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DPM を使用してデータベースをバックアップおよび復元する (Windows SharePoint Services 3.0)

Microsoft System Center Data Protection Manager 2007 (DPM) は、Microsoft のアプリケーション サーバーおよびファイル サーバー上のデータを継続的に保護し、信頼性の高い復旧を行うことを目的としています。DPM によって、Active Directory ドメイン内とそれらのドメイン間のサーバーに対して、ディスク ベースおよびテープ ベースのデータ保護と復旧ができるようになります。DPM がレプリケーション、同期、および復旧ポイントの作成を実行することで、システム管理者とエンドユーザーがデータを確実に保護し、迅速に復旧することができます。 SharePoint 製品とテクノロジに組み込まれたツールで DPM を使用することには、次のようないくつかの利点があります。

  • ユーザー インターフェイス内でのスケジュールされたバックアップ機能。

  • 古いバックアップ ファイルの自動削除。

  • ファーム復元の一部として完全にサポートされる、SharePoint 構成データベースおよびサーバーの管理コンテンツ データベースの復元。

Windows SharePoint Services 3.0 のデータを保護するための System Center Data Protection Manager とその他のツールとの比較については、「バックアップと復旧のツール選択 (Windows SharePoint Services)」を参照してください。

Data Protection Manager を使用してデータベースをバックアップする

SharePoint 製品とテクノロジ ファームのすべてを保護する DPM 保護グループのみを作成することができます。SharePoint データベースを SQL Server データ ソースとして保護することはできません。ファームのバックアップから個々のデータベースを回復することができます。

保護グループには、SharePoint ファーム、任意の外部 SQL Server データベース、およびファームのカスタマイズが格納されているフォルダを含めることができます。

DPM を使用して SharePoint 製品とテクノロジをバックアップするための手順は、多数の手順から成る多段階のプロセスです。そのため、このトピックではその詳しい手順については説明しません。SharePoint ファームをバックアップするように DPM を構成する方法の詳細については、「Configuring DPM 2007 (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=123464&clcid=0x411) を参照してください。

注意

サーバーの管理のコンテンツ データベースまたは SharePoint ファームの構成データベースを個別に回復することはできません。DPM を使用してこれらのデータベースを回復できますが、完全ファーム回復手順の一部としてのみ回復できます。

SharePoint データベースを復旧する

SharePoint データベースを復旧する

  1. DPM 管理者コンソールで、ナビゲーション バーの [回復] をクリックします。

  2. [保護されるデータ] ウィンドウで、復元するファームを含むサーバーを展開し、[保護されるすべての SharePoint データ] をクリックします。

    ファームは server name\farm name として [回復可能な項目] ウィンドウに表示されます。

  3. ファームの項目をダブルクリックします。

    ファームのデータベースが [回復可能な項目] ウィンドウに表示されます。

  4. 回復するデータベースを選択し、[操作] ウィンドウで [回復] をクリックします。

  5. [回復の種類の選択] ページで、[すべての SharePoint コンテンツおよびコンポーネントを回復する] を選択します。

  6. DPM はデータベースを元のファームに回復します。

関連項目

概念

コンテンツ データベースをバックアップおよび復元する (Windows SharePoint Services 3.0)
データベースをバックアップする (Windows SharePoint Services 3.0)
データベースを復元する (Windows SharePoint Services 3.0)