Application Virtualization Client をアップグレードする方法

適用対象: Application Virtualization

次の手順を実行して、Application Virtualization (App-V) Desktop Client または App-V Client for Remote Desktop Services (旧 Terminal Services) をアップグレードします。クライアントのアップグレードは、インストールされている古いバージョンの上に新しいバージョンをインストールして行います。クライアントをアップグレードするとき、インストーラ ソフトウェアは仮想アプリケーションのユーザーの設定を自動的に保存して移行します。セットアップ プログラムを実行するには、管理者権限が必要です。

注意

Application Virtualization (App-V) 4.5 [Template Token Value] 以降のバージョンの [Template Token Value]へのアップグレード中に、HKCU レジストリ キーへのアクセス許可が変更されます。そのため、ユーザーが構成した切断モード設定など、以前に設定したユーザーの構成は失われます。アクセス許可のロックダウンによって、クライアントのユーザー インターフェイスの動作をユーザーが構成できないように制限していない場合は、公開の更新後にユーザーがこれらの環境設定をリセットできます。

[Template Token Value]

重要

App-V Client のバージョン 4.6 以降にアップグレードする場合は、コンピュータのオペレーティング システム (32 ビットまたは 64 ビット) に適したインストーラを使用する必要があります。誤ったインストーラを使用すると、エラー メッセージが表示され、インストールすることはできません。

[Template Token Value]

Application Virtualization Desktop Client をアップグレードするには

  1. すべての仮想アプリケーションをシャット ダウンし、Windows デスクトップの通知領域に表示されている [App-V Desktop Client] アイコンを右クリックして [終了] をクリックし、既存のクライアントをシャット ダウンします。

  2. 正しいインストーラ アーカイブ ファイルを取得してコンピュータに保存してから、ファイルをダブルクリックしてアーカイブを展開します。

  3. 参照して setup.exe ファイルを検索し、setup.exe をダブルクリックしてインストール開始します。

  4. ウィザードによって、すべての必須ソフトウェアがシステムにインストール済みかどうかが確認され、次に示すソフトウェアのいずれかがインストールされていない場合は、インストールするようにメッセージが表示されます。

    • Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)

    • Microsoft Core XML Services (MSXML) 6.0 SP1 (x86)

    • Microsoft アプリケーション エラー報告

    [Template Token Value]

    注意

    バージョン 4.6 以降の場合は、ウィザードによって次の必須ソフトウェアもインストールされます。

    • Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)

    [Template Token Value]

  5. [インストール] をクリックします。インストールの進行状況が表示され、[保留中] から [インストール中] に状態が変化します。各ステップが正常に完了するたびに、インストール ステータスは [成功しました] に変わります。

  6. コンピュータにクライアントの古いバージョンが見つかったというメッセージと共に [Application Virtualization Desktop Client] ダイアログが表示されたら、[次へ] をクリックして新しいバージョンにアップグレードしてください。

  7. [使用許諾契約] 画面が表示されたら、使用許諾内容を確認し、同意するのであれば、[使用許諾契約書に同意します] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  8. InstallShield ウィザードに、[プログラムをアップグレードする準備が整いました] ダイアログ画面が表示されたら、[アップグレード] をクリックしてアップグレードを開始します。次の画面に、クライアントのインストールが進行中であることが表示されます。

    警告

    クライアント プログラムを手順 1 でシャット ダウンしなかった場合は、[使用中のファイル] 警告が表示される場合があります。この場合は、デスクトップの通知領域に表示される [App-V Client] アイコンを右クリックして [終了] をクリックし、既存のクライアントをシャット ダウンします。[再試行] をクリックして、次に進みます。

  9. インストールが正しく完了すると、コンピュータの再起動を求めるプロンプトが表示されます。インストールを完了するには、コンピュータを再起動する必要があります。

    注意

    なんらかの理由でアップグレードが失敗した場合、アップグレードをし直すにはコンピュータを再起動する必要があります。

コマンド ラインで Application Virtualization Client をアップグレードするには

  1. setup.msi プログラムを使用して App-V Client をアップグレードする場合は、必須ソフトウェアがインストールされていることを確認します。

    [Template Token Value]

    重要

    • App-V Client のバージョン 4.6 以降では、Setup.msi プログラムによってシステムがチェックされます。必須ソフトウェアがインストールされていないと、インストールを続行できないというエラー メッセージが表示され、インストールが中断します。

    • App-V バージョン 4.6 では、アップグレードするときにコマンドライン パラメータを使用することはできません。

    [Template Token Value]

  2. 以下のコマンド ラインの例では、setup.msi ファイルを使用して App-V Client をアップグレードします。App-V Desktop Client と App-V Client for Remote Desktop Services (旧 Terminal Services) のどちらをアップグレードするかに応じて、正しいクライアント インストーラ プログラムを使用してください。

    msiexec.exe /i "setup.msi"

    重要

    引用符が必要なのは、値に空白が含まれている場合だけです。一貫性を保つため、先の例のインスタンスにはいずれも引用符があります。

Application Virtualization Client for Remote Desktop Services をアップグレードするには

  1. 会社で決められているポリシーに従って、リモート デスクトップ セッション ホスト (RD セッション ホスト) サーバーのアプリケーションのインストールとアップグレードを行います。システムがファームに含まれている場合は、サーバー ファームからその RD セッション ホストを削除します。

  2. RD セッション ホストでクライアントを手動でアップグレードすることはできません。したがって、App-V Client for Remote Desktop Services (旧 Terminal Services) のアップグレードは、コマンド ラインで行います。

    [Template Token Value]

    注意

    App-V バージョン 4.6 以降では、クライアントをアップグレードするのにコマンド ラインだけでなく、リモート デスクトップ セッションも使用できます。リモート デスクトップ セッションを起動するのに、特別なパラメータは必要ありません。

    [Template Token Value]

  3. Client for Remote Desktop Services のアップグレードが完了したら、RD セッション ホストを再起動してログインします。

  4. システムが再起動したら、サーバーをサーバー ファームに追加します。

    注意

    なんらかの理由でアップグレードが失敗した場合、アップグレードをし直すにはコンピュータを再起動する必要があります。

参照:

その他のリソース

Application Virtualization 展開およびアップグレードに関する考慮事項

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