ここでは、Hyper-V を実行しているサーバーによってサポートされる記憶域構成オプションについて説明します。また、記憶域の要件を計画する場合に役立つ情報も提供します。仮想ハード ディスクの作成、物理ディスクの接続、および iSCSI ベースの記憶域の構成の各方法を説明した手順については、「ディスクと記憶域の構成」を参照してください。
Hyper-V を実行しているサーバーでは、次の 3 種類の物理記憶域を使用できます。
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直接接続型記憶域 (管理オペレーティング システムに接続されている記憶域)。SATA (Serial Advanced Technology Attachment )、eSATA (external Serial Advanced Technology Attachment、PATA (Parallel Advanced Technology Attachment)、SAS (Serial Attached SCSI)、SCSI、USB、および Firewire を使用できます。
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記憶域ネットワーク (SAN)。iSCSI (Internet SCSI)、ファイバー チャネル、および SAS テクノロジを使用できます。
メモ |
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Hyper-V では、ネットワーク接続ストレージ (NAS) はサポートされていません。 |
ハードウェアの要件とその他の考慮事項については、「ハードウェアの考慮事項」を参照してください。
管理オペレーティング システムでの記憶域構成オプションの決定
管理オペレーティング システムでは、仮想ハード ディスク、または仮想マシンに直接接続されている物理ディスクのどちらを使用するかを選択できます。仮想ハード ディスクの最大容量は 2,040 ギガバイトで、種類は次のとおりです。
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容量固定。仮想マシンが必要とするディスク領域に関係なく、そのディスクの最大サイズと同じだけの物理ディスク領域を管理オペレーティング システム上で占有します。この容量固定の仮想ハード ディスクでは、.vhd ファイルに割り当てられるサイズがファイルの作成時に決まるため、他の種類のディスクよりも作成に時間がかかります。この種類の仮想ハード ディスクは管理オペレーティング システムの連続するブロックに格納されるので、他の種類のディスクに比べてパフォーマンスが優れています。
重要 |
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運用環境で実行する仮想マシンには容量固定の仮想ハード ディスクを使用することをお勧めします。容量固定の仮想ハード ディスクを作成するときに、基になる物理記憶域の固定の空き領域が割り当てられるため、作成するすべての仮想ハード ディスクに十分な空き領域を確保できます。容量固定の仮想ハード ディスクを使用すると、データを書き込むたびに容量が増加する容量可変の仮想ハード ディスクや差分仮想ハード ディスクを使用する場合に発生する可能性のある、空き領域の不足を避けることができます。 |
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容量可変の拡張仮想ハード ディスク。データがディスクに書き込まれるたびに、.vhd ファイルのサイズが拡大し、最も効率的にディスク領域を使用できます。管理オペレーティング システムの領域が不足しないように、使用可能なディスク領域を監視する必要があります。
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差分仮想ハードディスク。管理オペレーティング システムの仮想ハード ディスクとの差分が格納されます。これにより、仮想マシンに対する変更を切り離して、仮想ハード ディスクを変更しないでおくことができます。管理オペレーティング システムの差分ディスクは仮想マシンと共有できます。この差分ディスクは、望ましい方法としては読み取り専用にする必要があります。読み取り専用にしないと、仮想マシンの仮想ハード ディスクが無効になります。
仮想ハード ディスクを使用すると、各仮想マシンが最大 512 TB の記憶域をサポートします。仮想マシンに直接接続されている物理ディスクには、ゲスト オペレーティング システムによるもの以外、サイズ制限はありません。
メモ |
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仮想ハード ディスクのパフォーマンスおよび Windows Server 2008 と Windows Server 2008 R2 の仮想ハード ディスクのパフォーマンスの比較については、Microsoft ホワイト ペーパー (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=186519) (英語の可能性あり) を参照してください。 |
仮想マシンでの記憶域構成オプションの決定
仮想マシンでは、Integrated Device Electronics (IDE) デバイスまたは SCSI デバイスのいずれかを選択できます。
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IDE デバイス。IDE コントローラーでは、Hyper-V はエミュレートされたデバイスを使用します。最大で 2 つの IDE コントローラーを利用でき、それぞれのコントローラーに 2 台のディスクがあります。起動ディスク (ブート ディスクと呼ばれることもあります) は、IDE デバイスのいずれかに接続する必要があります。起動ディスクは、仮想ハード ディスクまたは物理ディスクのいずれかです。仮想マシンはゲスト オペレーティング システムを開始するための起動ディスクとして IDE デバイスを使用する必要がありますが、IDE デバイスに記憶域を提供する物理デバイスの選択肢は数多く存在します。たとえば、概要セクションに示した物理記憶域であれば、どの種類でも使用できます。
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SCSI デバイス。各仮想マシンが最大 256 台の SCSI ディスク (最大 64 台のディスクをサポートする SCSI コントローラーが 4 つ) をサポートします。SCSI コントローラーは、仮想マシンと組み合わせて使用するために開発されたデバイスを使用します。また、通信には仮想マシン バスを使用します。仮想マシン バスは、ゲスト オペレーティング システムの起動時に使用できなければなりません。したがって、SCSI コントローラーに接続された仮想ハード ディスクを起動ディスクとして使用することはできません。
注意 |
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既定では、SCSI コマンドは Windows Server 2008 R2 の Hyper-V でフィルター処理されます。SCSI コマンドのフィルター処理を無効にすることはできますが、セキュリティ上のリスクが発生する可能性があるため、フィルター処理を独断で無効にすることはお勧めしません (SCSI コマンドのフィルター処理が無効になっていると、SCSI コマンドが仮想マシンから管理オペレーティング システム上の記憶域スタックに直接渡されます)。
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SCSI のフィルター処理をプログラムで無効化する方法は、Windows Server 2008 R2 の Hyper-V でサポートされており、特定の記憶域管理アプリケーションで必要になることがあります。SCSI のフィルター処理の無効化は、記憶域のベンダーに問い合わせ、それがアプリケーションの互換性にとって必要であると判断された後でのみ行うようにしてください。
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メモ |
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物理 SCSI デバイスと物理 IDE デバイスでは I/O パフォーマンスが大幅に異なることがありますが、Hyper-V の仮想化された SCSI デバイスと IDE デバイスには、そのような違いはありません。ゲスト オペレーティング システムに統合サービスがインストールされている場合は、Hyper-V の IDE デバイスと SCSI デバイスの両方が同様に高速な I/O パフォーマンスを実現します。 |
次の表に、IDE デバイスで使用できる各種の記憶域構成オプションを示します。
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シナリオ
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ローカルの IDE 仮想ハード ディスク
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ローカルの直接接続された IDE
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リモートの IDE 仮想ハード ディスク
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リモートの直接接続された IDE
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記憶域の種類
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直接接続された記憶域
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直接接続された記憶域
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SAN、ファイバー チャネル/iSCSI
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SAN、ファイバー チャネル/iSCSI
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管理オペレーティング システムに公開されているディスクの種類
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NTFS 上の仮想ハード ディスク
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仮想マシンに直接接続された物理ディスク
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NTFS 上の仮想ハード ディスク
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仮想マシンに直接接続された物理ディスク
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仮想マシンでサポートされる最大ディスク サイズ
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2 テラバイト
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サイズ制限なし (ゲスト オペレーティング システムによるサイズ制限を除く)
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2 テラバイト
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サイズ制限なし (ゲスト オペレーティング システムによるサイズ制限を除く)
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仮想ハード ディスクのスナップショットのサポート
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可
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不可
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可
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不可
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容量可変の拡張仮想ハード ディスク
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可
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不可
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可
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不可
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差分仮想ハード ディスク
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可
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不可
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可
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不可
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仮想マシンが任意のディスクに動的 (ホット追加) アクセスできるかどうか
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不可
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不可
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不可
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不可
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次の表に、SCSI デバイスで使用できる各種の記憶域構成オプションを示します。
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シナリオ
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ローカルの SCSI 仮想ハード ディスク
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ローカルの直接接続された SCSI
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リモートの SCSI 仮想ハード ディスク
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リモートの直接接続された SCSI
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記憶域の種類
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直接接続された記憶域
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直接接続された記憶域
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SAN、ファイバー チャネル/iSCSI
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SAN、ファイバー チャネル/iSCSI
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管理オペレーティング システムに公開されているディスクの種類
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NTFS 上の仮想ハード ディスク
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仮想マシンに直接接続された物理ディスク
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NTFS 上の仮想ハード ディスク
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仮想マシンに直接接続された物理ディスク
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仮想マシンでサポートされる最大ディスク サイズ
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2 テラバイト
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サイズ制限なし (ゲスト オペレーティング システムによるサイズ制限を除く)
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2 テラバイト
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サイズ制限なし (ゲスト オペレーティング システムによるサイズ制限を除く)
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仮想ハード ディスクのスナップショットのサポート
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可
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不可
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可
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不可
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容量可変の拡張仮想ハード ディスク
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可
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不可
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可
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不可
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差分仮想ハード ディスク
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可
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不可
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可
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不可
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仮想マシンが任意のディスクに動的 (ホット追加) アクセスできるかどうか
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不可
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不可
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不可
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不可
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