MS-CHAP バージョン 2
Windows Server 2003 ファミリは、リモート アクセス接続用の強力なセキュリティを提供する Microsoft チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル バージョン 2 (MS-CHAP v2) をサポートしています。次の表に示すように、MS-CHAP v2 では、MS-CHAP バージョン 1 の問題がいくつか解決されています。
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MS-CHAP バージョン 1 の問題
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MS-CHAP バージョン 2 の解決方法
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古いバージョンの Microsoft リモート アクセス クライアントとの下位互換性を保つために行われる LAN Manager による応答のエンコードは、暗号化の強度が不十分です。 | MS-CHAP v2 では、LAN Manager によってエンコードされた応答は許可されません。 |
LAN Manager によるパスワードの変更のエンコードは、暗号化の強度が不十分です。 | MS-CHAP v2 では、LAN Manager によってエンコードされたパスワードの変更は許可されません。 |
一方向の認証しかできません。リモート アクセス クライアントは、自分がダイヤルインしている相手が組織のリモート アクセス サーバーなのか、偽装リモート アクセス サーバーなのか、確認できません。 | MS-CHAP v2 では、相互認証とも呼ばれる双方向認証が行われます。リモート アクセス クライアントは、自分がダイヤルインしている相手のリモート アクセス サーバーが、ユーザーのパスワードにアクセスできることを示す証明を受け取ります。 |
40 ビット暗号化を使って、ユーザーのパスワードに基づいて暗号化キーを作成します。ユーザーが同じパスワードを使って接続するたびに、同じ暗号化キーが生成されます。 | With MS-CHAP v2 では、常にユーザーのパスワードと任意のチャレンジ文字列に基づいて暗号化キーを作成します。ユーザーが同じパスワードを使って接続するたびに、別の暗号化キーが使用されます。 |
接続上でどちらの方向に送信されるデータに対しても 1 つの暗号化キーを使います。 | MS-CHAP v2 では、送信データと受信データに別々の暗号化キーを使います。 |
MS-CHAP v2 では、次のように、一方向暗号化パスワードを使って相互認証を行います。
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ユーザー認証システム (リモート アクセス サーバーまたは IAS サーバー) は、リモート アクセス クライアントにチャレンジを送信します。チャレンジは、セッション識別子と任意のチャレンジ文字列で構成されます。
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リモート アクセス クライアントは、次の項目が含まれた応答を送ります。
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ユーザーの名前。
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任意のピア チャレンジ文字列。
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受信したチャレンジ文字列、ピア チャレンジ文字列、セッション識別子、ユーザーのパスワードを一方向に暗号化したもの。
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ユーザー認証システムはクライアントからの応答を確認し、次の項目が含まれた応答を送り返します。
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接続の試行の成功または失敗を示す情報。
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送信されたチャレンジ文字列、ピア チャレンジ文字列、暗号化されたクライアントの応答、およびユーザーのパスワードに基づく認証済み応答。
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リモート アクセス クライアントは、認証済み応答を確認し、その応答が正しければ、接続を使います。認証済み応答が正しくない場合、リモート アクセス クライアントは接続を終了します。
MS-CHAP v2 を有効にする
MS-CHAP v2 ベースの認証を有効にするには、次の操作を行わなければなりません。
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リモート アクセス サーバー上で MS-CHAP v2 を認証プロトコルとして有効にします。詳細については、「認証プロトコルを有効にする」を参照してください。MS-CHAP v2 は、既定で有効です。
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適切なリモート アクセス ポリシーで MS-CHAP v2 を有効にします。詳細については、「リモート アクセス ポリシーについて」および「認証を構成する」を参照してください。MS-CHAP v2 は、既定で有効です。
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リモート アクセス クライアントの MS-CHAP v2 を有効にします。詳細については、「Microsoft チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル バージョン 2 (MS-CHAP V2)」を参照してください。
注
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Windows 95 を Windows Dial-Up Networking 1.3 Performance & Security Upgrade for Windows 95 と共に使った場合、仮想プライベート ネットワーク (VPN) 接続では MS-CHAP v2 はサポートされますが、ダイヤルアップ接続上ではサポートされません。
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MS-CHAP (バージョン 1 およびバージョン 2) は、認証処理中のパスワード変更をサポートする Windows Server 2003 ファミリで提供される唯一の認証プロトコルです。
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MS-CHAP v2 を IAS サーバー上のリモート アクセス ポリシーで有効にする前に、ネットワーク アクセス サーバー (NAS) が MS-CHAP v2 をサポートしていることを確認してください。詳細については、NAS のマニュアルを参照してください。