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Teradata ベースのレポート モデル用の Reporting Services の構成

新規 : 2008 年 11 月 17 日

SQL Server 2005 Reporting Services Service Pack 3 (SP3) 以降のバージョンには、.NET Framework Data Provider for Teradata のレポート モデル サポートが含まれています。

Dd353299.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
レポート サーバー、またはレポート作成クライアントを構成して Teradata データベースに基づくレポート モデルを作成する前に、Teradata Corporation から .NET Framework Data Provider for Teradata バージョン 12.00.00.01 をダウンロードする必要があります。このデータ プロバイダは、バージョン 12.0 または 6.20 を実行する Teradata データベースからのデータ取得をサポートします。

レポート サーバーとレポート作成クライアント上に .NET Framework Data Provider for Teradata をインストールしたら、このトピックの手順に従ってデータ プロバイダを登録し、Reporting Services を構成して、Teradata データベースに基づくレポート モデルを作成できるようにします。

前提条件

Reporting Services では、次の Teradata データベース バージョンに基づくレポート モデルの作成をサポートしています。

  • Teradata バージョン 12.0
  • Teradata バージョン 6.20

次のオペレーティング システムがサポートされます。

  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft XP Professional
  • Microsoft Windows 2000 Professional

レポート サーバーの構成

Teradata ベースのモデルのレポート サーバーを構成するには、RSReportServer.config ファイルを手動で変更する必要があります。構成ファイルを変更したら、レポート マネージャで、使用可能なデータ ソースの種類の一覧に Teradata データ拡張機能が表示されることを確認します。

Teradata ベースのモデルのレポート サーバーを構成するには

  1. レポート サーバーで、RSReportServer.config を開きます。既定では、このファイルは <SysDrive>:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.n\Reporting Services\ReportServer にあります。

  2. <Data> セクションに次のエントリを追加します。このエントリは改行を入れずに 1 行で記述する必要があります。

    <Extension Name="TERADATA" Type="Microsoft.ReportingServices.DataExtensions.TeradataConnectionWrapper,Microsoft.ReportingServices.DataExtensions"/>
    

    これにより、Teradata データベースに接続するクライアントにデータ処理拡張機能が登録されます。

  3. <SemanticQuery> セクションに次のエントリを追加します。このエントリは改行を入れずに 1 行で記述する必要があります。

    <Extension Name="TERADATA" Type="Microsoft.ReportingServices.SemanticQueryEngine.Sql.Teradata.TdSqlSQCommand,Microsoft.ReportingServices.SemanticQueryEngine">
       <Configuration>
          <EnableMathOpCasting>True</EnableMathOpCasting>
          <ReplaceFunctionName>oREPLACE</ReplaceFunctionName>
       </Configuration>
    </Extension>
    

    これにより、Teradata データ ソースのモデル クエリ言語が登録されます。

  4. <ModelGeneration> セクションに次のエントリを追加します。このエントリは改行を入れずに 1 行で記述する必要があります。

    <Extension Name="TERADATA" Type="Microsoft.ReportingServices.SemanticQueryEngine.Sql.Teradata.TdSqlModelGenerator,Microsoft.ReportingServices.SemanticQueryEngine" />
    
  5. ファイルを保存します。

  6. レポート サーバーで Reporting Services を再起動します。詳細については、「レポート サーバー Windows サービスの開始と停止」を参照してください。

レポート サーバー構成を検証するには

  1. レポート マネージャで、ツール バーの [新しいデータ ソース] をクリックします。

  2. [接続の種類] のドロップダウン リストから、[Teradata] を選択します。

    Dd353299.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    [Teradata] というデータ ソースの種類は、Teradata データ プロバイダがレポート サーバーに正しくインストールされている場合にのみ表示されます。[Teradata] が表示されない場合は、システム管理者と相談して構成の変更を確認してください。詳細については、「RSReportServer 構成ファイル」を参照してください。トラブルシューティング情報については、「Reporting Services のログ ファイル」を参照してください。

Teradata データ ソースからレポート モデルを生成するには、「Teradata データベースから主キーを持つレポート モデルを作成する方法」を参照してください。

レポート作成クライアントの構成

レポート作成クライアントを構成して Business Intelligence Development Studio レポート モデル プロジェクトからレポート モデルを作成できるようにするには、クライアント マシンに .NET Framework Data Provider for Teradata をインストールする必要があります。

レポート作成クライアントを構成するには

  1. Business Intelligence Development Studio が開いている場合は閉じます。

  2. Teradata から .NET Framework Data Provider for Teradata 12.00.00.01 をダウンロードしてインストールします。

    .NET Framework Data Provider for Teradata をインストールしたら、次のセットアップ機能を選択します。

    • .NET Framework Data Provider for Teradata
    • Microsoft Visual Studio 2005 Integration
    • 発行者ポリシー

    詳細については、データ プロバイダに付属している Teradata のドキュメントを確認してください。

  3. インストールが成功したかどうかを確認するには、BI Development Studio レポート モデル プロジェクトに Teradata データ ソースを作成します。詳細については、「レポート モデル プロジェクトの Teradata データ ソース ファイルを作成する方法」を参照してください。

参照

概念

Reporting Services の構成ファイル
RSReportDesigner 構成ファイル
RSReportServer 構成ファイル

その他の技術情報

データ処理拡張機能の配置

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手