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Windows Server 2008 SP2 および Windows Vista SP2 における主要な変更内容

更新日: 2009年6月

適用対象: Windows Server 2008, Windows Vista

マイクロソフトでは、更新プログラムを継続的に提供する一方で、ソフトウェアとハードウェアのベンダーと連携し、ベンダー各社が互換性、信頼性、およびパフォーマンスの向上を実現できるよう支援することにより、Windows Vista® オペレーティング システムおよび Windows Server® 2008 オペレーティング システムの機能強化を続けています。これらの更新プログラムは、マイクロソフトのハードウェア パートナーおよびソフトウェア パートナーからお客様に提供されるほか、Windows Update を使用して定期的に配布される更新プログラムとして Microsoft からお客様に直接提供されます。また、Windows の更新プログラムは、対象のお客様に直接配布されるほか、コンピューターの製造元によりプレインストールされて提供されます。

Windows Vista SP2 および Windows Server 2008 SP2 は Windows Vista および Windows Server 2008 の更新プログラムであり、お客様およびパートナーからお寄せいただいたフィードバックを反映させたものです。これらの修正プログラムを 1 つにまとめた Service Pack は、プレリリース サイクル時にマイクロソフトだけでなく業界パートナーおよびお客様によっても徹底的にテストされます。Service Pack により、お客様側の展開とテストの労力を最小限に抑える高品質の更新プログラムを 1 つにまとめて提供することができます。

SP2 には、以前にリリースされたすべての更新プログラムが含まれているだけでなく、新しい種類のハードウェアおよび複数の新規格のサポートに対応するための変更が加えられています。さらに、従来どおり、IT 管理者は SP2 を使用することにより、多数の Windows Vista および Windows Server 2008 をより容易に展開および管理できるようになります。

このドキュメントでは、Windows Vista SP2 および Windows Server 2008 SP2 における主要な変更内容を説明します。SP2 に含まれる修正プログラムおよびセキュリティ更新プログラムの一覧については、「Windows Server 2008 SP2 および Windows Vista SP2 に含まれる修正プログラムおよびセキュリティ更新プログラム」を参照してください。ここで紹介する更新プログラムの多くは既に公開されており、Microsoft ダウンロード センターまたは Windows Update を通じてリリースされています。

Windows Vista または Windows Server 2008 を展開するにあたり、SP2 の公開を待っていただく必要はありません。Windows Vista または Windows Server 2008 の評価と展開を今すぐ実行することをお勧めします。

セットアップの前提条件

SP2 をインストールするための前提条件は、次の 2 つのみです。

  • 使用しているオペレーティング システム (Windows Server 2008 または Windows Vista) の Service Pack 1 がインストールされていること。

    noteメモ
    Windows Server 2008 には Service Pack 1 が含まれています。

  • Windows Update または WSUS を使用して更新を実行する場合は、サービス スタックの更新プログラムがインストールされていること。サービス スタックは、ソフトウェア更新プログラム、言語パック、オプションの Windows 機能のインストールおよび削除の実行に使用されます (サポート技術情報の文書番号 955430 で説明されています)。Service Pack を正常にインストールおよびアンインストールするには、この更新プログラムが必要です。また、Service Pack をインストールする際のパフォーマンスと信頼性も向上します。この更新プログラムのインストールでは再起動が必要になります。また、この更新プログラムは、スタンドアロンの更新プログラム パッケージに含まれています。Windows Update では、個別のパッケージとして提供される予定です。スタンドアロン形式で SP2 をインストールする場合は、この更新プログラムも含まれます。

Service Pack 2 のサイズ

このドキュメントで詳細に説明する機能向上を実現するため、さまざまなファイルとコンポーネントが更新されました。また、Windows Vista は特定の言語に依存しない設計になっているため、Service Pack は、単一のインストーラーで、Windows Vista がサポートしている基本言語の任意の組み合わせを更新できる必要があります。そこで、36 の基本言語用の言語ファイルが、スタンドアロン インストーラーに含まれています。

その結果、システム管理者が一般的に配布手段として使用するスタンドアロン パッケージのサイズがかなり大きくなりました。ただし、ホーム ユーザーと小規模企業のユーザーの大半は、Windows Update 経由で SP2 をダウンロードします。Windows Update では効率的な転送メカニズムが使用され、実際に変更されたデータのみダウンロードされるため、ダウンロードのサイズは約 43 MB となっています。これは、他のソフトウェア ベンダーがインターネット経由で配布する多くの一般的なソフトウェアやドライバーの更新プログラムとほぼ同じサイズであり、大半のお客様にとって問題にはなりません。

 

使用方法

ダウンロード サイズ (x86)

ダウンロード サイズ (x64)

ダウンロード サイズ (ia64)

スタンドアロン パッケージ

  • インターネットにアクセスできないコンピューター

  • システム管理者

  • 約 302 MB (言語パッケージ 5 個)

  • 390 MB (7 言語に対応)

  • 約 508 MB (言語パッケージ 5 個)

  • 約 622 MB (言語パッケージ 36 個すべて)

  • 約 384 MB (言語パッケージ 5 個)

  • 約 396 MB (言語パッケージ 36 個すべて)

Windows Update

  • ほとんどのホーム ユーザー

  • 多くの企業顧客

  • 約 43 MB (Windows Vista)

  • 約 47 MB (Windows Server 2008)

  • 約 60 MB (Windows Vista)

  • 約 90 MB (Windows Server 2008)

該当なし

統合 DVD

  • 新しい PC

  • Windows の新規インストール

  • XP からのアップグレード

該当なし

該当なし

該当なし

表 1   SP2 の配布方法

アプリケーションの互換性の向上

Windows オペレーティング システムには優れたインストルメンテーション機能が搭載されているため、マイクロソフトではお客様がどのような問題に遭遇しているかを把握できます (この際、お客様の個人情報とプライバシーに関する基本設定が遵守されます)。この情報は、Windows の機能向上に使用するほか、ソフトウェア ベンダー パートナーとも共有し、Microsoft 以外のアプリケーションの信頼性と互換性の向上にも役立てます。たとえば、SP2 では、POP3 電子メール アカウントに対して Spysweeper および ZoneAlarm が機能するようになりました。

SP2 の目標は、パブリック API を使用して作成され、Windows Vista オペレーティング システムまたは Windows Server 2008 オペレーティング システム上で動作するアプリケーションが、SP2 上でも引き続き設計どおりに機能することです。

既に、アプリケーションの互換性に関する更新プログラムがいくつかリリースされています。これを使用すると、さらに多くのアプリケーションが、エンド ユーザーにとってシームレスに機能します。これらは Windows Vista および Windows Server 2008 の SP2 に含まれていますが、Windows Update を通じて入手することもできます。Windows Vista SP2 および Windows Server 2008 SP2 には、個々のアプリケーションに対応するアプリケーションの互換性に関する修正プログラムも追加されています。

既にリリースされている互換性に関する更新プログラムの詳細については、サポート技術情報の文書番号 947562 (http://support.microsoft.com/kb/947562/ja-jp) を参照してください。

ハードウェア エコシステムのサポートと機能強化

  • SP2 では、VIA Technologies 社の 64 ビット CPU (中央処理装置) がサポートされるようになり、VIA 社の新しい 64 ビット CPU に対応する ID およびベンダー文字列が追加されます。

  • SP2 には、Windows Vista Feature Pack for Wireless が統合されています。これにより、Bluetooth v2.1 および Windows Connect Now (WCN) Wi-Fi Configuration がサポートされます。Bluetooth v2.1 は、Bluetooth ワイヤレス テクノロジに関する最新の仕様です。

  • SP2 では、スリープ モードからの再開時の Wi-Fi 接続のパフォーマンスが向上します。

  • SP2 には、RSS フィード サイドバーのパフォーマンスと応答性を向上させる更新プログラムが含まれています。

  • SP2 には、ブルーレイ ディスク メディアにデータを書き込む機能が含まれています。

オペレーティング システムのエクスペリエンスの更新

  • SP2 には Windows Search 4.0 が含まれています。Windows Search 4.0 にはマイクロソフトの検索テクノロジが盛り込まれ、インデックス機能と検索の精度が向上しています。Windows Search 4.0 は、コンピューター上に保存されているドキュメント、電子メール (署名付き電子メール メッセージを含む)、音楽ファイル、写真などのアイテムの検索とプレビューにも使用できます。Windows Search 4.0 の検索エンジンは、Microsoft Office Outlook® 2007、Microsoft Office OneNote® 2007 などのプログラムでも使用されている Microsoft Windows® サービスです。SP2 の Autotuning 診断プログラムによって、Windows スケーリングの実装時に、現在のネットワーク条件が判断されるようになりました。この機能では、netsh が完全にサポートされます。

  • SP2 では、Windows Media Center (WMC) のテレビのコンテンツ保護機能が強化されています。

  • SP2 では、オープン TCP 接続の最大数の変更を可能にするレジストリ キーが追加され、アプリケーションの互換性が向上しています。

エンタープライズ向け機能の向上

  • SP2 では、Windows Server 2008 の完全な統合機能として、Hyper-V 仮想化環境が用意されました。実行可能なインスタンス数は、Windows Server 2008 Standard では 1 インスタンス、Windows Server 2008 Enterprise では 4 インスタンス、Windows Server 2008 Datacenter では無制限となります。

  • SP2 では WebDAV リダイレクターの認証オプションが追加されます。これにより、Microsoft Office ユーザーが WebDAV リダクレクターを使用してカスタム アプリケーションを認証する際の柔軟性が向上します。

  • SP2 では、サーバーおよびデスクトップの両方に関して電源管理機能が強化されます。グループ ポリシーを使用して、これらの設定を管理する機能も含まれます。

  • SP2 では、ターミナル サーバー ライセンス キーの旧バージョンに対する互換性が向上します。Windows Server 2008 では、ライセンスキーが 512 バイトから 2,048 バイトに変更されたため、古いバージョンのターミナル サーバーが使用されているクライアントではエラーが発生していました。SP2 では、Citrix アプリケーションの従来のライセンス キーが Windows Server 2008 ターミナル サーバーでも使用できるようになります。

セットアップおよび展開機能の向上

SP2 スタンドアロン インストーラーの特徴は次のとおりです。

  • 1 つのインストーラーで Windows Vista および Windows Server 2008 の両方に対応します。

  • 互換性のないドライバーの検出機能があります。また、Service Pack のインストールを実行しない機能や、使用できない可能性のある機能についてユーザーに通知する機能もあります。

  • エラー処理機能が向上し、エラー メッセージを可能な限り理解しやすいものにしました。

  • システム イベント ログに記録されるため、管理性が向上します。

  • セキュリティ保護されたインストール エクスペリエンスを提供します。

  • リリース後のインストーラーを提供する機能があります。

SP2 には、Service Pack クリーンアップ ツール (Compcln.exe) も含まれています。このツールを使用して、SP2 で提供されるファイルの以前のバージョン (RTM および SP1) を完全に削除し、ハード ディスク容量を増やすことができます。Service Pack クリーンアップ ツールはオフラインでも実行できます。さらに、スリップストリーム イメージを作成してイメージのサイズを小さくすることもできます。

まとめ

Windows Vista および Windows Server 2008 の SP2 には、マイクロソフトによる継続的な品質向上の努力が反映されています。SP2 に含まれるほとんどの更新プログラムは個別にダウンロードできますが、SP2 はロールアップであるため便利であり、管理者にとっては大きな利点です。さらに、単一インストーラーでのインストール機能やインストール前の分析機能など、新しい先進的な展開機能も備えられています。このように、SP2 では引き続き機能の向上を継続し、マイクロソフトに対するお客様の期待に応えてまいります。SP2 に含まれる内容の詳細については、「Windows Server 2008 SP2 および Windows Vista SP2 に含まれる修正プログラムおよびセキュリティ更新プログラム」を参照してください。

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