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Windows Vista Service Pack 1
 Windows Vista Service Pack 1 の概要
Windows Vista Service Pack 1 の概要

適用対象: Windows Vista

Windows Vista® は、1 億以上のライセンスが販売され、これまでで最も迅速に普及したオペレーティング システムとなりました。Windows Vista をまだお試しになっていないのであれば、これを機会にこのオペレーティング システムのご使用を検討されてはいかがでしょうか。Windows Vista は、既にお客様に明確な利益をもたらしています。たとえば、企業におけるより詳細なコスト管理、およびデスクトップ インフラストラクチャの最適化に役立つほか、中規模の企業で、セキュリティ、モビリティ、および生産性を向上できます。また、Windows Vista を使用すると、小規模企業で情報技術 (IT) インフラストラクチャの管理にかかる時間を短縮することもできます。IT 担当者は、既に、より効率的にコンピュータを管理できるという Windows Vista の利益を享受しており、消費者はより良いデジタル ライフを送ることができます。

Windows Vista では、以前のバージョンの Windows® オペレーティング システムに比べて、セキュリティも向上しています。たとえば、Windows Vista の最初の 12 か月のセキュリティの脆弱性は Windows XP の最初の 12 か月の脆弱性を下回っています。2007 年の前半に、Windows Defender で検出された Windows Vista でのマルウェアとスパイウェアの感染数は、Windows XP Service Pack 2 (SP2) が実行されているコンピュータより 60% 少なくなっています。Windows Vista と Windows Live™ は、人々が技術と触れ合い、互いに通信し、セキュリティが向上したより安全なコンピューティング環境を維持する方法を大きく進歩させました。新しい種類のデバイスをサポートするための新しいセキュリティ モデルを備えており、新世代の豊富な Web サービスやアプリケーションにも対応していることから、企業および消費者は、Windows をより簡単かつ安全に使用できるようになったことを実感し、以前よりも生産性を向上することができます。Windows の通信機能、共有機能、および操作性は最大限に活用され、Windows Live と統合された Windows Vista の拡張機能は歓迎されています。Windows Vista は、大幅な進歩を遂げましたが、課題もいくつかあります。Microsoft は、Windows Vista のユーザーが Windows Vista を積極的に活用していると認識しています。しかし、Windows Vista をスムーズに活用できなかったユーザーもいます。一部の人々は、Windows XP で使用していたアプリケーションやデバイスが Windows Vista で動作しなくなり、不満を感じていました。その後 1 年間で、Microsoft は、お客様の意見を伺い、パートナーと共に Windows Vista の互換性の問題への対応を大幅に進めました。そして今、Windows Vista Service Pack 1 (SP1) により、Windows Vista はさらに使いやすくなります。SP1 では、Windows Vista の信頼性、パフォーマンス、およびセキュリティが向上します。たとえば、SP1 によって、より迅速なファイルのコピー、大きなファイルの処理、およびファイルの展開が可能になります。また、SP1 では、新しい技術や標準のサポートも追加され、企業が IT インフラストラクチャをより最適化できるようになります。このホワイト ペーパーでは、SP1 の概要と、向上した機能について説明します。また、SP1 の入手方法とインストール方法の概要についても説明します。

Service Pack 1 とは

Windows Vista SP1 のリリースにより、お客様は Microsoft とそのパートナーが開発した、向上した機能を活用できるようになります。これは、可能な限り優れた操作性を提供するための Microsoft とそのパートナーの絶え間ない努力の結果によるものです。そこで目標としているのは、アプリケーションの互換性を損なわずに Microsoft がお客様からいただいた主要なフィードバックに対処することです。SP1 では、お客様への影響度の大きい既存の機能が向上し、強化されますが、実質的なオペレーティング システムの新機能は提供されません。たとえば、Service Pack では、ファイル コピーのパフォーマンスが向上しますが、新しいバージョンの Windows Explorer は含まれていません。SP1 での更新は、3 つのカテゴリに分類されます。これらについて以降で詳しく説明します。

  • 品質の向上。以前にリリースされたすべての更新プログラムを含み、信頼性、セキュリティ、およびパフォーマンスを向上します (リリース直前の重要な時期における最終変更の数を減らすため、SP1 には、そのリリース前の 2 か月間にリリースされた更新プログラムは含まれません)。

  • 新しいハードウェアと標準のサポート。拡張ファームウェア インターフェイス (EFI) や拡張ファイル アロケーション テーブル (exFAT) ファイル形式を使用してフォーマットされたフラッシュベース デバイスなど。

  • 企業が IT インフラストラクチャをより最適化するための機能向上。

以降では、変更点の例について説明します。すべての変更点の一覧は、「Windows Vista Service Pack 1 に含まれる修正プログラムおよびセキュリティ更新プログラム」で確認できます。

Improvements in SP1

品質の向上

品質の向上は、すべてのお客様に幅広く影響を与えます。Windows Vista SP1 の基本であり、Windows Vista の全体的な操作性を向上させるものです。

SP1 には、(既に述べたように) そのリリース前の 2 か月間にリリースされた更新プログラムを除いて、以前にリリースされた Windows Vista の更新プログラムがすべて含まれています。また、SP1 では、セキュリティ、信頼性、およびパフォーマンスも向上します。これらの機能向上は、Microsoft がオペレーティング システムの障害の一般的な原因として特定したいくつかの問題に対処するものであり、お客様がより優れた信頼性を実現できるようにします。Microsoft は、Windows Vista のお客様から報告された多数のシステム クラッシュとアプリケーション クラッシュについて分析しました。そして、信頼性を向上するための多数の更新プログラムを Windows Update を通じてリリースし、それらのクラッシュにより Microsoft のコードで引き起こされるアプリケーションやオペレーティング システムの障害の約半分に対応しました。SP1 では、Windows Vista をより使いやすくし、ユーザーの生産性を向上するために、報告されたクラッシュのうちで、Microsoft のコードが原因で発生していた約 3 分の 2 から 4 分の 3 の障害に対処する新たな機能向上も図られています。以降では、Windows Vista SP1 で実現される、互換性、信頼性、パフォーマンス、およびセキュリティに関する向上点の多くについて説明します。

アプリケーションとデバイスの互換性

過去 1 年間で、エコシステムは Windows Vista の互換性の問題に対処するために大幅な進歩を遂げました。2,500 を超えるアプリケーション、および 15,000 を超えるコンポーネントとデバイスが、"Works with Windows Vista" または "Certified for Windows Vista" ロゴを獲得しました。2007 年 12 月の時点では、売上げ上位 200 のアプリケーションの 93%、Download.com でダウンロードされたアプリケーションの上位 50 のうちの 46 が、Windows Vista 互換です。Microsoft は、Windows Vista を使用したお客様の経験からも多くのことを学びました。Windows Vista ではお客様との共生型のフィードバック ループが作成されるため、Microsoft はお客様の経験に関する多くの情報を得ることができました。これによって、Microsoft は、問題を特定し、迅速かつ効率的に解決策を提供できます。たとえば、Windows Vista が実行されているコンピュータにデバイスを挿入すると、オペレーティング システムによって自動的にそのデバイスに適したドライバが Windows Update で検索されます。ドライバが Windows Update にない場合、Microsoft はそうした問題があることを認識して解決します。新しいデバイスをインストールしたときに、それらすべてのデバイスがすぐに機能するようにするため、Microsoft は最も一般的に必要とされるドライバを見つけ、ハードウェア パートナーと常に連携して、Windows Update で入手可能なドライバの数を増やしています。エコシステムは大幅な進化を遂げています。1 年前の Windows Vista の発売時には、Windows Update でサポートされる追加コンポーネントとデバイスは 13,000 でした。現在、54,000 を超えるコンポーネントとデバイスがサポートされています。今日の Windows Vista が実行されているコンピュータでは、ほぼすべてのコンピュータ上のすべてのデバイスに対するドライバが Windows Update で入手できるようになりました。デバイス ドライバは、ハードウェア ベンダの Web サイトからも入手できます。

note
意図的なアーキテクチャの変更 (たとえば、Windows Vista ユーザー アカウント制御 [UAC] など) により、Windows Vista の初回リリースで互換性が保たれていなかったほとんどのアプリケーションは、Windows Vista SP1 でも機能しません。これらのアーキテクチャの変更は意図的なものであり、セキュリティや信頼性などに関する重要な理由に基づくものであるため、Windows Vista SP1 ではこれらのアーキテクチャの変更を継承しています。

信頼性

Microsoft は、Windows Update でサポートされるデバイスの数によってのみ向上度を評価しているわけではありません。Windows Vista での操作の安定性も評価しています。(匿名のオプトイン サービスであるカスタマ エクスペリエンス向上プログラム (CEIP)、Microsoft オンライン クラッシュ解析 (OCA) や Windows エラー報告 (WER) といったオプトイン サービスなどのツールを使用して) Microsoft が収集する情報は、障害が発生するデバイスやアプリケーションとその理由を Microsoft が把握するために役立っています。

Microsoft では、障害がお客様の操作性に影響することを理解しているため、Windows Vista の安定性を向上するために多くの時間とエネルギーを費やしました。まず、Microsoft は、Windows Vista のお客様から報告された多数のシステム クラッシュとアプリケーション クラッシュについて分析しました。そして、信頼性を向上するための多数の更新プログラムを Windows Update を通じてリリースし、それらのクラッシュにより Microsoft のコードで引き起こされるアプリケーションやオペレーティング システムの障害の約半分に対応しました。

障害は、サード パーティのソフトウェアで発生する場合も、Microsoft のソフトウェアで発生する場合もあります。多くの場合、Microsoft では、頻繁に発生する障害について知ろうとするときに、アナリストが問題を調査してその結果をソフトウェアのベンダと共有します。共同で問題を解決する場合がほとんどです。

Windows Vista SP1 では、ユーザーによる一貫した操作性が保たれるようにするため、オペレーティング システムの障害の一般的な原因のいくつかに対処した機能向上が図られています。さらに、SP1 では、次の点が向上しています。

  • NTFS ファイル システムでフォーマットされたリムーバブル メディアの取り出し時のデータの損失を防ぎます。

  • Windows Vista でのネットワークの信頼性が向上します。

    • すべての近隣探索 RFC (Request for Comments) トラフィックを確実に IPsec の例外にすることにより、ITCP/IP バージョン 6 (IPv6) 経由のインターネット プロトコル セキュリティ (IPSec) 接続の信頼性が向上します。

    • ドライバがパケット転送を完了しないままスリープ状態に入らないようにします。具体的には、未転送のパケットを転送できるだけの十分な時間がドライバに与えられた後、または未転送のパケットが破棄された後に、スリープ状態に入るようにします。

    • アド ホック ワイヤレス接続 (コンピュータ間のワイヤレス接続) の成功率が向上します。

    • 2 台のコンピュータが対称的なファイアウォールで保護されている場合の、ピアツーピア接続 (Windows ミーティング スペースやリモート アシスタンス アプリケーションなど) の成功率が向上します。

    • 暗号化ファイル システム (EFS) で暗号化ファイルを含められるように、組み込みのバックアップ ソリューションが向上します。

    • いくつかの特定のシナリオおよび構成で新しいグラフィック カードを使用すると、Windows Vista の信頼性と互換性が向上します。

    • ラップトップで外部ディスプレイを使用すると信頼性が向上します。

    • ネットワーク構成シナリオで Windows Vista の信頼性が向上します。

    • Windows XP から Windows Vista にアップグレードされたシステムの信頼性が向上します。

    • 多くのプリンタ ドライバとの互換性が向上します。

  • スリープ状態に入るときやスリープ状態から再開するときの Windows Vista の信頼性とパフォーマンスが向上します。

パフォーマンス

Windows Vista SP1 では、さまざまなパフォーマンスの向上が図られています。たとえば、次のような点です。

  • ネットワーク ファイル共有の参照は多くの帯域幅を使用するうえ、予想したほど迅速に実行できないという、現在のバージョンの Windows Vista の問題に対処します。

  • ファイルのコピーのパフォーマンスが向上します。内部テストでは、あるフォルダから同じローカル ディスク上の別のフォルダへのファイルのコピーが 25% 速くなりました。Windows Vista SP1 が実行されていないリモート コンピュータからのファイルのコピーは 45% 速くなりました。SP1 でのネットワーク機能の向上により、Windows Vista SP1 が実行されているリモート コンピュータからのファイルのコピーも 50% 速くなりました。

  • Windows エクスプローラを使用してファイルをコピーするときの残り時間の推定機能が向上し、推定残り時間が 2 秒以内に進捗ウィンドウに表示されるようになりました。

  • 圧縮フォルダへのファイルの追加、および展開の速度が向上します。

  • 電源の切り替え (たとえば、休止状態やスタンバイ モードからの再開など) のパフォーマンスが向上します。

  • ドメインに参加しているコンピュータがドメイン外で動作している場合のパフォーマンスが向上します。Windows Vista SP1 以前では、[ファイル] ダイアログ ボックスを開くときに長い時間がかかりました。

  • CPU の使用と画面の再描画の頻度を抑えることによって、一部のコンピュータでバッテリの寿命が長くなります。

  • Ctrl + Alt + Delete キーを押してからパスワード プロンプトが表示されるまでに生じることのある 10 秒の遅延時間をなくすことによって、ログイン操作が向上します。

  • フォト スクリーンセーバーの使用時に、ユーザーのセッションに戻る所要時間を短縮します。

  • 多くの誤作動を防ぐことにより、メディアの全体的なパフォーマンスが向上します。

  • 内部テストでは、イベント ビューアの起動時間が約 75% 短縮されました。

過去 1 年間で、Microsoft のハードウェアとソフトウェアのパートナーは、非常に明確な方法で Windows Vista の操作性を向上させる追加の更新プログラムを提供しました。それによって互換性だけが向上されたのではありません。バッテリの寿命が示すように、これらの更新プログラムによって、品質とパフォーマンスが向上します。Microsoft が Windows Vista をリリースした時点でのコンピュータのバッテリの寿命を、同じコンピュータの、Windows Update でデバイス ドライバを更新した後のバッテリの寿命と比較すると、ご使用のコンピュータに応じた機能の向上を確認できます。内部で 16 台のコンピュータを測定した結果、バッテリの寿命は平均で 7% 長くなっており、5 台のコンピュータでは 10% 以上長くなっていました。

セキュリティ

Windows Vista SP1 では、さまざまなセキュリティの向上が図られています。たとえば、次のような点です。

  • Windows BitLocker™ ドライブ暗号化の向上

    • 追加のローカル ボリュームの暗号化。たとえば、お客様は、ドライブ C のみを暗号化するのではなく、ドライブ D、E なども暗号化できます。

    • 追加の多要素認証方式。TPM (トラステッド プラットフォーム モジュール) で保護されたキーを、USB 記憶装置に格納された起動キーおよびユーザーが生成した暗証番号 (PIN) と組み合わせて使用。

  • 64 ビット バージョンの Windows Vista で Microsoft 製以外のセキュリティ アプリケーションおよび悪意のあるソフトウェアの検出アプリケーションとカーネル パッチ保護機能を連携動作させるためのアプリケーション プログラミング インターフェイス (API)。これらの API では、カーネル パッチ保護機能による保護を無効にしたり、保護レベルを低下させたりすることなく、ソフトウェア パートナーが 64 ビット コンピュータ上のカーネルの機能を拡張するアプリケーションを開発できるようになります。

  • 重要な新しいセキュリティ標準の追加サポート

    • ワイヤレス クライアントの Federal Information Processing Standard (FIPS) に準拠した新しいモード

    • EU 電子署名指令と国民 ID (eID) に準拠するための新しいスマート カード フレームワーク

    • Windows ファイアウォールと IPsec で使用される Suite B 準拠の新しい暗号化アルゴリズム

  • 再設計された乱数生成器 (RNG) によって、暗号化プラットフォームを強化します。RNG は、TPM (存在する場合) を使用してエントロピーを向上させるものであり、最新の標準に準拠しています。設計し直された RNG では、既定で、米国立標準技術研究所 (NIST) Special Publication 800-90 の高度暗号化標準 (AES) ベースの擬似乱数生成器 (PRNG) が使用されます。SP 800-90 の Dual Elliptical Curve (Dual EC) PRNG を希望するお客様は、この PRNG を使用することも使用できます。

  • スマート カードを使用するシナリオで、セキュリティが向上します。まず、SP1 では、新しい PIN チャネルを導入することにより、コンピュータを介してスマート カードの PIN をより高度なセキュリティで保護しながら収集できるようになりました。これによって、外部の PIN リーダを使用して防止しなければならない多くの攻撃を緩和できます。次に、SP1 では、PIN の代わりにバイオメトリクス認証を使用するスマート カードが有効になります。

  • セキュリティ ソフトウェア ベンダがより高度なセキュリティで保護された状態で Windows セキュリティ センターと通信するための手段を提供します。

新しいハードウェアと標準

テクノロジ業界は、常に目まぐるしく変化しています。あらゆるバージョンの Windows オペレーティング システムのライフ サイクルを通じて、業界は新しいハードウェアの革新技術を生み、新しい標準を定義しています。Microsoft では、近い将来にこれらの新しいハードウェアの革新技術と標準がますます重要になっていくと予測しているため、Windows Vista SP1 ではそれらのいくつかがサポートされています。以降では、これらの新しい革新技術と標準について説明します。

新しいハードウェア

業界では、各 Windows がリリースされる間に、新しいハードウェアの革新技術を導入します。現在のハードウェアの革新技術をサポートし、将来の革新技術を先取りするために、Windows Vista SP1 では以下が実現されます。

  • 64 ビット コンピュータのサポートの拡張

    • SP1 では、64 ビットの拡張ファームウェア インターフェイス (EFI) によるネットワーク ブートのサポートが追加されます。また、レガシ基本入出力システム (BIOS) ファームウェアによるパリティ機能に加え、64 ビット システムで業界標準の統一拡張ファームウェア インターフェイス (UEFI) を採用した新しいコンピュータ ファームウェアがサポートされます。これにより、Windows Vista SP1 では、GUID パーティション テーブル (GPT) 形式のディスクへのインストール、および UEFI ファームウェアを使用した、休止状態からの起動と再開が可能になります。

    • 64 ビット版の Microsoft OLEDB provider for ODBC Drivers (MSDASQL) がサポートされます。MSDASQL は、OLEDB からさまざまな Open Database Connectivity (ODBC) ドライバへの "橋渡し" をして、32 ビット プラットフォームから 64 ビット版の Windows Vista へのアプリケーションの移行を簡略化します。

  • 新しいストレージ テクノロジのサポート

    • exFAT をサポートします。exFAT は、大容量化に対応し、よりサイズの大きなファイルをサポートする新しいファイル システムです。フラッシュ メモリとコンシューマ デバイスで使用されます。

    • セキュア デジタル (SD) 規格準拠のホスト コントローラで SD の高度なダイレクト メモリ アクセス (ADMA) をサポートします。この新しい転送メカニズムは、間もなく SD コントローラでサポートされるものと予測され、転送のパフォーマンスを向上させて、CPU 使用率を低減します。

    • BIOS または EFI を搭載したコンピュータ上で起動される単一の DVD メディアの作成をサポートします。

    • HD-DVD およびブルーレイ ドライブを高密度 (HD) ドライブとして識別する新しいアイコンとラベルの追加により、HD ドライブのサポートを強化します。

  • Direct3D® 10.1 をサポートします。これは、Direct3D 10 の更新プログラムであり、API を拡張してハードウェアの各種新機能をサポートできるようにします。その結果、3D アプリケーションと 3D ゲームの開発者は、次世代のグラフィックス ハードウェアを完全に効率よく活用できるようになります。

  • Windows ネットワーク プロジェクタを拡張します。カスタムのプロジェクタの解像度に合わせてデスクトップが一時的にリサイズされるようにします。

  • Windows Media Center への新能の追加

    • デジタル テレビやネットワーク接続された DVD プレーヤーなどの、新しい種類の Windows Media Center Extender が、Windows Media Center システムに接続できるようになります。

    • MPEG-2 デコーダを拡張し、デジタル ケーブル チューナー ハードウェアで構成されたWindows Media Center コンピュータ上で、ユーザーがアクセス可能なバス全体のコンテンツ保護がサポートされるようにします。これにより、一部のコンピュータで市販 DVD を再生するときに、ハードウェア デコーダが高速化されます。

新しい標準

業界では、ハードウェアの革新技術と同様に、Windows のリリースの間に新しい革新的な標準やテクノロジを定義します。Windows Vista SP1 では、次の方法でこれらの革新技術等を活用しています。

  • 新しい暗号化アルゴリズムのサポート

    • SP1 では、IPsec で使用される新しい強力な暗号化アルゴリズムがサポートされます。セキュア ハッシュ アルゴリズム (SHA)-256、高度暗号化標準 – Galois/カウンタ モード (AES-GCM)、およびカプセル化セキュリティ ペイロード (ESP) のための AES – Galois メッセージ認証コード (AES-GMAC) です。

    • SP1 では、インターネット キー交換 (IKE) と認証済みインターネット プロトコル (AuthIP) のための、認証ヘッダー (AH)、Elliptic Curve Digital Signature Algorithm (ECDSA)、SHA-256、および SHA-384 がサポートされます。

  • SP1 では、NIST SP 800-90 楕円曲線暗号 (ECC) の PRNG が、Windows Vista の使用可能な PRNG の一覧に追加されます。

  • 新しいワイヤードおよびワイヤレス ネットワーク標準のサポート

    • 802.11n ワイヤレス ネットワークの最新の電気電子学会 (IEEE) のドラフトを完全にサポートします。

    • Secure Socket トンネリング プロトコル (SSTP) をサポートします。SSTP とは、Microsoft のルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS) プラットフォームの一部となる、リモート アクセス仮想プライベート ネットワーク (VPN) トンネリング プロトコルのことです。SSTP は、特定の種類以外の VPN トラフィックをブロックするよう構成されたファイアウォールを経由しての、より高度なセキュリティで保護された VPN トラフィックのフローを許可し、特定の種類の VPN 接続を簡素化します。この方法は、ホテル、喫茶店、その他の公共のホットスポットで頻繁に使用されます。

    • 新しい EAPHost ランタイム API およびトンネル メソッド (サプリカント) の構成 UI により、内部メソッドから ID を取得して ID ユーザー インターフェイス (UI) を呼び出すことができます。これらの API は、トンネリング/マルチフェーズ拡張認証プロトコル (EAP) 認証方式にかかわる開発者、および EAP 認証を使用するネットワーク サプリカントを実装する開発者にとって役に立ちます。

    • TCP Chimney ネットワーク カードが、複合 TCP もサポートできるように拡張されます。

  • 韓国ゲーム物等級委員会 (GRB) のレーティングについて、保護者による制限 (ゲームの制限) をサポートします。

インフラストラクチャの最適化

Windows Vista SP1 での多くの変更点により、Windows Vista のお客様は、展開、管理、およびサポート作業の向上を図ることができます。以降では、これらの向上の概要について説明します。

展開

Microsoft では、展開に関する多数の問題を特定し、サービスを提供するオペレーティング システムの信頼性を Windows Vista において向上してきました。その結果として、Windows Vista SP1 では、特定された問題に対処するためのいくつかの変更が加えられ、Windows Vista の展開作業の向上が図られます。たとえば、Windows Vista SP1 では、以下が実現されます。

  • 組織による Windows Vista の更新プログラムの展開を支援

    • ホットパッチをサポートします。ホットパッチとは、再起動の回数を減らして稼働時間を最大にするサービス テクノロジです。ホットパッチが機能するのは、実行中のプロセスで Windows コンポーネントが使用されていても、それらのコンポーネントを更新できるようにしているからです。ホットパッチ対応の更新プログラム パッケージは、従来の更新プログラム パッケージと同じ方法でインストールされます。ただし、システムは再起動されません。

    • 複数の更新プログラムのインストールが待機中であり、1 つのプログラムを更新できないと他のものも失敗する場合に、失敗したプログラムのインストールを再試行することにより、修正プログラムの展開作業の向上が図られます。

    • 共有違反やアクセス違反などの一時的なエラー、または電源障害などによる予期しない作業の中断からの回復力を高めることで、更新プログラムのインストール時の堅牢性が向上します。

    • カスタム オペレーティング システム インストール コードでのアンインストール ルーチンの向上を図ることにより、更新プログラムのアンインストールの操作性が向上します。

    • 更新プログラムのインストール時に、必要なときのみオペレーティング システム インストーラが実行されるよう最適化することにより、信頼性の高いオペレーティング システムのインストールを可能にします。インストーラの実行回数が減ると、障害点も減り、インストール時の堅牢性と信頼性がもたらされます。

  • Windows Vista の展開プラットフォームとしての Windows プレインストール環境 (Windows PE) の使用を強化

    • お客様が 64 ビット バージョンの Windows Vista を 32 ビットのオペレーティング システムからインストールできるようにすることで、Windows Vista の展開作業の向上が図られます。これによって、IT 担当者は、単一の Windows PE イメージを維持できます。

    • オフライン ブートに不可欠な記憶装置ドライバのインストールをサポートすることにより、展開作業の向上が図られます。SP1 が適用されている場合、Windows PE では、隠しパーティションにドライバがないかどうかが自動的に確認されます。隠しパーティションを再帰的にスキャンし、ブートに不可欠なドライバがある場合には、それらを読み込みます。

管理

Windows Vista は、問題をより効率的に診断するよう設計された新しい拡張された管理機能とトラブルシューティング機能を多数備え、デスクトップ サポートと構成のコストを削減し、複雑さを軽減します。たとえば、SP1 では、次のような点が向上しています。

  • お客様は、ネットワーク診断ツールを使用して、既に診断の対象となっている基本的な問題だけでなく、一般的なファイル共有の問題も解決することができます。

  • 管理者は、ディスク デフラグ ツールを実行するボリュームを制御できます。

  • ネットワーク アクセス保護 (NAP) は、Windows Vista と Windows Server® 2008 に組み込まれたポリシー強制プラットフォームです。SP1 をインストールした後、管理者は、NAP クライアントを構成して、次のことを実行できます。

    • ヘルプ デスクが、正常なコンピュータから正常でないコンピュータに IPsec 接続を確立できるようにします。ヘルプ デスクの技術者が、正常な互換コンピュータを使用して接続を確立し、問題を解決できるようにすることで、NAP のサポート可能性が向上します。

    • 管理者が Windows Update または Microsoft Update から更新プログラムを受信するように Windows Vista NAP を構成し、クライアント コンピュータで正常性ステートメントが取得および送信されるタイミングを指定できます。また、ローカルで構成されたか、グループ ポリシーで構成された正常性登録機関 (HRA) がない場合に、ドメイン ネーム システム (DNS) サーバー レコードを使用して HRA サーバーを検出できます。

  • Windows Vista から削除された MoveUser.exe ツールが、Windows Management Instrumentation (WMI) インターフェイスに置き換わりました。このインターフェイスにより、お客様は、既存のワークグループまたはドメイン ユーザー アカウント プロファイルを、新しいドメイン ユーザー アカウント プロファイルに再マップできます。

  • 管理者は、ネットワークのプロパティ (名前など) を構成し、グループ ポリシーを使用して変更をネットワーク全体に展開できます。

  • キー管理サービス (KMS) を仮想マシン環境 (VM) 内で実行できます。

  • 柔軟なコンピューティング モデルを使用できます。

    • Windows Server 2008 ターミナル サービス セッションからローカル プリンタへの出力の問題に対処します。

    • リモート デスクトップ プロトコル (RDP) ファイルに署名できるようにすることにより、ターミナル サービス RemoteApp™ (TS RemoteApp) のプログラムやデスクトップの実行時のセキュリティを向上します。お客様は、発行元の身元に基づいて操作性に違いを設けることができます。

Windows Vista SP1 のインストール時には、インストーラによってコンピュータからグループ ポリシー管理コンソール (GPMC) が削除されます。Windows Server 2008 のリリース後すぐに、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=108134 (英語ページの可能性があります) から、更新版をリモート サーバー管理ツール (RSAT) の一部としてダウンロードできるようになります。それまでの間、クライアント コンピュータからグループ ポリシーの管理を続けるには、SP1 の適用されていない Windows Vista が実行されているコンピュータを使用するか、リモート デスクトップを使用して、GPMC が実行されているコンピュータにリモート接続します。

Windows Vista Service Pack 1 以降について

Microsoft は、Windows Vista SP1 のリリース後も、継続的な努力を続けています。Microsoft では、引き続き Windows Vista の操作性を向上させることを計画しています。今後も、ソフトウェア パートナーが一般的に発生している障害を特定し、それらの問題に対処できるよう支援することに重点を置きます。同様に、Microsoft は、ハードウェア パートナーと共同で、デバイス ドライバの対応範囲や品質を向上できるように支援し続けます。Microsoft は、多くのコンピュータの製造元と緊密に連携し、Windows Vista の販売後 1 年間で学習したこと活かし、製品を洗練させ、パフォーマンス、信頼性、およびバッテリの寿命を最適化します。さらに、Windows Live が統合された Windows Vista の構築と拡張を続け、さまざまなシナリオに対応できるようにするための機能を追加します。Microsoft は、オンラインと Windows Vista での操作性を一連のツールで強化するために、Windows Live を設計しました。この一連のツールによって、Web のパワーをコンピュータやモバイル デバイスで活用できるようになり、他のユーザーとの通信や共有が可能になります。Microsoft およびその他の企業は、長期にわたって新しい革新技術を提供し続けており、Windows Live が統合された Windows Vista では、ソフトウェアとサービスを最新に維持できます。

Service Pack 1 の入手

Windows Vista Service Pack 1 の展開ガイドには、Windows Vista SP1 でサポートされる展開のシナリオと方法について詳細に説明されています。以降では、SP1 のインストール方法とインストールの要件について説明しています。

次の表には、さまざまな種類のユーザーに対して、推奨される最適なインストール方法が記載されています。消費者と小規模ユーザーは、SP1 が既にインストールされたコンピュータを購入するか、Windows Update を通じて Windows Vista SP1 に更新する必要があります。IT 担当者は、既に Windows Vista が実行されているコンピュータには、スタンドアロン パッケージを展開する必要があります。オペレーティング システムがインストールされていないコンピュータやクリーン インストールを実行するコンピュータには、統合インストール方法によって Windows Vista SP1 を展開する必要があります。Windows Update、スタンドアロン パッケージ、または統合インストールを使用した SP1 のインストール方法については、「インストール方法」を参照してください。

 

ユーザーの種類 推奨されるインストール方法

ホーム ユーザー

Windows Update

小規模企業のユーザー

Windows Update

IT 担当者

既に Windows Vista が実行されているコンピュータには、既存のソフトウェア配布インフラストラクチャを使用してスタンドアロン パッケージを展開します。オペレーティング システムがインストールされていないコンピュータやクリーン インストールを実行するコンピュータには、Windows Vista SP1 の統合インストールを展開します。

note
スタンドアロン SP1 パッケージは、Windows Server Update Services (WSUS) を使用して展開できます。WSUS を使用すると、Windows Update で配布されるよりも小さなパッケージも展開できます。

インストール方法

次の一覧は、SP1 のインストール方法を説明しています。

  • Windows Update

Windows Update では、自動更新によって更新プログラムを受信するように構成されたコンピュータに SP1 が自動的にインストールされます。必要な Service Pack のファイルが対象のコンピュータにダウンロードされ、Service Pack がインストールされます。この方法では、特定のコンピュータに必要な変更のみが適用されるため、必要な帯域幅が比較的少なくて済み、ネットワーク トラフィックが最低限に抑えられます。

note
お客様によっては、Service Pack のインストールに関して自ら管理したいため、Windows Update を使用して組織のコンピュータを管理する一方で、Windows Update による SP1 のインストールを望まないこともあります。このような場合は、修正プログラムのブロックを使用できます。修正プログラムのブロックによって、自動更新で Windows Vista SP1 が自動的にインストールされないようにできます。詳細については、http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsvista/bb927794.aspx の「Windows Service Pack ブロッカー ツール」を参照してください。

  • スタンドアロン パッケージ

スタンドアロン SP1 パッケージには、コンピュータに SP1 をインストールするために必要な、前のセクションで前提条件として説明したファイルを含むすべてのファイルが含まれています。スタンドアロン パッケージは、既に Windows Vista が実行されているコンピュータをアップグレードするためにインストールします。インターネットに接続していない (または接続が制限された) コンピュータに SP1 を適用したり、Microsoft Systems Management Server 2003、WSUS、または Microsoft System Center Configuration Manager 2007 などの展開ツールを使用して Service Pack を複数のコンピュータに適用したりする場合には、この方法を推奨します。ユーザーはスタンドアロン SP1 パッケージを http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=107075 の Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。スタンドアロン パッケージのダウンロード サイズは、Windows Update で適用されるパッケージより大きくなります。このホワイト ペーパーで説明する機能向上を実現するため、多数のファイルやコンポーネントが SP1 向けに個別に更新されました。また、Windows Vista は特定の言語に依存しないよう設計されているので、Service Pack 1 では、Windows Vista でサポートされている基本言語のどのような組み合わせであっても、単一のインストーラで更新できる必要があります。そのため、36 の基本言語用の言語ファイルが、スタンドアロン インストーラに含まれています。その結果、IT 担当者が一般的に使用する配布方法では、スタンドアロン パッケージのサイズが大きくなります。消費者や小規模企業のユーザーの大半は、Windows Update を通じて SP1 を受信します。Windows Update では、効率的な転送メカニズムを使用して、実際に変更されたバイトのみをダウンロードします。その結果、ダウンロードのサイズは約 65 MB となりました。これは、他のソフトウェア ベンダがインターネット経由で配布する多くの一般的なソフトウェアやドライバの更新プログラムとほぼ同じサイズです。

  • 統合インストール

統合インストールでは、Service Pack がオペレーティング システムと統合されています。そのため、オペレーティング システムと Service Pack が同時にインストールされます。Windows XP からコンピュータをアップグレードしたり、オペレーティング システムのインストールされていないコンピュータへの新規インストールを実行するには、統合インストールを使用します。ボリューム ライセンスのお客様には、統合インストール メディアがメディア キットの一部として提供されます。さらに、MSDN® と Microsoft TechNet のサブスクライバは、統合インストール メディアをダウンロードできます。

  • 新しいコンピュータ

消費者は、SP1 がインストールされたコンピュータを購入できます。ただし、購入したコンピュータに SP1 がインストールされていなかった場合でも、Windows Update から簡単に SP1 をインストールできます。

インストールの要件

次の表では、システム パーティションで必要となる、およそのディスク領域の要件を説明しています。コンピュータで複数の言語パックが使用されている場合には、これらの要件が増えることに注意してください。SP1 のインストール要件の詳細については、Microsoft サポート オンラインの記事「Windows Vista のシステム要件」 (http://support.microsoft.com/kb/919183) を参照してください。Windows Vista をインストールおよび実行するためのハードウェア要件が SP1 で変わることはありません。

 

インストール方法 必要なおよそのディスク領域

スタンドアロン インストール

x86 ベース : 2515 MB から 5445 MB

x64 ベース : 4105 MB から 7840 MB

Windows Update

x86 ベース : 1170 MB

x64 ベース : 1505 MB

統合インストール

15 GB

Windows Vista RTM が実行されているコンピュータでは、SP1 をインストールする前に、2、3 の更新プログラムをインストールする必要もあります。これらの更新プログラムは、SP1 のアンインストール後にもオペレーティング システムが正しく動作し続けることを保証するためのものであり、恒久的にインストールされ、アンインストールすることはできません。Windows Update により構成が検出され、システムに適用される、前提条件となるパッケージが提供され、それらが順番にインストールされます。SP1 をインストールするには、次の更新プログラムが必要です。ただし、スタンドアロン SP1 パッケージには、これらの更新プログラムが既に含まれています。

  • KB935509

この更新プログラムは、(BitLocker ドライブ暗号化をサポートする) Windows Vista Enterprise および Windows Vista Ultimate エディションでのみ必要です。この更新プログラムは、2 つ目の前提条件となる更新プログラムである KB938371 をインストールする前に必要となるものであり、更新時に BitLocker ドライブ暗号化で暗号化されたシステム上のデータが消失するのを防ぎます。

  • KB938371

この更新プログラムは、いくつかのコンポーネントの修正プログラムで構成されており、Service Pack のインストールの成功率を高め、Service Pack が正常にアンインストールされるようにします。

  • KB937287

これは、Windows Vista に組み込まれたスタックまたはコンポーネント インストーラ テクノロジにサービスを提供する更新プログラムです。この更新プログラムは、組み込みインストーラによって Service Pack が適切かつ正常にインストールされるようにします。注意 : プレビュー バージョンの Windows Vista SP1 がインストールされている場合は、最終バージョンの SP1 をインストールする前にそれらをアンインストールする必要があります。最終バージョンの SP1 をインストールする前にプレビュー バージョンをアンインストールしないと、"Windows Vista Service Pack 1 は既にインストールされています。" というエラー メッセージが表示されます。

まとめ

Windows Vista は、既にお客様に明確な利益をもたらしていますが、課題もあります。Windows Vista は、過去 1 年間で大きく前進しました。また、Windows Vista SP1 では、オペレーティング システムの品質の向上、新しいハードウェアと標準のサポートの追加、および企業でインフラストラクチャをより最適化するための支援により、ユーザー エクスペリエンスがさらに向上します。ここ最近 Windows Vista を使用することは考えていなかったという場合は、もう一度検討してみてください。お客様が SP1 を入手するために、特別なことは必要ありません。SP1 がインストールされているかどうかに関係なく、Windows Vista が搭載されたコンピュータを購入すればよいのです。コンピュータに SP1 がインストールされていない場合は、Windows Update を使用して簡単に SP1 をインストールできます。Windows Vista を既に展開中の企業のお客様は、計画どおりに現在のバージョンの Windows Vista の展開を続行してください。その後、システム管理インフラストラクチャを使用して、SP1 をそれらのコンピュータに展開できます。しかし、展開が初期段階にある企業のお客様、および Windows Vista の展開をまだ計画中のお客様は、将来の展開の基盤として SP1 を使用してください。

著者について :

Jerry Honeycutt は、著作家であり、講演活動も行っているほか、テクノロジストでもあります。彼は、Microsoft Windows Desktop Deployment Resource Kit (Microsoft Press, 2004) を始め、25 冊を超える著作を発表しています。

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