Microsoft Windows 2000 TCP/IP 実装の詳細

この文書はMicrosoft® Windows® 2000オペレーティング システムTCP/IP実装の詳細を説明するものであり、Microsoft Windows 2000 TCP/IPマニュアルを補足するものです。ここではMicrosoft TCP/IP プロトコルを詳細に検討します。この文書ではネットワーク トレースを使用して重要な考え方を説明します。これらのトレースはMicrosoft Systems Management Server製品に含まれているソフトウェア ベースのプロトコル トレーシングおよび分析ツールであるMicrosoft Network Monitorを使用して収集したものです。この文書が対象とするのはTCP/IPに精通しているネットワークエンジニアとサポート プロフェッショナルです。

概要

マイクロソフトはそのプラットフォーム向けの戦略エンタープライズ ネットワークとしてTCP/IPを採用しています。1990年代始め、マイクロソフトはマイクロソフト ネットワークの拡張性を大幅に向上させるTCP/IPのスタックとサービスを作成するというプロジェクトを開始しました。そしてMicrosoft Windows NT® 3.5オペレーティング システムのリリースとともに全面的に書き直したTCP/IP スタックを発表しました。この新しいスタックはそれまでの開発で蓄積されていた高い性能と管理のしやすさを受け継いでいます。このスタックは高性能、移植可能な業界標準TCP/IPを実装しています。Windows NTの新バージョンによりさらに発展して新しい機能とサービスが加わり、性能と信頼性が一層高まりました。

TCP/IPスタックの設計目標は以下の通りです。

  • 標準準拠

  • 相互運用性

  • 移植性

  • スケーラブル

  • 高性能

  • 多用途

  • 自己チューニング

  • 管理しやすい

  • 適応しやすい

この文書は Microsoft Windows 2000 オペレーティング システム TCP/IP 実装の詳細を説明するものであり、Microsoft Windows 2000 TCP/IP マニュアルを補足するものです。ここでは Microsoft TCP/IP プロトコルを詳細に検討します。この文書が対象とするのはTCP/IPに精通しているネットワーク エンジニアとサポート プロフェッショナルです。 この文書ではネットワーク トレースを使用して重要な考え方を説明します。これらのトレースはMicrosoft Systems Management Server製品に含まれているソフトウェア ベースのプロトコル トレースおよび分析ツールである Microsoft Network Monitor 2.0 を使用して収集したものです。Windows 2000 Server には Network Monitor の機能簡略バージョンが含まれています。このバージョンと Systems Management Server バージョンの主な違いは簡略バージョンでキャプチャできるのはネットワークを通るすべてのフレームではなく (そのためにはアダプタは無作為検出 モードになっている必要があります)、このバージョンがインストールされているコンピュータで通常認識できるフレームのみであるということです。また、リモートの Network Monitor Agentへの接続もサポートしていません。

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