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LcsCmd の使用によるドメインの準備の実行

トピックの最終更新日: 2009-01-23

ドメインの準備は、Office Communications Server 2007 R2 用の Active Directory ドメイン サービス (AD DS) を準備する際の最後のステップです。ドメインの準備は、Office Communications Server を展開しているドメイン内の任意のコンピュータで実行できます。Office Communications Server またはユーザーをホストする、すべてのドメインを準備する必要があります。

組織において、アクセス許可の継承が無効になっているか、認証ユーザーのアクセス許可が無効になっている場合は、ドメインの準備で追加のステップを実行する必要があります。詳細については、「ロックダウンされた Active Directory ドメイン サービスの準備」を参照してください。

Dd425091.tip(ja-jp,office.13).gifヒント:
ドメイン ルートと、Users、Computers、Domain Controllers の各コンテナに作成されたアクセス制御エントリ (ACE) の詳細については、「ドメインの準備によって加えられる変更」を参照してください。
Dd425091.important(ja-jp,office.13).gif重要:
Office Communications Server 2007 を現在使用している場合に、Office Communications Server 2007 R2 のドメインの準備が失敗すると、Office Communications Server 2007 が正しく動作するのに必要なアクセス制御リスト (ACL) がロールバックによって削除されることがあります。この問題が発生した場合は、Office Communications Server 2007 のドメインの準備を再度実行して、削除された ACL を復元してから、Office Communications Server 2007 R2 のドメインの準備を実行してください。

ドメインを準備するには

  1. DomainAdmins グループのメンバとしてドメイン内のサーバーにログオンします。

  2. コマンド プロンプトを開き、次のコマンドを実行します。

    LcsCmd.exe /domain[:<ドメイン FQDN>] /action:DomainPrep

    たとえば、Office Communications Server 用に準備しているドメインが corp.woodgrovebank.com の場合は、次のコマンドを使用します。

    LcsCmd.exe /domain:corp.woodgrovebank.com /action:DomainPrep
    Dd425091.note(ja-jp,office.13).gif注:
    <DomainFQDN> パラメータを指定せずに /domain を使用すると、ローカル ドメインが既定値として使用されます。

ドメインの準備が成功したことを確認するには

  1. ドメインに参加しており、適切な管理者権限を持つコンピュータにログオンします。

  2. コマンド プロンプトを開き、次のコマンドを実行します。

    LcsCmd.exe /domain[:<ドメイン FQDN>] /action:CheckDomainPrepState

    たとえば、確認するドメインが corp.woodgrovebank.com の場合は、次のコマンドを使用します。

    LcsCmd.exe /domain:corp.woodgrovebank.com /action:CheckDomainPrepState