Windows Vista Service Pack 2 展開ガイド

更新日: 2009年2月

適用対象: Windows Vista

このガイドについて

このガイドは、Windows Vista® Service Pack 2 (SP2) を展開する IT 管理者向けに作成されています。このガイドには、企業環境で Windows Vista SP2 をインストールするための技術情報、手順、推奨事項が記載されています。このガイドは、基本的なオペレーティング システムの情報を一部含みますが、担当者が Windows Vista と更新プログラムのインストールについての実用的な知識を備えていることを前提としています。展開の詳細については、以下の Microsoft のリソースを参照してください。

このガイドで使用する用語

このガイドでは、次の表で定義されている用語を使用します。

 

用語 定義

統合インストール

このインストール方法では、Service Pack がオペレーティング システムに統合されています。そのため、オペレーティング システムと Service Pack が同時にインストールされます。統合インストールは、コンピューターをアップグレードする場合や、オペレーティング システムがインストールされていないコンピューターへの新規インストールを実行する場合に使用します。これは "スリップストリーム インストール" とも呼ばれます。

オフライン

イメージの更新のコンテキストで "オフライン" という用語を使うときは、現在実行されていないオペレーティング システムのイメージを更新したり、そのイメージに変更内容を適用したりすることを意味します。たとえば、Windows® 自動インストール キット (Windows AIK) の ImageX ツールを使用して Windows イメージ (.wim) ファイルを更新する場合などです。

オンライン

イメージの更新のコンテキストで "オンライン" という用語を使うときは、コンピューターで動作しているオペレーティング システムを更新したり、そのオペレーティング システムに変更内容を適用したりすることを意味します。たとえば、Windows Update を用いた更新プログラムのインストールは、オンライン操作になります。

パッケージ

問題の解決や新機能の導入を行うための更新プログラムのファイルの集合です。パッケージには、コンポーネント ファイルと、パッケージの管理に必要なメタデータが含まれます。多くのパッケージは、それぞれ圧縮されたキャビネット (.cab) ファイルを含む .msu ファイルとして配布されます。

Service Pack

製品の更新プログラムを統合して配布するときに使用する手段です。Service Pack は、システムの信頼性、プログラムの互換性、セキュリティなどに関する更新プログラムを含むソフトウェア パッケージです。これらの更新プログラムは、ダウンロードとインストールを簡易化するために、バンドルされています。Service Pack には、今までにリリースされたすべての修正プログラムと、既存のコンポーネントに対する追加の強化機能が含まれます。

スタンドアロン パッケージ

コンピューターにパッケージをインストールするために必要なファイルをすべて含む、Windows Vista SP2 パッケージのバージョンです (インターネットに接続しなくてもインストールが可能です)。これとは対照的に、Windows Update から Windows Vista SP2 パッケージをインストールする場合は、その特定のコンピューターに必要なファイルだけがダウンロード、インストールされます。通常、Windows Update を使用する場合と、対応するスタンドアロン パッケージを使用する場合とでは、ダウンロードされるパッケージのサイズにかなりの差があります。

更新プログラム (名詞)/更新 (動詞)

  • 名詞: Microsoft がリリースしたソフトウェア製品の機能向上や問題修正を行うための、更新プログラム、更新プログラムのロールアップ、Service Pack、Feature Pack、重要な更新プログラム、セキュリティ更新プログラム、または修正プログラムです。これらの各種更新プログラムの定義については、マイクロソフト サポート技術情報の記事 824684 (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=43258) を参照してください。

  • 動詞: コンピューターやファイルを最新の状態にすることです。

アップグレード

  • 名詞: 特定のバージョンの製品を新しいバージョンの同一製品に置き換えるソフトウェア パッケージです。

  • 動詞: インストール メディアから Setup.exe を使用して、既存のプログラム ファイル、フォルダー、およびレジストリ エントリをより新しいバージョンに更新することです。新規インストールを実行すると、すべてのファイルを削除してから再インストールが行われますが、アップグレードの場合は、既存のファイルと設定はそのまま残ります。

このガイドの内容

このガイドでは、次の内容について説明します。

Windows Vista SP2 の概要

Windows Vista SP2 は、お客様からのフィードバックに対応した、Windows Vista に対する更新プログラムと修正プログラム、および Windows Update 経由でユーザーに提供される強化機能のセットです。Windows Vista SP2 では、これまでにリリースされた更新プログラムを提供すること以外に、信頼性とパフォーマンスに関する特定の問題に対処し、新しい種類のハードウェアと、新たに登場した技術標準をサポートすることに重点を置いています。Windows Vista SP2 には新機能をリリースするための手段という意図はありませんが、既存のコンポーネントの中には、Windows Vista SP2 を導入することにより機能が強化されるものもあります。Windows Vista SP2 の詳細については、以下の Microsoft TechNet の記事を参照してください。

Windows Vista SP2 を展開する前に

Windows Vista SP2 を展開する前に、次の手順を完了しておきます。

  • インストール ファイルの取得

  • 展開前タスクの実行

  • Windows Vista SP2 の機能変更の確認

インストール ファイルの取得

次のいずれかの方法で Windows Vista SP2 ファイルを取得します。

  • Windows Update Windows Update には Windows Vista SP2 が含まれているため、Windows Vista SP2 は、更新プログラムを自動で受信するように設定されているコンピューターに自動的にインストールされます。ただし、Windows Vista SP2 をインストールするには、マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項に同意する必要があります。

  • スタンドアロン パッケージ Windows Vista SP2 は、Microsoft ダウンロード センター (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=107075) からダウンロードできます。

  • 統合インストール Windows Vista SP2 は Windows Vista SP2 インストール DVD に統合されています。ボリューム ライセンスのお客様および TechNet と MSDN のサブスクリプション会員は、メディア キットの一部として入手することもできます。Service Pack 2 を Windows Vista コンピューターにインストールし、イメージをキャプチャすることで、独自の統合インストール イメージを作成できます。

展開前タスクの実行

Windows Vista SP2 をインストールする前に、次のタスクを実行します。Windows Update を使用して Windows Vista SP2 をインストールする場合は、マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項に同意する前に、必ずこれらのタスクを実行してください。

  • Windows Vista Service Pack 1 (SP1) がインストールされたことを確認します。Windows Vista Service Pack 1 がインストールされていないと、Service Pack 2 をインストールすることはできません。

  • ディスク領域の要件のチェック。次の表に、システム パーティションに必要なディスク領域の概算値を示します。各方法の詳細については、「インストール オプション」を参照してください。

    note
    コンピューターで複数の言語パックが使用されている場合には、必要な領域が増えます。ウェーブ 0 には、英語、ドイツ語、日本語、フランス語、スペイン語のみに対応した言語パックが含まれています。ウェーブ 1 には、サポートされているすべての言語が含まれています。

     

    インストール方法必要な空きディスク領域の概算値

    スタンドアロン インストール

    • x86 ベース: 1.8 ~ 3 GB

    • x64 ベース: 3.2 ~ 5 GB

    Windows Update

    • x86 ベース: 684 MB

    • x64 ベース: 863 MB

    統合インストール

    • x86 ベース: 10 GB

    • x64 ベース: 13 GB

    note
    Windows Vista のシステム必要条件の詳細については、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=108506 を参照してください。

    note
    Windows Vista SP2 は、x64 ベースのコンピューターと x86 ベースのコンピューターでのみサポートされています。

  • 重要なデータのバックアップ。Windows Update でのインストールとスタンドアロン インストールでは、Windows Vista SP2 のインストールが開始される前に、システム復元ポイントが自動的に作成されます。この復元ポイントでシステム ファイルのバックアップが行われます。ただし、Windows Vista SP2 のインストールを開始する前に、ユーザー データをバックアップしておくことをお勧めします。

  • リリース ノートの確認 (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=129467)(英語の可能性あり)。

  • 最新のドライバーへの更新。Windows Update とハードウェア ベンダーの Web サイトで最新のドライバーを確認します。Windows Update と Windows Vista SP2 のスタンドアロン インストーラーには、問題のあるドライバーがインストールされている場合に Windows Vista SP2 のインストールをブロックし、一部の機能が失われる可能性がある場合に通知を行う新機能が含まれています。DVD を使用して統合インストールを実行している場合は、これらの問題は発生しません。

  • UPS デバイスに接続されているシリアル ケーブルの取り外し。インストール先のコンピューターにシリアル ケーブルで無停電電源装置 (UPS) が接続されている場合は、セットアップを実行する前にシリアル ケーブルを取り外します。セットアップ中にシリアル ポートに接続されているデバイスが検出されますが、UPS デバイスが原因で、この検出プロセスに問題が生じる可能性があります。UPS 自体が接続されている場合は、電力供給のためにコンピューターを UPS に接続したままにしてもかまいません。ただし、インストール全体をとおして十分な電力を確保してください。インストールには長時間かかる可能性があります。

  • AC 電源へのラップトップの接続

  • ファイルの破損のチェック。コンピューターでファイルが破損していないかどうかを確認するには、次の手順に従って、チェック ディスク (Chkdsk.exe)、System File Checker (SFC.exe)、およびシステム更新準備ツール (CheckSUR.exe) を実行することをお勧めします。

    ファイルの破損をチェック、修正するには
    1. 管理者特権で [コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます ([スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックスに「command」と入力し、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします)。

    2. 以下のコマンドを実行します (C はシステム ドライブとします):chkdsk c: /F

    3. 手順 2. のコマンドが完了したら、コマンド ラインで次のコマンドを入力します:SFC /Scannow

    サービシング ストアの破損をチェック、修正するには
    1. Microsoft ダウンロード センターから KB947821 をダウンロードします (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=109180)。

    2. Windows6.0-KB947821-NNN.msu ファイル (NNN は x86 または x64) をダブルクリックし、システム更新準備ツール (CheckSur.exe) を実行します。

    3. 手順 2. のコマンドが完了したら、コマンド ラインで次のコマンドを入力します:SFC /Scannow

Windows Vista SP2 の機能変更の確認

次のセクションでは、Windows Vista SP2 での変更点の一部を簡単に説明します。すべての変更内容については、Microsoft TechNet の記事「Windows Server 2008 SP2 および Windows Vista SP2 における主要な変更内容」(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=129469) (英語の可能性あり) を参照してください。

Windows Vista SP2 の展開の計画

組織にとって最適な Windows Vista SP2 の展開シナリオ、またはシナリオの組み合わせを特定するには、次の質問事項を検討してください。Microsoft Deployment Toolkit に関するドキュメント (http://technet.microsoft.com/ja-jp/solutionaccelerators/dd407791.aspx) では、統合イメージ インストールに関する質問事項に答える際に役立つベスト プラクティスとツールが紹介されています。たとえば、次の質問事項について検討してください。

  • SP1 適用済み Windows Vista を実行している既存のコンピューターを更新するのか、新規インストールを実行するのか、Windows の前のバージョンを Windows Vista にアップグレードするのか。

  • どのインストール オプションを使用する必要があるのか。

  • Service Pack ファイルをどこに格納するのか。

  • 変更および構成管理プロセスに影響はあるか。

  • 展開の前に、Service Pack やイメージ インストールをどのような方法でテスト、検証する必要があるのか。

  • Service Pack の展開がネットワークに悪影響を及ぼさないようにするため、または他のビジネス アプリケーションに対して重大なパフォーマンス上の問題を引き起こさないようにするために、どのようなネットワーク処理能力が必要か。

  • Service Pack を正常にインストールできたことは、どのような方法で確認するのか。

アプリケーションの互換性

Application Compatibility Toolkit (ACT) 5.0 を使用すると、全体的なアプリケーション ポートフォリオを特定して管理することができます。これにより、問題の解決に要するコストと時間が低減されます。ACT 5.0 には、ツールキット全体を 1 か所で管理できる、新しい統合インターフェイスなどの機能があります。さらに、現在の環境 (Windows 2000 以降の Windows オペレーティング システムを含む) で ACT 5.0 を実行して、展開を開始する前にすべてのオペレーティング システム構成をテストできます。詳細を確認し、ACT 5.0 をダウンロードするには、アプリケーションの互換性に関するページ (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=71359) (英語の可能性あり) を参照してください。

インストール オプション

次の表で説明するように、Windows Vista SP2 の展開方法は 3 つあります。

 

方法 説明

Windows Update での Windows Vista SP2 のインストール

Windows Update でのインストールの場合、Windows Update は、Service Pack の適用可能な部分をインストール先のコンピューターにダウンロードし、オペレーティング システム内で動作して Service Pack をインストールします。この方法では、特定のコンピューターに必要な変更のみが適用されるため、必要な帯域幅は比較的低く、ネットワーク トラフィックが最小限に抑えられます。

この方法は、シナリオ 1: Windows Update でのインストールで使用されます。

スタンドアロン インストールによる Windows Vista SP2 のインストール

スタンドアロン インストールでは、Service Pack をインストールして、既にオペレーティング システムがインストールされているコンピューターを更新します。スタンドアロン パッケージのダウンロード サイズは、Windows Update で適用されるパッケージよりも大きくなります。この方法は、次の状況での使用をお勧めします。

  • インターネットへの接続が制限されているか、インターネットに接続されていないコンピューターに Windows Vista SP2 を適用する。

  • Microsoft Systems Management Server (SMS) 2003、Microsoft® System Center Essentials、System Center Configuration Manager 2007 などの展開ツールを使用して、複数のコンピューターに Service Pack を適用する。

この方法は、次のシナリオで使用されます。

統合インストールによる Windows Vista SP2 のインストール

統合インストール ("スリップストリーム インストール" とも呼ばれる) では、Service Pack はオペレーティング システムに統合されているため、オペレーティング システムと Service Pack は同時にインストールされます。Windows XP を実行しているコンピューターをアップグレードする場合や、オペレーティング システムがインストールされていないコンピューターでクリーン インストールを実行する場合に、統合インストールを使用します。Windows Vista を実行しているコンピューターを Service Pack 2 にアップグレードする場合、統合インストールは使用できません。以前のバージョンの Windows からの、サポートされているアップグレード パスの概要については、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=100331 (英語の可能性あり) を参照してください。

このオプションを選択した場合、インストールの完了後に Service Pack をアンインストールすることはできません。代わりに、オペレーティング システム全体を再インストールする必要があります。

この方法は、次のシナリオで使用されます。

Windows Vista SP2 の展開

次のシナリオでは、Windows Vista SP2 の展開に使用できるいくつかの方法について説明します。

小規模なシナリオ

大規模なシナリオ

小規模なシナリオ

次のシナリオは、Windows Vista SP2 を比較的少数のコンピューターに展開する企業や個人に適しています。

このセクションの内容:

シナリオ 1: Windows Update でのインストール

このインストール方法は、現在 Windows Vista を実行しており、更新プログラムをダウンロードしてインストールするように Windows Update を構成している個人ユーザーに適しています。

Windows Update を使用して Service Pack をインストールするには
  1. インターネットに接続していることを確認します。

  2. 次のどちらかの操作を行います。

    • 更新プログラムを自動的にインストールするようにコンピューターが設定されている場合は、メッセージが表示されたら、指示に従って Windows Vista SP2 をインストールします。

    • インストールを手動で開始する場合は、手順 3. ~ 7. を実行します。

  3. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。[Windows Update] をダブルクリックし、[更新プログラムの確認] をクリックします。

  4. Service Pack 2 の更新プログラム (KB948465) を選択します。他の更新プログラムが表示された場合は、選択されている更新プログラムが Service Pack 2 だけであることを確認し、[インストール] をクリックします。

  5. 更新プログラムがダウンロードされたら、マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項に同意し、[インストール] をクリックします。

  6. インストールが開始されます。確認メッセージが表示されたら、[今すぐ再起動する] をクリックします。Service Pack のインストール中は、ログオンできません。

    Caution注意
    コンピューターが長時間不明な状態のままになっても、コンピューターを再起動したり、電源を切ったりしないでください。コンピューターが起動不可能な状態になるおそれがあります。

  7. Windows ログオン画面が表示されたら、セットアップは完了です。この時点で、コンピューターにログオンできます。

  8. Windows Vista SP2 がインストールされていることを確認するには、[コンピューター] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[Windows Edition] セクションに Service Pack への参照が表示されます。

シナリオ 2: インストーラーの実行可能ファイルを使用したスタンドアロン パッケージのインストール

インストーラーの実行可能ファイルには、Service Pack のインストールに必要なすべてのファイルが格納されています。このファイルは自己展開型で、コマンド ラインから実行することも、エクスプローラーでファイルをダブルクリックして実行することもできます。

スタンドアロン パッケージを使用して Windows Vista SP2 をインストールするには
  1. インストール ファイル (Windows6.0-KB948465-X86.exe または Windows6.0-KB948465-X64.exe) をコンピューターにコピーまたはダウンロードします。Windows Vista SP2 は、Microsoft ダウンロード センター (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=107075) からダウンロードできます。

  2. パッケージを実行するには、以下のコマンド ライン オプションを使用するか、エクスプローラーでファイルをダブルクリックします。インストール ファイルの展開には数分かかる場合があります。共有ネットワーク リソースを使用して Windows Vista SP2 をインストールする場合はさらに時間がかかります。

  3. セットアップ ウィザードの指示に従います。

  4. インストールの最初のフェーズが完了したら、コンピューターは自動的に再起動し、更新プログラムを構成できるようになります。

  5. Windows ログオン画面が表示されたら、セットアップは完了です。この時点で、コンピューターにログオンできます。

  6. Windows Vista SP2 がインストールされていることを確認するには、[コンピューター] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[Windows Edition] セクションに Service Pack への参照が表示されます。

コマンド ライン オプション

次の表に示すオプションを使用して、Windows Vista SP2 のインストール方法を定義します。次のオプションの前には、スラッシュ (/) またはハイフン (-) を付けることができます。オプションでは大文字と小文字は区別されません。NNN には x86x64 のどちらかが入ります。

構文:

windows6.0-kb948465-NNN.exe [/quiet] [/nodialog] [/norestart]

windows6.0-kb948465-NNN.exe [/quiet] [/nodialog] [/forcerestart | /warnrestart[:<秒数>]] [/promptrestart]

たとえば、コンピューターを再起動せずに Quiet モードでインストール ファイルを実行する場合は、「windows6.0-kb948465-x86.exe /quiet /norestart」と入力します。

 

オプション 説明

/forcerestart

再起動が必要な場合、このオプションを指定すると、開いているアプリケーションやドキュメントが強制的に終了します。

/nodialog

インストール終了時に、成功または失敗のダイアログ ボックスを表示しません。

/norestart

インストールの終了後に、インストールを完了するために再起動が必要な場合でもコンピューターを再起動しません。このオプションは、/quiet オプションと共に使用する必要があります。

/promptrestart

再起動が必要な場合、ダイアログ ボックスを表示して、セットアップを完了するためには再起動が必要なことをユーザーに通知します。このオプションは、/quiet オプションと共に使用する必要があります。

/quiet

インストールを Quiet モードで実行します。このモードでは、更新プログラムのインストール中にユーザー インターフェイスが表示されません。ユーザー インターフェイスが非表示になる点を除き、無人モードと似ています。インストール終了時の成功または失敗のダイアログ ボックスを除き、インストール プロセス中はプロンプトが表示されません。このダイアログ ボックスを非表示にするには、/nodialog オプションも指定する必要があります。

/unattend

Service Pack を無人モードでインストールします。インストール中に表示されるのは、重大なエラーを示すプロンプトと進捗状況バーだけです。たとえば、マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項は表示されず、コンピューターは自動的に再起動します。

/warnrestart[:<秒数>]

再起動が必要な場合、ダイアログ ボックスを表示して、指定した秒数内にコンピューターが再起動することをユーザーに通知します。ユーザーは再起動を中止することも、コンピューターを直ちに再起動することもできます。既定の設定は、30 秒です。

/wsus

前のインストールに失敗した場合に、エラー コードを返します。このオプションは、Windows Server Update Services (WSUS)、SMS、または System Center Configuration Manager 環境か、インストールの成功をレポートする Windows Update エージェントを使用する Microsoft 以外の製品で Windows Vista SP2 を展開する場合にのみ必須です。

/? または /help

コマンドの使用法を表示します。

大規模なシナリオ

次のシナリオは、複数のコンピューターへの Windows Vista SP2 の展開またはカスタム イメージの展開、あるいはその両方を行う企業に適しています。Service Pack 2 が収録されている DVD を使用して Windows Vista SP2 をインストールすることをお勧めします。Windows Vista のカスタム イメージを更新する場合、Windows イメージを起動し、Service Pack を適用した後、イメージを再キャプチャすることもできますが、お勧めしません。このオンラインの方法は、Windows Vista SP2 でイメージを更新する唯一の方法です。Windows Vista のオフライン イメージに対しては、Service Pack 2 のインストールまたはアンインストールを実行できません。Windows OPK または Windows AIK の最新バージョンを入手する必要があります。

Microsoft Deployment Toolkit (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=95464) は、Windows Vista と Windows Server 2008 の展開に役立つ、推奨される手段でありソリューションです。このツールキットは、カスタム イメージの作成と展開に役立ちます。また、Systems Management Server 2003 および System Center Configuration Manager 2007 を使用したゼロタッチ展開の場合にも便利です。

このセクションの内容:

シナリオ 3: カスタム イメージの作成または更新

イメージを再生成するための自動化プロセスがある場合は、このインストール方法を使用します。

note
Service Pack 1 がインストールされていないと、Service Pack 2 をインストールすることはできません。これらの Service Pack はオンラインでインストールする必要があります。オフラインの Windows イメージにインストールすることはできません。

カスタム イメージをキャプチャする際、Windows Vista SP1 および Windows Server 2008 向けにリリースされた Windows AIK を使用できます。既存の Windows Vista RTM イメージを更新するには、イメージを起動し、そのイメージを Windows Vista SP1 および SP2 で更新します。既存の Windows Vista SP1 イメージを更新するには、イメージを起動し、そのイメージを SP2 で更新します。イメージの更新には、オンラインの方法しか使用できません。また、Windows Vista または Windows Server 2008 のオフライン イメージに対して Service Pack 2 のインストールまたはアンインストールを行うことはできません。たとえば、以前のバージョンの Windows の /integrate オプションに相当するオプションはサポートされていません。Windows Vista RTM コンピューター上で SP1 と SP2 のインストールを順番に行わない場合は、Windows Vista SP2 の完全なオペレーティング システム イメージでコンピューターを再構築することもできます。

シナリオ 4: WSUS による展開

WSUS を使用して、Windows オペレーティング システムを実行しているコンピューターに Microsoft 製品の最新の更新プログラムを展開できます。WSUS を使用すると、Microsoft Update 経由でネットワーク内のコンピューターにリリースされる更新プログラムの配布を完全に管理できます。WSUS の一般的な情報については、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=94244 を参照してください。

作業を開始する前に、次の点を確認してください。

  • Windows Vista SP2 を展開する前に、クライアント コンピューターに KB947821 更新プログラムを展開することをお勧めします。この更新プログラムは、Microsoft ダウンロード センター (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=109180) から入手できます。Windows6.0-KB947821-NNN.msu ファイルを実行すると、各コンピューターは更新可能な状態になります。

  • WSUS サーバーで Windows Server 2003 を実行している場合は、Windows Vista SP2 が正常にダウンロードされるように、更新プログラムをインストールする必要があります。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の記事 938759 (http://support.microsoft.com/kb/938759/ja-jp) を参照してください。

  • 組織で Service Pack ブロッカー ツールを使用してユーザーによる Windows Vista SP2 のインストールをブロックしている場合は、Service Pack を WSUS に発行することにより、ブロックを自動的に無効にし、Windows Vista SP2 をインストールすることができます。

サーバーが Windows Vista Service Pack を同期するように構成されている場合は、最終的に Windows Vista SP2 は WSUS サーバーに自動的に同期されます。それまでに Microsoft Update カタログ サイトから Service Pack を手動でインポートするには、次の手順に従ってください。インストールされるパッケージには、必須のパッケージと Windows Vista SP2 の両方が含まれています。対象の各コンピューターには、このパッケージ全体がダウンロードされます (これとは対照的に、Windows Update を利用した場合は、特定のコンピューターに必要なコンポーネントだけがインストールされます)。

Windows Vista SP2 を手動でインポートするには
  1. WSUS の管理者コンソールを開いて [Update Services] ノードを展開し、WSUS サーバーのノードを展開します。

  2. [更新] ノードを右クリックし、[更新のインポート] をクリックします。

  3. Microsoft Updates カタログ Web サイトで、Vista SP2 を検索します。

  4. 検索結果が表示されたら、[追加] をクリックして、Windows Vista Service Pack 2 – Standalone (x86) または Windows Vista Service Pack 2 – Standalone (x64)、あるいはその両方をバスケットに追加します。

  5. [バスケットの表示] をクリックします。

  6. 選択内容を確認し、[インポート] をクリックしてこれらのパッケージをインポートします。

シナリオ 5: Windows 展開サービスによる SP2 の展開

このシナリオでは、Windows 展開サービスを使用して、Windows Vista SP2 の統合バージョンをインストールする方法について説明します。ただし、Windows 展開サービスのセットアップ方法については説明しません。詳細については、次のステップ バイ ステップ ガイド (所有している Windows 展開サービスのバージョンに応じて異なります) を参照してください。

Windows Vista SP2 のイメージを展開するには、次のどちらかの操作を行います。

  • Windows Vista SP2 の統合バージョンを含む DVD の Install.wim イメージ ファイルを、Windows 展開サービス サーバーに追加します。

  • 参照コンピューターからカスタマイズされたインストール イメージを作成し、次の手順に従って、Windows 展開サービス サーバーに追加します。

キャプチャ イメージと参照コンピューターを作成するには
  1. Windows Vista SP2 の DVD の \Sources フォルダーにある Boot.wim ファイルを Windows 展開サービス サーバーに追加します。

  2. Boot.wim ファイルからキャプチャ イメージを作成し、Windows 展開サービス サーバーに追加します。

  3. イメージに追加する Windows Vista、Service Pack 2、およびプログラムと設定を含む参照コンピューターを作成します。

  4. コマンド プロンプトで、ディレクトリを \Windows\System32\Sysprep に変更します。

  5. 次のコマンドを実行します:sysprep /oobe /generalize /reboot

新しいイメージを含むインストール イメージを作成するには
  1. コンピューターを再起動し、F12 キーを押します。

  2. 前の手順 2. で作成したキャプチャ イメージを選択します。

  3. イメージ キャプチャ ウィザードで適切なドライブを選択し、イメージの名前と説明を入力します。[次へ] をクリックして、次に進みます。

    Important重要
    表示されるドライブは、Sysprep ツールで準備されたオペレーティング システムを含むドライブだけです。

  4. [参照] をクリックし、キャプチャされたインストール イメージを保存するローカルの場所を指定します。

    Important重要
    新しいイメージを保存するローカルの場所を入力してください。入力しないと、イメージをキャプチャできません。これにより、ネットワーク障害が発生した場合にイメージの破損を防ぐことができます。

  5. イメージの名前にファイル名拡張子 .wim を付けて入力し、[保存] をクリックします。

    Important重要
    .wim ファイル名拡張子を使用しないと、キャプチャは失敗します。

  6. イメージ キャプチャ ウィザードの残りの指示に従います。

  7. サーバーにカスタムのインストール イメージが作成されたので、クライアント コンピューターで Pre-Boot Execution Environment (PXE) ブートを実行してイメージをインストールできます。詳細については、次のガイドを参照してください。

シナリオ 6: System Management Server または System Center Configuration Manager 2007 による Windows Vista SP2 の展開

System Center Configuration Manager 2007、System Center Essentials、または System Management Server を使用して、Windows Vista SP2 を展開できます。Windows Vista SP2 のインストールに使用できるオプション (特に /wsus オプション) の詳細については、このガイドの前の「コマンド ライン オプション」を参照してください。

  • Configuration Manager 2007。Configuration Manager では、Windows Vista SP2 を 2 とおりの方法で展開できます。1 つ目は、ソフトウェア配布パッケージとアドバタイズを作成してソフトウェアを配布する方法です。この方法の詳細については、「Configuration Manager のソフトウェアの配布」(http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb632640.aspx) を参照してください。Configuration Manager 2007 のソフトウェア更新プログラム管理機能を使用して、Windows Vista SP2 をソフトウェア更新プログラムとして展開することもできます。この 2 番目の方法の主な利点は、コマンド ライン設定を構成したり、検出ロジックを作成したりする必要がないことです。Configuration Manager 2007 では、ソフトウェア更新ポイントからの同期が正常に終わると、Windows Vista SP2 が利用可能な更新プログラムとして表示されます。この方法の詳細については、「Configuration Manager のソフトウェアの更新」(http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb680701.aspx) を参照してください。

  • System Center Essentials。System Center Essentials は、IT システム管理製品である System Center ファミリにおける新しい管理ソリューションであり、特に、中規模企業で働く IT プロフェッショナル向けに設計されています。System Center Essentials の詳細については、「概要: System Center Essentials 2007」(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=89185) (英語の可能性あり) をダウンロードしてください。

  • System Management Server。System Management Server では、Windows Vista SP2 を 2 とおりの方法で展開できます。ソフトウェアは、ソフトウェア配布パッケージとアドバタイズを作成して配布できます。この方法の詳細については、「ソフトウェアの配布」(http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb693714.aspx) を参照してください。Microsoft 更新プログラム用インベントリ ツール (ITMU) を使用して、Windows Vista SP2 をソフトウェア更新プログラムとして展開することもできます。System Management Server および ITMU を使用したソフトウェア更新プログラムの展開の詳細については、Microsoft TechNet の記事「Microsoft 更新プログラム用 SMS 2003 インベントリ ツール」(http://technet.microsoft.com/ja-jp/sms/bb676783.aspx) を参照してください。

これらのツールを使用した展開を開始する前に、次の問題を確認してください。

  1. Configuration Manager 2007 または SMS 2003 を使用するとき、コンピューターに問題のあるドライバーがインストールされている場合は、次の作業を行います。

    1. ヘルプデスク担当者にこのドライバーの問題を把握して修正する方法に関する情報を提供します。

    2. 展開の前に Windows Vista SP2 のインストールをテストします。Windows Update またはハードウェア ベンダーの Web サイトで最新のドライバーが公開されたら、必要に応じてインストールします。

    3. ソフトウェアの更新ポイントで Windows Vista SP2 の更新プログラムをインストールします。

    4. Configuration Manager 2007 または System Management Server のコレクション、およびソフトウェアの更新ポイントを必要に応じて構成し、Windows Vista SP2 がクライアント コンピューターに段階的に展開されるようにします。

  2. 次に、Windows Server 2003 を実行しているコンピューターでこれらの各ツールを使用する場合は、Windows Vista SP2 を正常にダウンロードするために、KB938759 更新プログラム (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=129405) をインストールする必要があります。SMS および Configuration Manager の場合は、すべてのサイト サーバー、ソフトウェア更新ポイント、および管理コンソールにこの更新プログラムを適用する必要があります。この更新プログラムは Windows Vista と Windows Server 2008 には適用済みですが、Windows XP には適用できません。また、Windows Server 2003 (KB 938759 を適用済みのもの)、Windows Vista、または Windows Server 2008 を実行しているコンピューターから、ソフトウェア更新プログラムの配布ウィザードを起動する必要があります。

Windows Component Clean Tool (COMPCLN)

Windows Component Clean Tool (COMPCLN.exe) は、Windows Vista SP2 または Windows Server 2008 SP2 の適用後にアーカイブされたファイルを削除するのに使用できます。Windows Vista SP1 の適用後にアーカイブされたファイルがシステムに見つかった場合は、それらも削除されます。このツールの実行は任意です。

Windows Vista Service Pack のインストールにより、オペレーティング システムによって使用されるディスク領域が増えます。この領域は、Service Pack をアンインストールできるようにファイルをアーカイブするのに使用されます。通常、SP2 の適用後にこのディスク容量を再要求する必要があり、SP2 のアンインストールが必要でない場合は、COMPCLN.exe を実行する必要があります。イメージ上でこのツールを実行した後、Windows Vista SP2 または Windows Server 2008 SP2 をアンインストールすることはできません。

このツールは、オンラインまたはオフラインの両方で使用できます。

 

オプション 説明

/? または /h

コマンドライン オプションの一覧を表示します。

/o:[offline_Windows_directory_path]

オフライン Windows パーティションの Windows ディレクトリへのパスを指定します。

/quiet

Quiet モードで実行します。コンソール出力はありません。

/hide

クリーンアップされたすべてのパッケージ (Service Pack) を隠します。

/verbose:<log_file>

ログ ファイルに追加の診断データを含めます。

Important重要
完了後は、Windows Vista SP2 または Windows Server 2008 SP2 をコンピューターからオンラインまたはオフラインで削除できなくなります。

Windows Vista SP2 のアンインストール

Windows Vista SP2 は、コントロール パネルの [プログラムと機能] とコマンド ラインのどちらかを使用して削除できます。ただし、どの方法でも、オフラインで Windows Vista SP2 をアンインストールすることはできません。また、統合インストールを使用してインストールされた Service Pack と他の更新プログラムもアンインストールできません。

Important重要
Windows Component Clean (COMPCLN) ツールを実行した場合は、Windows Vista SP2 または Windows Server 2008 SP2 をアンインストールできません。

[プログラムと機能] を使用して Windows Vista SP2 をアンインストールするには
  1. [コントロール パネル] を開き、[プログラムと機能]、[インストールされた更新プログラムの表示] の順にクリックします。

  2. [Microsoft Windows] ボックスで、[Microsoft Windows (KB948465) の Service Pack] を右クリックし、[アンインストール] をクリックします。

  3. メッセージが表示されたら、コンピューターを再起動します。

コマンド ラインを使用して Windows Vista SP2 をアンインストールするには

Windows Vista SP2 は、コマンド ラインを使用して削除できます。それには、インストールに使用されたパッケージのパス (拡張 .cab ファイルのパス) を指定するか、パッケージの ID (パッケージの名前) を指定します。

オプション 1: インストールに使用されたパッケージを使用する
  1. 管理者特権で [コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます ([スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックスに「cmd」と入力し、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします)。

  2. 以下のコマンドを実行します (Windows6.0-KB948465-NNN.exe が C:\temp フォルダー内にあることを前提とします)。 C:\temp\Windows6.0-KB948465-NNN.exe /x:C:\temp

    NNNx86 または x64 です。

  3. サンドボックス (仮想環境) を作成するには、「md <sandbox>」と入力します。

  4. Windows Vista SP2 を削除するには、「start /w pkgmgr.exe /m:c:\temp\Windows6.0-KB948465-NNN.cab /up /s:<sandbox>」と入力します。

    NNNx86 または x64 です。

  5. Pkgmgr.exe が完了すると、コンピューターの再起動を求められます (ただし、/quiet オプションを指定しなかった場合)。

オプション 2: パッケージ ID を使用する
  1. 管理者特権で [コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます ([スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックスに「cmd」と入力し、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします)。

  2. 次のどちらかのコマンドを実行します。

    5 つの言語が含まれるパッケージを使用している場合:start /w pkgmgr /up /p:"VistaSP2-KB948465~31bf3856ad364e35~NNN~~6.0.0.QQQQQ"

    すべての言語が含まれるパッケージを使用している場合:start /w pkgmgr /up /p:"VistaSP2-KB948465~31bf3856ad364e35~NNN~~6.0.1.QQQQQ"

    NNNx86 または x64QQQQQ はビルド番号です。

  3. Pkgmgr.exe が完了すると、コンピューターの再起動を求められます (/quiet オプションを指定しなかった場合)。

トラブルシューティング

Windows Vista SP2 がインストールされていることを確認するには、[コンピューター] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[Windows Edition] セクションに Service Pack への参照が表示されます。

Windows Vista SP2 をインストールするとき、一部のコンピューターでインストールがブロックされる問題やインストールが失敗する問題が発生する場合があります。たとえば、次のような問題があります。

  • ハード ディスクの破損。

  • メモリ エラー。

  • ソフトウェアとファイル システムの同期に関する問題。パフォーマンス上の理由から、ファイル システムによって一部のファイルのコンテンツのコピーがメモリ内に保持され、これらのコンテンツがハード ディスクに再度書き込まれるのに時間がかかる場合があります。そのため、ハード ディスク上のファイルのコンテンツとメモリとの同期が多少ずれることがあります。

インストールの問題を回避するには、指定された順序で次の手順を実行します。

  1. このガイドの前の「展開前タスクの実行」の表「ディスク領域の要件のチェック」で指定されているとおり、十分なディスク領域があることを確認します。その後コンピューターを再起動し、Windows Vista SP2 をもう一度インストールします。これにより、すべてのファイルの同期が適切に保たれます。

  2. それでもインストールに失敗する場合は、Microsoft ダウンロード センターから KB947821 更新プログラムをダウンロードして展開します。Windows6.0-KB947821-NNN.msu ファイルを実行すると、コンピューターが更新可能な状態になります。その後、もう一度 Windows Vista SP2 をインストールします。この更新プログラムの詳細と、その入手方法については、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=109180 を参照してください。

  3. Windows Update を使用した Windows Vista SP2 のインストールに失敗した場合は、スタンドアロン パッケージを使用してみてください。Windows Vista SP2 は、Microsoft ダウンロード センター (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=107075) からダウンロードできます。

  4. それでもインストールに失敗する場合は、管理者特権で [コマンド プロンプト] ウィンドウを開き、chkdsk /f コマンドを実行します。Chkdsk ツールは、ファイル システムとメタデータでエラーが発生していないかどうかをチェックし、可能であればエラーを解決します。その後、もう一度 Windows Vista SP2 をインストールします。

  5. それでもインストールに失敗する場合は、管理者特権で [コマンド プロンプト] ウィンドウを開き、MdSched.exe コマンドを実行します。Windows メモリ診断ツールは、コンピューターのランダム アクセス メモリ (RAM) をテストしてエラーを特定します。その後、もう一度 Windows Vista SP2 をインストールします。

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