ビット エディションまたは Windows XP Professional x64 Edition ではサポートされていません。

  • 外部仮想ネットワークを作成すると、物理ネットワーク アダプターのネットワークの構成に影響します。インストール後、管理オペレーティング システム (Hyper-V の役割を実行するオペレーティング システム) では、仮想ネットワーク アダプターを使用して物理ネットワークに接続します。管理オペレーティング システムで [ネットワーク接続] を開くと、元のネットワーク アダプターと新しい仮想ネットワーク アダプターが表示されます。元の物理ネットワーク アダプターには Microsoft 仮想ネットワーク スイッチ プロトコル以外は何もバインドされていませんが、仮想ネットワーク アダプターには標準のプロトコルとサービスがすべてバインドされています。[ネットワーク接続] に表示される仮想ネットワーク アダプターには、関連付けられている仮想ネットワークと同じ名前が付けられます。内部仮想ネットワークを作成すれば、物理ネットワーク アダプターを関連付けなくても、親パーティションに仮想ネットワーク アダプターを公開することができます。外部仮想ネットワークの作成時、Hyper-V では、物理ネットワーク アダプターに仮想ネットワーク サービスだけをバインドします。ただし、仮想ネットワークが作成または削除されると、ネットワーク アダプターでネットワークが一時的に中断されます。

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