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アーカイブとコンプライアンス

トピックの最終更新日: 2008-12-21

企業などの組織に対する、電子メールと IM 通信データの保持に関する、業界および政府機関による規制が増えています。Office Communications Server 2007 R2 は、アーカイブ サーバー機能によって、Office Communications Server を介して送信された IM 通信をアーカイブするための方法を提供します。

アーカイブ サーバーを展開し、それをプール内のフロントエンド サーバーと関連付けた場合は、そのプールの全ユーザーの会話から IM メッセージをアーカイブするように、または指定したユーザーを含む会話のみの IM メッセージをアーカイブするように設定できます。プールのアーカイブを有効にすると、フォレスト レベルでは指定したユーザーのみのメッセージをアーカイブするようにアーカイブ サーバーを設定してある場合でも、プール内のユーザーを含むすべてのマルチパーティ会議の IM メッセージもアーカイブされます。

アーカイブが組織にとってミッションクリティカルな場合は、アーカイブ サーバーを重要モードで実行するように設定できます。重要モードでは、IM がアーカイブできない (たとえば、アーカイブ サービスが一時的にメッセージをデータベース キューに送信できない、またはメッセージをデータベースに挿入できない) 場合、または IM をアーカイブのために暗号化できない場合は、Office Communications Server がシャットダウンされます。

Dd441165.note(ja-jp,office.13).gif注:
アーカイブ サーバーは、グループ チャット クライアントで送信された IM など、すべてのピアツーピア IM コンテンツをアーカイブできます。ただし、実際のチャット ルームの内容はアーカイブ サーバーではアーカイブされません。チャット ルームの内容をアーカイブするには、グループ チャット コンプライアンス機能を使用してください。詳細については、「グループ チャット」を参照してください。