Communicator Web Access の電話会議の構成
トピックの最終更新日: 2009-06-18
Communicator Web Access (2007 R2 リリース) を使用すると、ユーザーは任意のインスタント メッセージング (IM) セッションやデスクトップ共有セッションに電話会議を追加できます。インスタント メッセージング セッションやデスクトップ共有セッションが確立された後、そのセッションに電話会議 (携帯電話など、任意の電話機を使用) を追加できます。これにより、ユーザーは、インスタント メッセージング セッションやデスクトップ共有セッションに加えて、電話会議に参加できます。セッションに音声が追加されると、Communicator Web Access は、電話会議を開始したユーザーに電話をかけ (そのユーザーが指定した電話番号宛て)、電話会議に参加するようにその他のユーザーを招待します。ユーザーが参加を決定すると、そのユーザーが指定した電話番号に Communicator Web Access から電話がかかります。
注: |
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電話会議を使用するには、音声ビデオ会議サーバーと音声ビデオ会議エッジ サーバー (外部ユーザーに対応する必要がある場合) をインストールして構成する必要があります。また、Office Communications Server 2007 R2 を公衆交換電話網 (PSTN) に接続する仲介サーバーをセットアップする必要もあります。 |
電話会議用の静的ルートを構成するには
すべてのユーザーが、エンタープライズ VoIP を利用できる内部ユーザーであり、これらのユーザーに対して場所のプロファイルを構成している場合、電話会議を実装するためにさらに必要な作業はありません。ただし、次に当てはまる場合はこの限りではありません。
- 外部ユーザーに対応する。
- エンタープライズ VoIP を使用できないユーザーがいる。
- ユーザーの場所のプロファイルを構成していない。
上記のうち 1 つでも該当する場合は、Communicator Web Access サーバーまたはサーバー プールごとに静的音声ルートを作成する必要があります。これらのルートは、サーバーまたはサーバー プールを適切な仲介サーバーの場所 (IP アドレス) に向けます。
電話会議用の静的ルートを構成するには
Office Communications Server 2007 R2 管理ツールが実行されているコンピュータにログオンします。静的ルートを作成するには、ローカルの Administrators グループと RTCUniversalServerAdmins グループの両方のメンバである必要があります。
[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントします。次に、[Office Communications Server 2007 R2] をクリックします。
コンソール ツリーで、[フォレスト] ノードを展開します。
次のいずれかの操作を行います。
- Office Communications Server Enterprise Edition を実行している場合は、[エンタープライズ プール] を展開し、Communicator Web Access がインストールされているプールを右クリックします。
- Office Communications Server Standard Edition を実行している場合は、[Standard Edition サーバー] を展開し、Communicator Web Access がインストールされているサーバーの名前を右クリックします。
[プロパティ] をポイントし、[フロント エンドのプロパティ] をクリックします。
[フロント エンドのプロパティ] ダイアログ ボックスの [ルーティング] タブで、[追加] をクリックします。
[静的ルートの追加] ダイアログ ボックスの [URL の一致] で、[ドメイン] ボックスに Communicator Web Access のドメイン名を入力し、[電話の URL] をクリックします。
[次ホップ] で、[FQDN] ボックスに仲介サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します (mediation.contoso.com など)。[IP アドレス] ボックスに仲介サーバーの IP アドレスを入力し、[ポート] ボックスにリッスン ポート番号 (通常は 5061) を入力します。
[トランスポート] ボックスの一覧で [TLS] を選択し、[OK] をクリックします。