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レジストリ構造

レジストリ構造

レジストリは、サブツリーとそのキー、サブキー、およびエントリから成る階層構造で編成されています。

各コンピュータのレジストリの内容は、そのコンピュータにインストールされているデバイス、サービス、およびプログラムに応じて、大きく異なる可能性があります。

キーにはサブキーが含まれることがあり、サブキーにさらにサブキーが含まれることもあります。レジストリの大部分の情報はディスクに格納され、変化しないと考えられますが、"揮発性キー" に格納される一部の情報は、オペレーティング システムを起動するたびに上書きされます。

レジストリ サブツリー

Windows Server 2003 ファミリのオペレーティング システムには、HKEY_LOCAL_MACHINEHKEY_USERS の 2 つのレジストリ サブツリーがあります。ただし、レジストリの情報を簡単に検索できるようにするために、レジストリ エディタ ユーティリティでは 5 つのサブツリーが表示され、そのうちの 3 つのサブツリーはレジストリの他の部分のエイリアスです。次の表は、5 つのサブツリーを示しています。

 

ルート キーの名前 説明

HKEY_LOCAL_MACHINE

ローカル コンピュータのシステムに関する情報が含まれています。たとえば、バスの種類、システム メモリ、デバイス ドライバ、起動制御用のデータなど、ハードウェアとオペレーティング システムに関する情報が含まれます。

HKEY_CLASSES_ROOT

各種 OLE テクノロジで使われる情報やファイルクラス関連付けデータが含まれています。特定のキーまたは値が HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes または HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes のいずれか一方に含まれている場合、対応するキーまたは値は HKEY_CLASSES_ROOT に含まれます。キーまたは値が両方の場所にある場合は、HKEY_CURRENT_USER にある値またはキーが HKEY_CLASSES_ROOT に含まれます。

HKEY_CURRENT_USER

環境変数、デスクトップの設定、ネットワーク接続、プリンタ、プログラムの設定など、現在、リモート ログオンではなく、対話型ログオンしているユーザーのユーザー プロファイルが含まれています。このサブツリーは HKEY_USERS サブツリーのエイリアスであり、HKEY_USERS\<現在のユーザーのセキュリティ ID> を指し示します。

HKEY_USERS

アクティブに読み込まれたユーザー プロファイルと既定のプロファイルに関する情報が含まれています。HKEY_CURRENT_USER に格納される情報も含まれます。サーバーにリモートでアクセスしているユーザーのプロファイルは、サーバーのこのキーには含まれません。リモートでアクセスしているユーザーのプロファイルは、各自のコンピュータのレジストリに読み込まれます。

HKEY_CURRENT_CONFIG

ローカル コンピュータのシステムを起動するときに使われるハードウェア プロファイルの情報が含まれています。この情報は、読み込むデバイス ドライバや使用するディスプレイの解像度などの設定を構成するために使われます。このサブツリーは HKEY_LOCAL_MACHINE サブツリーの一部であり、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Hardware Profiles\Current を指し示します。

各ルート キー名は HKEY_ から始まります。これにより、プログラムで使用できる "ハンドル" であることがソフトウェア開発者にわかります。ハンドルとは、リソースを識別し、プログラムからアクセスできるようにするための値です。

  • Windows 2000 および Windows Server 2003 ファミリのオペレーティング システムの HKEY_CLASSES_ROOT の動作は、Windows の以前のバージョンにある同じキーの動作とは異なります。Windows 2000 および Windows Server 2003 ファミリのオペレーティング システムでは、ユーザーごとのクラス登録情報によって、ユーザー固有のクラス登録情報とコンピュータ固有のクラス登録情報の両方を含む、HKEY_CLASSES_ROOT のビューが提供されます。この機能を使用すると、ユーザーごとに異なるクラス登録情報を含むことができます。たとえば、ファイルの関連付け、COM コンポーネント、MIME のタイプなどをユーザーごとに登録できます。以前のバージョンでは、すべてのユーザーがユーザー登録情報を共有していたので、あるユーザーの情報を変更すると、他のユーザーの登録情報も変更されることがありました。ユーザーごとのクラス登録情報により、各ユーザーの登録情報が分離されるので、管理者は HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Classes のセキュリティを向上できます。

レジストリ ハイブとファイル

ハイブは、キー、サブキー、および値を記述しており、レジストリの階層構造の頂点から枝分かれしています。ハイブは、1 つのファイルと .log ファイルによってバックアップされます。これらのファイルは <システム ルート ディレクトリ>\System32\Config フォルダまたは <システム ドライブ名>\Documents and Settings\<ユーザー名> フォルダに格納されます。<システム ルート ディレクトリ> は、Windows Server 2003 ファミリのシステム ファイルが格納されているディレクトリ名を表すプレースホルダです。<システム ドライブ名> は、Windows Server 2003 ファミリのシステム ファイルが格納されているパーティションを表すプレースホルダです。たとえば、Annie というユーザーの Server 2003 ファミリのシステム ファイルが C: パーティションの Windows ディレクトリにある場合、ハイブ ファイルは C:\Windows\System32\Config フォルダおよび C:\Documents and Settings\Annie フォルダに格納されます。ハイブのことをレジストリ ファイルやレジストリ ログ ファイルと呼ぶこともあります。

既定の設定では、DEFAULTSAMSECURITYSOFTWARESYSTEM などの大部分のハイブ ファイルは、<システム ルート ディレクトリ>\System32\Config フォルダに格納されます。Windows Server 2003 ファミリのオペレーティング システムでは、Ntuser.dat と Ntuser.dat.log も含めて、コンピュータの各ユーザーのユーザー プロファイル情報が格納される場所は、オペレーティング システムを初めてインストールしたのか、Windows NT または Windows 2000 からのアップグレードとしてインストールしたのかに応じて異なることがあります。初めてのインストールの場合は、Ntuser.dat および Ntuser.dat.log ファイルは <システム ドライブ名>\Documents and Settings\<ユーザー名> フォルダに格納されます。Windows NT または Windows 2000 からアップグレードする場合は、Ntuser.dat および Ntuser.dat.log ファイルは <システム ルート ディレクトリ>\Profiles\<ユーザー名> フォルダに格納されます。

Windows Server 2003 ファミリのレジストリの各ハイブは、標準ファイル セットに関連付けられます。次の表は、Windows Server 2003 ファミリのオペレーティング システムが実行されているコンピュータの標準ハイブとファイルの一覧です。

 

レジストリ ハイブ ファイル名

HKEY_LOCAL_MACHINE\SAM

Sam と Sam.log

HKEY_LOCAL_MACHINE\SECURITY

Security と Security.log

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE

Software と Software.log

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM

System と System.log

HKEY_CURRENT_CONFIG

System と System.log

HKEY_CURRENT_USER

Ntuser.dat と Ntuser.dat.log

HKEY_USERS\.DEFAULT

Default と Default.log

レジストリ キーのエントリ

各レジストリ キーまたはサブキーには、エントリというデータを入れることもできます。エントリの中には、各ユーザー固有の情報を格納するものと、コンピュータのすべてのユーザーに適用されるものとがあります。エントリは、値の名前、値のデータ型、および値自体の 3 つの部分から構成されています。エントリの 3 つの部分は、常に次の順序で表示されます。

エントリの構造

データ型はデータの形式を示します。0 ~ 0x7FFFFFFF のデータ型は、システムでの定義用に予約されています。プログラムでは、なるべくこれらのデータ型を使ってください。ただし、0x80000000 ~ 0xFFFFFFFF のデータ型もプログラムで使用できるように予約されています。

次の表は、現在システムで定義され、使用されているデータ型の一覧です。

 

データ型 説明

REG_BINARY

未加工のバイナリ データ。ほとんどのハードウェア コンポーネント情報は、バイナリ データとして格納され、レジストリ エディタでは 16 進形式で表示されます。

REG_DWORD

4 バイト長の数で表現されるデータ。デバイス ドライバやサービスの多くのパラメータは、この型です。レジストリ エディタでは、2 進形式、16 進形式、または 10 進形式で表示されることがあります。

REG_EXPAND_SZ

可変長データ文字列。このデータ型には、プログラムやサービスでデータを使うときに解決される変数が含まれます。

REG_MULTI_SZ

複数行文字列。人間が判読できる形式の一覧や複数の値を含む値は通常、このデータ型です。エントリは、スペース、コンマ、またはその他の記号で区切られます。

REG_SZ

固定長テキスト文字列。

REG_FULL_RESOURCE_DESCRIPTOR

ハードウェア コンポーネントまたはドライバのリソース一覧を格納するように設計された、ネストした配列。

 

レジストリ管理の詳細については、Windows Server 2003 ファミリのレジストリ リファレンスに関する、Microsoft Windows リソース キットの Web サイト を参照してください。

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