Application Virtualization Sequencer のハードウェア要件とソフトウェア要件

適用対象: Application Virtualization

ここでは、Microsoft Application Virtualization (App-V) Sequencer を実行するコンピューターに推奨される最低限必要なハードウェアとソフトウェアについて説明します。

重要

App-V Sequencer (SFTSequencer.exe) はローカル システムを変更するため、管理者権限のあるアカウントを使用して実行する必要があります。 これらの変更には、C:\Program Files ディレクトリへのファイルの書き込み、レジストリの変更、サービスの開始と停止、ファイルのセキュリティ記述子の更新、アクセス許可の変更が含まれます。

Sequencer をインストールする前と各アプリケーションをシーケンス処理した後に、クリーンなオペレーティング システムのイメージを、シーケンス コンピューターに復元する必要があります。 以下のいずれかの方法を使用して、Sequencer を実行するコンピューターを復元できます。

  • ハード ドライブを再フォーマットして、オペレーティング システムを再インストールします。

  • 別のディスクイメージング ソフトウェアを使用して、Sequencer イメージを実行するコンピューターのハード ドライブを復元します。

  • Microsoft Virtual PC イメージなどの仮想オペレーティング システム イメージを元の状態に戻します。 仮想マシンを使用すると、クリーンなシーケンス環境を最小限の管理作業で簡単に再利用できます。

次に、App-V Sequencer を実行するために必要なハードウェアを示します。

まず Microsoft Application Virtualization (App-V) 4.6 SP2 の要件を、続いて App-V 4.6 SP2 より前のバージョンの要件を一覧表示します。

ハードウェア要件

  • プロセッサ — Intel Pentium III、1 GHz (32 ビットまたは 64 ビット)。 シーケンス処理はシングルスレッド プロセスなので、デュアル プロセッサの利点が活かされることはありません。

  • メモリ - 1 GB 以上 (2 GB を推奨)。

  • ハード ディスク — 15 GB 以上の空き領域のある 40 GB ハード ディスク。 シーケンス処理するアプリケーションで必要な容量の少なくとも 3 倍のディスク空き領域が必要になります。

    注意

    シーケンス処理では大量のディスク領域が使用されます。 ディスク速度が速いとシーケンス処理時間が短くなります。

App-V 4.6 SP2 のソフトウェア要件

次に、App-V 4.6 SP2 Sequencer でサポートされるオペレーティング システムを示します。

オペレーティング システム エディション サービス パック システム アーキテクチャ

Windows XP

Professional

SP3

x86

Windows Vista

Business、Enterprise、または Ultimate

SP2

x86

Windows 7

Professional、Enterprise、または Ultimate

サービスパックなし、または SP1

x86 または x64

Windows 8

Professional または Enterprise Edition

x86 または x64

注意

Application Virtualization (App-V) 4.6 SP2 Sequencer は、これらのオペレーティング システムの 32 ビットと 64 ビット バージョンをサポートしています。

Sequencer を実行するコンピューターには、対象のコンピューターにインストールされているのと同じアプリケーションを構成する必要があります。

App-V 4.6 SP2 より前のバージョンのソフトウェア要件

次に、App-V 4.6 SP2 より前のバージョンの Sequencer でサポートされるオペレーティング システムを示します。

オペレーティング システム エディション サービス パック システム アーキテクチャ

Windows XP

Professional

SP2 または SP3

x86

Windows Vista

Business、Enterprise、または Ultimate

サービスパックなし、SP1、または SP2

x86

Windows 71

Professional、Enterprise、または Ultimate

x86

1 App-V 4.5 SP1 または SP2、および App-V 4.6 のみでサポートされています

注意

Application Virtualization (App-V) 4.6 Sequencer は、これらのオペレーティング システムの 32 ビットと 64 ビット バージョンをサポートしています。

Sequencer を実行するコンピューターには、対象のコンピューターにインストールされているのと同じアプリケーションを構成する必要があります。

App-V 4.6 SP2 のリモート デスクトップ サービスのソフトウェア要件

オペレーティング システム エディション サービス パック システム アーキテクチャ

Windows Server 2003 R2

Standard Edition、Enterprise Edition、または Datacenter Edition

SP2

x86

Windows Server 2008

Standard、Enterprise、または Datacenter Edition

SP2

x86

Windows Server 2008 R2

Standard、Enterprise、または Datacenter Edition

サービスパックなし、または SP1

x64

Windows Server 2012

Standard、Enterprise、または Datacenter Edition

x86 または x64

注意

リモート デスクトップ サービス用 Application Virtualization (App-V) 4.6 SP2 は、これらのオペレーティング システムの 32 ビットと 64 ビット バージョンをサポートしています。

App-V 4.6 SP2 より前のバージョンのリモート デスクトップ サービスのソフトウェア要件

オペレーティング システム エディション サービス パック システム アーキテクチャ

Windows Server 2003

Standard Edition、Enterprise Edition、または Datacenter Edition

SP1 または SP2

x86

Windows Server 2003 R2

Standard Edition、Enterprise Edition、または Datacenter Edition

サービスパックなし、または SP2

x86

Windows Server 2008

Standard、Enterprise、または Datacenter Edition

SP1 または SP2

x86

Windows Server 2008 R2

Standard、Enterprise、または Datacenter Edition

サービスパックなし、または SP1

x64

注意

リモート デスクトップ サービス用 Application Virtualization (App-V) 4.6 SP2 は、これらのオペレーティング システムの 32 ビットと 64 ビット バージョンをサポートしています。

参照:

タスク

Application Virtualization Sequencer をインストールする方法
Application Virtualization Sequencer をアップグレードする方法

概念

Application Virtualization Client のハードウェア要件とソフトウェア要件
Application Virtualization システム要件

-----
MDOP の詳細については、TechNet ライブラリの参照、TechNet Wiki でのトラブルシューティングの検索、または FacebookTwitter をフォローしてください。 MDOP ドキュメントに関するご意見やご提案は、以下までお送りください。 MDOPdocs@microsoft.com。