新しい Exchange 管理者が行う作業トップ 10

Exchange を初めてインストールすると、既定により、ユーザーのメールボックス クォータは無制限に設定されています。これでは、ユーザーがサーバー上のディスク ドライブをすべて使い切ってしまう可能性もあります。これを避けるために、ユーザーのメールボックスの格納域を有効します。

メールボックスには、次の 3 種類の格納域を設定できます。

  • 警告を出す: ユーザーのメールボックスが指定したサイズに達すると、クォータ超過の通知がそのユーザーに送られます。Microsoft Outlook® 2002 以降では、メールボックスの整理ウィザード ([ツール] メニュー) を使ってユーザーがメールボックスを空にできます。

  • 送信禁止: ユーザーのメールボックスが指定したサイズに達すると、そのユーザーはメールを送信できなくなります。

  • 送受信禁止: ユーザーのメールボックスが指定したサイズに達すると、そのユーザーはメールを送受信できなくなります。送受信が禁止されているユーザーに他のユーザーがメールを送信すると、配達不能の通知が戻ってきます。

[警告メッセージの発行間隔] は、[警告を出す] 格納域のチェックがオンの場合にのみ使用します。ここで、いつ警告メッセージを送信するかを指定します。

格納域設定を変更するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[Microsoft Exchange] をポイントし、[システム マネージャ] をクリックします。

  2. 左のペインから [サーバー] をダブルクリックし、格納域を設定するサーバー名をダブルクリックします。

  3. 格納域を設定するストレージ グループ名をダブルクリックします。既定では、ストレージ グループが 1 つだけあり、[最初のストレージ グループ] と名前が付けられています。

  4. 格納域を設定するメールボックス ストアを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    既定では、メールボックス ストアが 1 つだけあり、[メールボックス ストア*<サーバー名>*] と名前が付けられています。

  5. [制限] タブで、[警告を表示するサイズ]、[送信を禁止するサイズ]、または [送受信を禁止するサイズ] のいずれかを選択します。
    サイズはキロバイト (KB) 単位です。たとえば、ユーザーのメールボックスが 1 メガバイト (MB) に達したときに警告を表示するには、「1,000」と入力します。