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FrontPage 2003 Web サイトに適したホスティング環境の選択
公開日: 2004年7月7日

ホワイト ペーパー

最新情報については、http://www.microsoft.com/frontpage/ を参照してください。

トピック

はじめに
ホスティング環境のオプション
適切なホスティング環境の選択
ある環境から別の環境への移行
付録 各環境でサポートされる機能の比較

はじめに

1994 年初期は、企業や家庭内でコンピュータを使用する人々がハードウェアやソフトウェアをアップグレードし、WYSIWYG (What You See Is What You Get) 環境を得た時期であり、これにより、文書、スプレッドシートおよびプレゼンテーションの作成が主流になっただけでなく、標準として考えられるようになりました。当時、ほとんどの人は World Wide Web という言葉を聞いたこともなく、聞き慣れない HTML という言語を使用して手作業でコードを記述しなければならない Web ページの作成経験を持つ人もほとんどいませんでした。この年は、インターネット関連新興企業の Vermeer Technologies Inc という小さな企業が FrontPage という名のツールの開発に着手した年でもあります。当時はあまり知られていませんでしたが、FrontPage のわかりやすい WYSIWYG ユーザー インターフェイスのおかげで、一般的な中小企業やホーム ユーザーによる Web サイトおよび Web ページの作成が現実のものとなりました。

Vermeer FrontPage は Web サイトの作成と編集機能に Web サイト管理機能を組み合わせた最初の Web サイト オーサリング ツールであり、革新的な製品でした。たとえば、この製品では複数のユーザーが同じ Web サイトを編集できました。これを可能にしていたのは FrontPage Server Extensions というサーバー側コードで、複数ユーザーのアクセス管理を支援し、移動または名前変更されたページのハイパーリンク修正を行い、ユーザーがサーバー上の Web サイトを直接編集できるようにしていました。Vermeer FrontPage と Microsoft Office プログラム (Microsoft Word など) の相乗効果がしだいに表れたので、1996 年、Microsoft は Vermeer Technologies Inc を買収し、Vermeer FrontPage は Microsoft FrontPage に名称変更し、Web サイトの作成および管理ツールになりました。

現在 Microsoft Office FrontPage 2003 は、Microsoft Office System の一部となっており、人と企業を情報やビジネス プロセスに結びつける、サーバー、サービス、プログラム、およびソリューションから構成されています。FrontPage は、Microsoft Windows Server 2003 オペレーティング システムやその他のサーバー環境のサーバー基盤のテクノロジを利用して、強力で柔軟性に富み使いやすい環境を Web サイトおよび Web ページの編集者と管理者に提供するため、FrontPage を Microsoft Office System に含めることは自然な考え方でした。このドキュメントでは FrontPage Server Extensions の進化と、FrontPage 2003、SharePoint Team Services および Windows SharePoint Services の機能の利用を考えている企業やユーザーが使用できる多くのオプションについて概説します。

歴史的概要

そもそも FrontPage Server Extensions は、ユーザー側で実装することが難しい、または、実装が不可能なクライアント側の機能を有効にするものでした。たとえば、複数のユーザーが同時に Web サイトを編集する、サーバーから Web サイトをアップデートするなどの機能がこれに当たります。Microsoft は広範な種類のサーバー プラットフォーム用に複数バージョンの FrontPage Server Extensions を開発してきたため、ユーザーは、FrontPage の機能を同等にサポートするさまざまなホスティング プロバイダの中から適したプロバイダを選択することができました。これらのホスティング プロバイダは、同じサーバー オペレーティング システムや Web サーバー ソフトウェアを実行する必要はありません。

FrontPage の進化に伴い、ユーザーはニーズに見合うホスティング環境をさらに自由に選択できるようになりました。たとえば FrontPage 98 のリリース以降、FTP (ファイル転送プロトコル) をサポートするサーバーに対するファイルのアップロードが可能になったため、ほとんどのサーバーに対して、サイトのホスティングやサイトの編集を行うことができるようになりました。そして現在の FrontPage 2003 では、ユーザーがサーバーに接続し、ファイルの同期や選択したファイルの発行を行う機能や、使用中のファイルが他のユーザーにより上書きされるのを防ぐためのロック機能が追加されました。これらはすべて、業界標準の FTP または WebDAV (Web-based Distributed Authoring and Versioning) と呼ばれるリモート Web サーバー上のファイルの編集と管理を行うためのプロトコルを使用します。実際、FrontPage 2003 ではサーバー拡張は不要で、Windows SharePoint Services、データベース、サイト管理機能などを利用する場合のみ、Web サイトのホスト先であるホスティング プロバイダに Web サイトを Windows SharePoint Services、SharePoint Team Services、または FrontPage 2002 Server Extensions を実行しているサーバーでホストしてもらうよう依頼する必要があります。必要になる作業が単純な Web サイトの管理とアップデートのみで、強力なデータベース機能やサイト管理機能が不要で、サーバー側で特別な FrontPage テクノロジを必要としない場合は手続きはさらに簡単です。ホスティング プロバイダが FTP または WebDav をサポートしているかどうかを確認するだけで済みます。実質的にほとんどすべてのホスティング プロバイダがこれらをサポートしています。

以下の表は、FrontPage に加えられた更新と強化機能でサーバー要件に影響を与えたものを、時系列で示したものです。

時期

出来事

説明

1996 年 春

Microsoft が Vermeer Technologies Inc を買収し、FrontPage 1.1 をリリース

Vermeer FrontPage が Microsoft FrontPage に名前変更され、FrontPage 1.1 が出荷されました。ハイパーリンクの自動修正、Microsoft Office のユーザー インターフェイス、WYSIWYG の表作成、スペル チェック機能などの特徴がありました。

1996 年 秋

FrontPage 97 with Bonus Pack のリリース

FrontPage 97 with Bonus Pack では Microsoft Office との統合性が高まり、Microsoft Image Composer、Microsoft Personal Web Server、Microsoft Internet Explorer などの Web ツールが追加されました。FrontPage 97 では、Java アプレットを追加する機能と、Web ページの HTML ソースを別ウィンドウで編集する機能も導入されました。

1997 年 秋

FrontPage 98 のリリース

Microsoft FrontPage 98 では、埋め込みイメージのホストの編集ツールや WYSIWYG 表およびフレームのほか、ナビゲーション ビューを使用して Web サイトの構造を視覚的にレイアウトする機能など、新しいサイト管理ツールが導入されました。WYSIWYG 編集ビューで、ページ プレビューと HTML 編集がサポートされるようになりました。

1999 年 夏

FrontPage 2000 のリリース

Microsoft FrontPage 2000 では、新しいサイト管理レポート、強化されたデータベース機能、選択したファイルを発行する機能、サブ Web のネスト、チェックイン/チェックアウト、ワークフロー レポート、カテゴリ コンポーネント、強化されたハイパーリンク修正などが導入されました。また、HTML 編集アプリケーションとサイト管理アプリケーションを組み合わせ、単一のユーザー インターフェイスを提供しました。

1999 年 夏

Office 2000 と Microsoft Office Server Extensions の同時リリース

Microsoft Office Server Extensions は Microsoft Windows インターネット インフォメーション サービスを実行しているサーバーで動作し、Microsoft Office 2000 のユーザーが Web サーバーに直接ファイルを保存する機能を提供します。Office Server Extensions は FrontPage Server Extensions 2000 のスーパー セットです。FrontPage Server Extensions 2000 の機能のほかに、ディスカッションおよび購読機能を介したドキュメントに対するコラボレーション能力および、いくつかの Web ベースの管理機能も含まれています。

2001 年夏

FrontPage 2002 のリリース

FrontPage 2002 では、カスタム リンク バーの作成機能、強化されたデータベース機能、向上した共有枠、利用状況分析レポート、トップテン リスト、強化されたサイト レポート、強化された発行用ダイアログ、発行ログ ファイル、より早い発行能力、詳細な許可設定などが導入されました。SharePoint Team Services を使用することで利用可能になるリスト、ライブラリ、ディスカッション掲示板、アンケートなどの機能は、FrontPage 2002 からでも使用できます。FrontPage 2002 Server Extensions により Microsoft Office プログラムのユーザーは、FrontPage 2002 Server Extensions または Office Server Extensions を実行しているサーバーに直接ファイルを保存できます。

2001 年 夏

SharePoint Team Services のリリース

SharePoint Team Services は FrontPage 2002 と共に出荷されました。これは IIS 上で動作し、ユーザーは、チームの Web サイトを簡単に作成することができました。この Web サイトは許可されたユーザーがブラウザや FrontPage を使用して更新できます。FrontPage 2002 (および、それ以降のリリース) では、リスト、ライブラリ、ディスカション掲示板、アンケートなどを含め、SharePoint Team Services で作成されたサイトを詳細にカスタマイズすることが可能になりました。これにより、コンテンツ所有者はドキュメントや情報のアップロードと管理を簡単に行うことができます。

2003 年 秋

FrontPage 2003 のリリース

FrontPage 2003 では FTP または WebDAV サーバーに対しての発行が可能になりました。また、ファイルのロック機能も導入され、ファイルの編集時に、他のユーザーが加えた変更を上書きしてしまう危険を防げるようになりました。FrontPage 2003 にサーバー拡張はありませんが、ユーザーは、FTP または WebDAV サーバーに対する発行が可能であり、FrontPage Server Extensions 2002、SharePoint Team Services、または Windows SharePoint Services を実行するサーバーを使用できます。Windows SharePoint Services により FrontPage 2003 のユーザーは、データ ドリブン型ソリューションを作成できます。データ ドリブン型ソリューションでは、データベースや XML データ ソースおよび、Windows SharePoint Services のリスト、ライブラリ、アンケートなどからのデータのライブ ビューを表示できます。

2003 年 秋

Windows SharePoint Services のリリース

Windows SharePoint Services は SharePoint Team Services の代わりとなるもので、Windows Server 2003 アップデートとして入手できます。Windows SharePoint Services により画像ライブラリとフォーム ライブラリが追加され、より強度の高いセキュリティとアクセス許可設定が利用できるようになります。個人のリストやライブラリに対して固有のセキュリティ設定やアクセス許可を付与することも可能です。Windows SharePoint Services でもデータドリブン型ソリューションを作成することが可能で、ソリューションは FrontPage 2003 からでもアクセスできます。

ホスティング環境のオプション

Microsoft Office FrontPage 2003 は、Web サイトの作成、編集、および管理を行うための強力で柔軟性に富んだツールです。ユーザーのニーズは多様で、ユーザーが使用する FrontPage の機能もそれぞれ異なるため、必要になるサーバー環境もそれぞれ異なります。ここでは、FrontPage 2003 で作成した Web サイトのホスティング環境のオプションについて概説します。

ヒント 発行に関するオプションは [リモート Web サイトのプロパティ] ダイアログ ボックスに表示されます。[ファイル] メニューの [サイトの発行] をクリックします。

FTP

FTP (ファイル転送プロトコル) は Web ページ、ASP ページ、ASP.NET ページ、画像などのファイルを Web サーバーにアップロードするためのプロトコルです。FTP はほとんどの Web サーバー (Windows Server 2003 のインターネット インフォメーション サービスを含む) でサポートされており、UNIX や Microsoft Windows オペレーティング システムを実行しているサーバーなど、ほとんどすべての Web サーバーに対して簡単にファイルをアップロードできます。Web サイトへのファイルのアップロードに FTP の利用を考えている場合は、FTP をサポートしているかどうかをホスティング プロバイダに確認してから、サービス契約を結ぶようにしてください。

FrontPage 2003 では、FTP をサポートするサイトに関する作業が今までよりもはるかに簡単になります。FrontPage のユーザーの多くは Web サイトを開いて、接続中に作業を行うことに慣れています。FrontPage 2003 は、ユーザーが HTTP (ハイパーテキスト転送プロトコル) URL で Web サイトを開こうとすると、まず、そのサイトを Windows SharePoint Services、SharePoint Team Services、または FrontPage Server Extensions で開くことを試みます。SharePoint または FrontPage で拡張されていない Web サイトではこの試みは失敗し、ユーザーは Web サイトのローカル コピーを作成するよう求められます。コピーを作成すると、Web ページやコンテンツを編集できます。変更を加えたらリモート サイトとローカル サイトとを同期させます。同様に、FTP のみをサポートするサーバーに FrontPage の Web サイト テンプレートやウィザードを使用した Web サイトを作成する場合、Web サイトをローカルに保存し、変更を加えてからローカルのファイルとサーバー上のファイルを同期させるよう求められます。この機能により FrontPage のユーザーは、FTP のみをサポートするサイトについても、高度な編集環境を得ることができます。

FrontPage では FTP クライアントを別に用意する必要がありません。また、サイトをリモートから管理するためのツールが、サイトの編集と管理に必要なツールの近くに配置されます。新しいリモート Web サイト ビューでは、サイトのリモート コピー上のファイルをすべて見ることができ、これらのファイルの同期を簡単に実行できます (図 1 を参照)。リモート Web サイト ビューではフィルタ機能も利用できるため、古いファイルや発行しないファイルをひと目で確認できます。

図 1 [リモート Web サイト] ビュー

1 [ リモート Web サイト ] ビュー

FrontPage 2003 は複数ユーザーによる編集機能のサポートがあり、ファイルの編集中に他のユーザーによりファイルが編集されることはありません。この機能には、FrontPage のチェックイン/チェックアウト機能と同じように、ロック ファイル (.lck) が使用されています。ロック ファイルは特定ファイルへのアクセスを遮断します。また、FrontPage 2003 では、Macromedia Dreamweaver などの他のプログラムとの双方的なファイル ロック機能が実現しました。たとえば、グループ内に FrontPage を使用する Web 開発者と Dreamweaver を使用する Web 開発者がいる場合でも、開発者はチェックイン/チェックアウト機能を利用して、他の人のファイルを上書きしてしまう心配なしに、ファイルの編集ができるようになりました。

ヒント チェックイン/チェックアウト機能は既定で無効になっています。この機能を有効にするには、[ツール] メニューの [サイトの設定] をクリックし、[全般] タブで [ドキュメントのチェックイン/チェックアウト機能を使用する] をオンにします。

FrontPage 2003 はパッシブ FTP もサポートしています。これは、サーバーからクライアントへの応答をブロックするインターネット ファイアウォールを通過して、インターネット上にファイルを発行する場合に使用されます。通常の FTP セッションでは、クライアント コンピュータが FTP サーバーとの最初の通信を確立し、その後 FTP サーバーがクライアントに応答します。たとえば、企業にファイアウォールが設置されていて、ファイアウォールの外側にあるサーバーからネットワーク内のクライアントへの通信がブロックされている場合には、パッシブ FTP を使用するとクライアントとサーバー間の接続を確立できます。これにより、サーバーからの応答をファイアウォールを通過させてクライアントに届けるようにする必要はなくなります。

FTP 以外の発行オプション (WebDAV、FrontPage Server Extensions、SharePoint Team Services、Windows SharePoint Services) では、HTTP (ハイパーテキスト転送プロトコル) を使用して Web サーバーと通信します。HTTP の発行オプションとは対照的に、FTP を使用して発行を行う場合、サイトのコンテンツの発行先として指定する Web アドレスは、実際のサイトの Web アドレスとは異なります。たとえば、ホスティング プロバイダからサイトの発行先として連絡された FTP アドレスが ftp://ftp.myhostingprovider.com/yoursite としても、実際にサイトを訪れるためのアドレスは http://www.yoursite.com になります。このため、FTP を使用して Web サーバーにファイルをアップロードする準備ができたら、Web サーバーの FTP アドレス (たとえば ftp://ftp.myhostingprovider.com) を [リモート Web サイトの場所] ボックスに入力し、[リモート Web サイトのプロパティ] ダイアログ ボックスの [FTP ディレクトリ] ボックスにホスティング プロバイダから連絡されたディレクトリ名 (この例では、yoursite) を入力して [OK ] をクリックします (図 2 を参照)。

図 2 [リモート Web サイトのプロパティ] ダイアログ ボックス

2 [ リモート Web サイトのプロパティ ] ダイアログボックス

ヒント ホスティング プロバイダより、ホーム ページの名前についても尋ねられます。http://www.example.com/ という URL を指定すると自動的に自分のホーム ページが表示されるようにしたい場合は、ホーム ページはホスティング プロバイダから指定されたファイル名にする必要があります。たとえば、default.htm、default.aspx、default.html、index.htm、index.html などのファイル名です。

Web サイトをホストしているサーバーで FrontPage Server Extensions、SharePoint Team Services、または Windows SharePoint Services が実行されており、FTP もサポートされている場合は、FTP アドレスを使用して編集を行うのではなく、ブラウズするときに指定する実際の HTTP アドレスを使用して FrontPage でサイトを開き、編集することをお勧めします。これは、変更を加えたファイルを FTP を使用してアップロードする場合、その変更点と FTP でサポートされていない FrontPage Server Extensions、SharePoint Team Services、または Windows SharePoint Services のサーバー側機能の間で衝突が生じる可能性があるためです。

WebDAV

WebDAV (Web-based Distributed Authoring and Versioning) は FTP の代わりに HTTP を使用して Web サーバーと通信する、Web サーバーにファイルをアップロードするためのもう 1 つの方法です。Microsoft Windows およびインターネット インフォメーション サービスを実行しているサーバーや UNIX ベースの Web サーバー ソフトウェアを実行しているほとんどのサーバーでは、許可されたユーザーが WebDAV を使用してファイルをアップロードできます。たとえば MSNR コミュニティ (詳細については http://groups.msn.com を参照) や Xdrive (詳細については http://www.xdrive.com を参照) などの多くの Web ベースのサービスで、これが可能になっています。WebDAV を使用して Web サイトを開くのは FTP を使用する場合と似ており、ユーザーはサイトのローカル コピーを作成して、変更を加えてからローカルのファイルとサーバー上のファイルと同期させるように求められます。

FrontPage Server Extensions 2002

FrontPage Server Extensions 2002 は、FrontPage 2002 や FrontPage 2003 クライアントの機能を拡張するサーバー側ソフトウェア コンポーネントです。このコンポーネントは FrontPage を使用する際には必要ありません。これらのコンポーネントがサポートする機能を使用する場合のみ必要です。FrontPage Server Extensions 2002 は UNIX ベースおよび Microsoft Windows ベースのさまざまなサーバー オペレーティング システム、Web サーバー プラットフォームで利用できます。FrontPage Server Extensions 2002 が利用可能なプラットフォームの詳細については、http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc767980.aspx (英語) を参照してください。

FrontPage Server Extensions 2002 が稼働する Web サーバーを使用すると、ローカル コンピュータでデータ ファイルを保持せずに FrontPage 2002 や FrontPage 2003 が稼働するコンピュータから Web サイトを開いて編集できます。たとえば、Web サイトを編集する場合、ユーザーはサイトのどのページでも開いて編集できます。作業が終了したら、ページを保存するだけでサーバーへの変更の確定が行われます。FrontPage 2003 で Web サイトを開くには、[ファイル] メニューの [サイトを開く] をクリックします。[サイト名] ボックスに Web ページの URL を入力し、[開く] をクリックします。指示に従い、サイト用のユーザー名とパスワードを入力すると、FrontPage で Web サイトが開きます。

図 3 [サイトを開く] ダイアログ ボックス

3 [ サイトを開く ] ダイアログボックス

ヒント これとは対照的に FTP や WebDAV を使用してサイトを開く場合は、Web サイトのローカル コピーを作成して作業し、変更がある場合はファイルを同期するよう求められます。FrontPage Server Extensions 2002 で拡張されたサイトを開くと、サーバー上のサイトを編集できます。

FrontPage Server Extensions は、ある場所から他の場所へ Web サイトを発行することもできます。たとえば、FrontPage のサイトの発行機能を使用すると、ハード ディスク ドライブに Web サイトのバックアップを作成したり、中継サーバーから実稼動サーバーへ Web サイトを移動できます。この機能には、[ファイル] メニューの [サイトの発行] をクリックしてアクセスします。

Web サイト ホスティング プロバイダに FrontPage Server Extensions 2002 のサポートを要求すると、サイト管理レポート、利用状況分析レポート、強化されたデータベース機能、サブ Web のネスト、チェックイン/チェックアウト機能を含むマルチユーザー オーサリング、ナビゲーション機能などの FrontPage のその他の機能を利用することができます。http://www.microsoft.com/office/frontpage/prodinfo/partner/wpp.asp で FrontPage Server Extensions をサポートするホスティング プロバイダの一覧を参照できます。

SharePoint Team Services

SharePoint Team Services のリリースにより、すべての人がブラウザから Web サイトやそのコンテンツを簡単に作成したり、更新できるチーム Web サイトが導入され、FrontPage を使用して、カスタム フォント、書式設定、コンテンツの選択を行いサイトをカスタマイズできます。SharePoint Team Services で作成された既定の Web サイトは、コンテンツ所有者によってアップロードされるドキュメントと情報を保存するリストを含み、コンテンツ所有者により簡単に更新できます。また、ユーザーはオンラインのアンケートとディスカッション掲示板を簡単に作成したり、表示することができ、これらの操作のすべてをブラウザから実行できます。SharePoint Team Services は、ドキュメントとリストの情報を保存するのに Microsoft SQL Server を使用します。Web ページを保存するのにサーバーのファイル システムを使用します。このため、ホスティングの要件は FrontPage Server Extensions のものとは異なります。Web サイト ホスティング プロバイダの多くは、SharePoint Team Services をサポートしています。http://www.microsoft.com/office/frontpage/prodinfo/partner/wpp.asp で SharePoint Team Services をサポートするホスティング プロバイダの一覧を参照できます。

図 4 SharePoint Team Services 既定のホーム ページ

4 SharePoint Team Services 既定のホームページ

ヒント SharePoint Team Services は FrontPage 2002 フル パッケージ製品と Microsoft Office Developer Edition で入手できます。SharePoint Team Services の入手方法の詳細については http://www.microsoft.com/japan/sharepoint/default.asp を参照してください。

SharePoint Team Services が稼働する Web サイトはサイトの更新のための機能として発行を使用しません。Web サイトが開いている場合、ブラウザまたは FrontPage を使用してサイトを更新できます。その後で、変更したページを保存します。これは、FrontPage Server Extensions 2002 のセクションでの説明と同様、[ファイル] メニューの [サイトを開く] をクリックすると実行されます。

ヒント FrontPage 2002 クライアントと SharePoint Team Services サーバーが Office XP Service Pack 1 を稼働している場合、SharePoint Team Services サイトはバックアップや移行のため、ある場所から他の場所へ発行できます。サイトの更新やマージはできませんが、新しい場所へ移動やコピーが簡単にできます。

SharePoint Team Services で作成された Web サイトが、FrontPage でいったん開かれると、画像の変更、新しいテーマ (フォント、書式、ボタンや背景の画像などのグラフィックスを集めたもの) の適用、ページへのテキスト追加が可能になり、ライブラリやリストのデータの表示を新しいページに挿入することもできます。SharePoint のリストとライブラリに含まれるデータに特定の基準でフィルタをかけてからデータを表示する機能が組み込まれたことにより、SharePoint Team Services と FrontPage はデータおよびドキュメントを含むサイトを作成するための強力なツールとなりました。

Windows SharePoint Services

Windows SharePoint Services は SharePoint Team Services のアップグレードです。Windows SharePoint Services は、Microsoft Windows Server System の一部で、Windows Server 2003 のアップデートとして入手できます。SharePoint Team Services と同様に、Windows SharePoint Services で作成された Web サイトにはリスト、ライブラリ、アンケート、ディスカッション掲示板など中心となる既定の要素があり、これらは許可されたユーザーがブラウザから更新できます。Windows SharePoint Services は、Web ページを最新のものに更新するために ASP.NET を使用し、データ ビュー、ニュース配信などのコンテンツを配信するモジュラーの機能を有効にするために Web パーツを使用します。

図 5 Windows SharePoint Services ホーム ページ

5 Windows SharePoint Services ホームページ

Windows SharePoint Services は Microsoft SQL Server を使用して、リスト、ライブラリ、アンケート、ディスカッション掲示板、Web ページ、セキュリティ、アクセス権などすべての Web サイト情報を保存します。これは、スケーラビリティとパフォーマンスを大幅に向上させる構造的な強化を表しています。さらに、Windows SharePoint Services が稼働するサーバーでホストされている Web サイトでは、サーバー管理者は SQL Server ツールを使用して、管理、バックアップ、復元を行うことができます。ただし、これらの構造的な変更は、SharePoint Team Services の機能と Windows SharePoint Services の機能は一対一で対応していません。Windows SharePoint Services では利用できませんが、SharePoint Team Services で利用できる機能は次のとおりです。

  • データベース結果ウィザード

  • ドキュメント ライブラリ - 変更ルール

  • ドキュメント ライブラリ ウィザード - ルールのカスタマイズ

  • 結果をデータベースに保存

  • スケジュールされたイメージ

  • スケジュールされたインクルード ページ コンポーネント

  • テンプレート ウィザードの検索フォームのオプション

  • 目次

  • テンプレート ウィザードの目次オプション

  • ユーザー登録のテンプレート (検索を使用)

  • Visual InterDev リンク バー

適切なホスティング環境の選択

FrontPage 2003、SharePoint Team Services、Windows SharePoint Services で作成された Web サイトをホストするための多くのオプションが利用できます。このセクションでは、それぞれの環境で利用できる機能についてそれぞれ説明します。オプションを次のようにまとめるます。

使用者

目的

必要な機能の例

推奨されるサーバー環境

Web サイト作成者

Web サイトの作成に最適なサイト作成/編集ツール。

HTML ツール

WYSIWYG 編集

表ツール

グラフィックスの編集

ナビゲーション バー

実質的にほとんどのホスティング プロバイダで利用できる FTP または WebDAV

チームの Web サイト作成者

チームでサイトを編集する機能付きの高度なサイト作成/編集ツール。

ファイル ロック

チェックイン/チェックアウト

リモート サイト ビュー

サーバー上のファイルとローカル ファイルの同期

実質的にほとんどのホスティング プロバイダで利用できる FTP または WebDAV

データベース フォーム要件のある Web サイトの作成者

データをデータベースに送信したり、他のページでフォーム データを表示する HTML フォームを作成する。

データベース結果ウィザード

FrontPage Server Extensions 2002、または SharePoint Team Services (Windows SharePoint Services ではない)

検索要件のある Web サイトの作成者

サイトの訪問者がそのサイトで情報を検索するための検索フォームをサイトに挿入する。

検索フォーム (Windows SharePoint Services では、SQL Server のフルテキスト検索がサーバーで有効な場合、新しい Web 検索を挿入する)

FrontPage Server Extensions 2002 または SharePoint Team Services

Web サイト作成者/管理者

サイトへのアクセス方法とサイトの使用方法についての情報入手と、サブ Web に対する固有セキュリティおよびアクセス権を設定する。

サイト管理レポート

利用状況分析レポート

目次

ネストしたサブ Web

セキュリティとアクセス権のその他のオプション

FrontPage Server Extensions 2002 または、SharePoint Team Services

コンテンツ所有者のいる Web サイトの作成者/管理者

コンテンツ所有者がサイトの情報やドキュメントを自分で更新することができる。

ブラウザ ベースの編集

外観と操作性やコンテンツのカスタマイズ

ドキュメント ライブラリ、リスト、アンケートやディスカッション掲示板

SharePoint Team Services または Windows SharePoint Services

データドリブン型ソリューションが必要なコンテンツ所有者がいる Web サイトの管理者

コンテンツ所有者がリストとライブラリを自分で更新できるようにし、またそのサイトでデータベース、Web サービスと XML データを表示できる。

さまざまな情報源からのデータの更新されたビューを継続して表示する機能

ブラウザ ベースの編集

外観と操作性やコンテンツのカスタマイズ

ドキュメント ライブラリ、リスト、アンケート、とディスカッション掲示板

Windows SharePoint Services

FTP または WebDAV

FrontPage は Web サイトを作成および管理し、FTP または WebDAV をサポートするサーバーに Web サイトをアップロードする機能を備えているため、あらゆる Web サーバーおよび Web サイト ホスティング プロバイダを利用できます。FTP または WebDAV を使用する場合に利用できる機能の一覧を次に示します。この一覧では、WYSIWYG のテーブル編集や、イメージのトリミング、回転、サイズ変更などの標準の FrontPage の機能は明示的に示していません。

  • コメント

  • リモート サイトへの接続

  • 日付/時間の挿入

  • 外部 HTML (FrontPage の管理外)

  • ファイル ロック

  • インクルード ページ

  • リンク バー、戻る/進む

  • 複数のユーザーによる編集作業

  • ナビゲーション

  • フォト ギャラリー

  • アクティブ FTP による発行

  • パッシブ FTP による発行

  • WebDAV による発行

  • リモート Web サイト ビュー

  • データベース フォーム ハンドラに送信

  • 代替コンポーネント

  • テーマ

FrontPage Server Extensions、SharePoint Team Services、および Windows SharePoint Services は、サーバーの機能を提供し、FrontPage 2003 クライアントで利用できます。ただし、FTP または WebDAV を使用して Web サーバーに Web ページやファイルをアップロードしようとするときに、FrontPage で使用できない機能が一部あります。それらの機能を次に示します。これらの機能が必要でなければ、FTP または WebDAV を使用できます。

  • 確認フィールド

  • データ ソース カタログ

  • [データ ソース カタログ] 作業ウィンドウ

  • [データ ソースの詳細] 作業ウィンドウ

  • データ ビューの [条件付き書式] 作業ウィンドウ

  • [データ ビューの詳細] 作業ウィンドウ

  • データ ビューのスタイル

  • データ ビュー Web パーツ

  • データ ビューのカスタマイズ

  • データベース結果ウィザード

  • ディスカッション掲示板

  • ディスカッション フォーム ハンドラ

  • ドキュメント ライブラリ

  • ドキュメント ライブラリ - フォルダ内

  • ドキュメント ライブラリ - フォーム

  • ドキュメント ライブラリ - 変更ルール

  • ドキュメント ライブラリ - ビュー

  • ドキュメント ライブラリ ウィザード - ルールのカスタマイズ

  • ファイル アップロード

  • フォーム ライブラリ

  • ヒット カウンタ

  • リスト

  • リスト - フォーム

  • リスト - ビュー

  • ネストしたサブ Web

  • 画像ライブラリ

  • 登録フォーム ハンドラ

  • Microsoft Office ドキュメントを直接サーバーに保存 (Office プログラムから)

  • 結果フォーム ハンドラの保存

  • スケジュールされたイメージ

  • スケジュールされたインクルード ページ コンポーネント

  • 検索フォーム

  • テンプレート ウィザードの検索フォームのオプション

  • 共有枠の背景のプロパティ

  • SharePoint チーム Web サイト ウィザード

  • サイト管理レポート

  • 複数のファイルまたは ASP (Active Server Pages) ファイルに対するスタイルシートのリンクの設定

  • アンケート

  • 目次

  • テンプレート ウィザードの目次オプション

  • トップテン リスト Web コンポーネント

  • 利用状況分析レポート

  • ユーザー登録のテンプレート (検索を使用)

  • ユーザー ロール (その他のロール)

  • Visual InterDev リンク バー

  • Web パッケージ ソリューション (ニュースおよびレビュー、Web ログなど)

  • Web パッケージのインポート/エクスポート

  • Web パーツ ギャラリー作業ウィンドウ

  • Web パーツ ページと Web パーツ領域

  • Web パーツのサポート

  • XML のサポート

FrontPage Server Extensions 2002

FrontPage Server Extensions 2002 は、UNIX や Windows などの多くの Web サーバーやホストのオペレーティング システムで使用でき、FrontPage 2003 の次の機能をサポートします。ただし、FTP または WebDAV のみをサポートするサーバーで Web サイトをホストしている場合、こられの機能はサポートされません。

  • カテゴリ コンポーネント

  • 確認フィールド

  • リモート サイトへの接続

  • ディスカッション フォーム ハンドラ

  • ファイル アップロード

  • ヒット カウンタ

  • イメージ マップ (サーバー側)

  • ネストしたサブ Web

  • 登録フォーム ハンドラ

  • Microsoft Office ドキュメントを直接サーバーに保存 (Office プログラムから)

  • 結果フォーム ハンドラの保存

  • スケジュールされたイメージ

  • スケジュールされたインクルード ページ コンポーネント

  • 検索フォーム

  • テンプレート ウィザードの検索フォームのオプション

  • 共有枠の背景のプロパティ

  • サイト管理レポート

  • 複数のファイルまたは ASP (Active Server Pages) ファイルに対するスタイルシートのリンクの設定

  • 目次

  • テンプレート ウィザードの目次オプション

  • トップテン リスト Web コンポーネント

  • 利用状況分析レポート

  • ユーザー登録のテンプレート (検索を使用)

  • ユーザー ロール (その他のロール)

  • Visual InterDev リンク バー

SharePoint Team Services

SharePoint Team Services には革新的な新機能が追加されており、チーム メンバとコンテンツの所有者が Web ブラウザから Web サイトのコンテンツを更新できます。つまり、FrontPage Server Extensions 2002 の機能のスーパーセットを備えているのです。SharePoint Team Services または Windows SharePoint Services を使用するクライアントが、FTP、WebDAV、または FrontPage Server Extensions (表中で FPSE と表記) 2002 をサーバーで稼動しない場合を含めて、FrontPage 2002 と FrontPage 2003 を使用したときの機能の一覧を下の表に示します。

FrontPage 2002 と FrontPage 2003 を使用したときの機能一覧

このドキュメントで先に述べたように、SharePoint Team Services と Windows SharePoint Services のアーキテクチャの違いから、SharePoint Team Services の機能の中には Windows SharePoint Services の機能にないものがあります。次に、SharePoint Team Services または FrontPage Server Extensions 2002 で利用でき、Windows SharePoint Services では利用できない機能の一覧を示します。

  • データベース結果ウィザード

  • ドキュメント ライブラリ - 変更ルール

  • ドキュメント ライブラリ ウィザード - ルールのカスタマイズ

  • 結果をデータベースに保存

  • スケジュールされたイメージ

  • スケジュールされたインクルード ページ コンポーネント

  • 検索フォーム

  • テンプレート ウィザードの検索フォームのオプション

  • 目次

  • テンプレート ウィザードの目次オプション

  • ユーザー登録のテンプレート (検索を使用)

  • Visual InterDev リンク バー

Windows SharePoint Services

Windows SharePoint Services は、SharePoint Team Services をアップグレードしたもので、データドリブン型ソリューション、データ ソース カタログ、フォーム ライブラリ、画像ライブラリなどの主要な新機能がいくつか追加されています。Windows SharePoint Services で利用できるが、SharePoint Team Services では利用できない機能の一覧を次に示します。

  • データ ソース カタログ

  • [データ ソース カタログ] 作業ウィンドウ

  • [データ ソースの詳細] 作業ウィンドウ

  • データ ビューの [条件付き書式] 作業ウィンドウ

  • [データ ビューの詳細] 作業ウィンドウ

  • データ ビューのスタイル

  • データ ビュー Web パーツ

  • データ ビューのカスタマイズ

  • ドキュメント ライブラリ - フォルダ内

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  • 画像ライブラリ

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ある環境から別の環境への移行

Web サイトは、あるホスト環境から別のホスト環境に移行できます。ここではユーザーのオプションについて概説します。移行オプションの詳細については、「Microsoft Windows SharePoint Services を使用して作成した Web サイトのバックアップと復元」を参照してください。

FrontPage Server Extensions 2002 を実行するサーバーでホストしている Web サイトを移行する

FrontPage 2003 が持つ Web サイトのバックアップと復元機能、または SharePoint 移行ツール (Smigrate.exe) ユーティリティを使用して、FrontPage Server Extensions 2002 を実行するサーバーでホストされている Web サイトをバックアップおよび復元できます。SharePoint 移行ツールは、FrontPage の Web サイトのバックアップと復元の機能と同じですが、コマンド ラインから実行します。FrontPage Server Extensions を実行するサーバーから Windows SharePoint Services を実行するサーバーにサイトを移行する場合に、FrontPage 2003 の Web サイトのバックアップと復元機能を利用すると、セキュリティ設定は移行されませんが、SharePoint 移行ツールを利用すると、セキュリティ設定も移行されます。ただし、移行元のサーバーが 2 台あり、その両方で Windows SharePoint Services を実行している場合には、このツールを使用してもセキュリティ設定を移行できません。また、ナビゲーション バーなどの一部のサイトのカスタマイズ設定は移行時に維持されません。したがって、まずサイトのバックアップ ファイルを保存しておき、次にそのファイルを Windows SharePoint Services と SQL Server を実行する新しいサーバーに保存します。こうすることで、バージョンどうしを比較して、Windows SharePoint Services を使用して作成するサイトに必要な更新を加えられます。

SharePoint Team Services 1.0 で作成したサイトを移行する

SharePoint Team Services で作成した Web サイトを Windows SharePoint Services で作成した Web サイトに移行する場合は、特に注意すべきいくつかの事項があります。SharePoint Team Services ではデータをファイル システムに保存しているのに対して、Windows SharePoint Services ではサイトが SQL Server または WMSDE (Microsoft SQL Server Data Engine) に完全に格納されていることなどのアーキテクチャの違いがあるため、SharePoint Team Services 1.0 サイトの特性と機能の中には移行されないものもあります。SharePoint Team Services サイトを Windows SharePoint Services に移行するにあたり、注意すべき重要項目の一覧を示します。

Web サイトを移行すると、ホーム ページの名前が "default.htm" から自動的に変更されて "default_old.htm" になり、"default.aspx" のホーム ページが新規作成されます。

Windows SharePoint Services と互換性のある Web ページ エディタ (Microsoft Office FrontPage2003 など) を使用してカスタマイズしたホーム ページは、標準のチーム Web サイト ホーム ページに戻ります。追加したビューや、クイック起動バーに加えた変更など、ブラウザ内でカスタマイズしたホーム ページのカスタマイズ設定は、そのまま残ります。

Windows SharePoint Services と互換性のある Web ページ エディタ (Microsoft Office FrontPage2003 など) を使用してカスタマイズしたビューおよびフォーム ページのほとんどは、標準のビューおよびフォーム ページに戻ります。また、他のアプリケーションで作成したビューや、SharePoint Team Services のブラウザ インターフェイスで使用できない設定が含まれているビューは、移行されません。

上部リンク バーなどのリンク バーのうち、Windows SharePoint Services と互換性のある Web ページ エディタ (Office FrontPage2003 など) を使用してカスタマイズしたものは、標準のリンク バーに戻ります。

「Windows SharePoint Services 2.0 Administrator's Guide」(英語) には、SharePoint 移行ツール (smigrate.exe) を利用して Web サイトを SharePoint Team Services から Windows SharePoint Services に移行する方法について記載されています。SharePoint Team Services で作成した Web サイトのバックアップを作成する前に、サーバーに次のオプションがインストールされているかどうかを確認してください。

Office XP サービスパック Office XP Service Pack 1 http://office.microsoft.com/downloads/2002/oxpsp1.aspx から、Office XP Service Pack 2 が http://office.microsoft.com/downloads/2002/oxpsp2.aspx からそれぞれダウンロードできます。

SharePoint Team Services Version 1.0 のアップデート (Ows1002.exe). smigrate.exe を使用して SharePoint Team Services で作成した Web サイトのバックアップを作成するには、このアップデートが必要です。ダウンロードは、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=13275 から行ってください。

付録 各環境でサポートされる機能の比較

各環境でサポートされる機能の比較

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