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エッジ サーバーの構成

トピックの最終更新日: 2009-07-20

エッジ サーバーをアクティブ化した後、展開ウィザードを続行し、エッジ サーバーを構成します。展開ウィザードには、エッジ サーバーが機能するために必要な設定の構成を簡略化する構成ウィザードが用意されています。構成ウィザードで実行する操作は次のとおりです。

  • エッジ サーバーの外部インターフェイスおよび内部インターフェイスを構成します。
  • 有効にする機能を選択します。
  • 内部サーバー宛てルーティングと内部サーバーからのルーティングの処理方法を構成します。

データ センターまたはリモート サイトの境界ネットワークでエッジ サーバーとして展開されるコンピュータごとに、次の構成手順を実行します。

エッジ サーバーを構成するには

  1. 展開ウィザードの [エッジ サーバーの展開] ページで、[ステップ 3: エッジ サーバーの構成] の横にある [実行] をクリックします。

  2. Office Communications Server 2007 R2 エッジ サーバーの構成ウィザードの [ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。

  3. [設定をファイルからインポート] ページで、次のいずれかの操作を行います。

    • このサーバーを新しいエッジ サーバーとして構成し、以前にインストールしたエッジ サーバーからインポートする設定がない場合は、[次へ] をクリックします。
    • 以前にエッジ サーバーを設定し、このエッジ サーバーにインポートする構成ファイルにその設定をエクスポートした場合は、[設定のインポート] チェック ボックスをオンにし、インポートする設定を含むファイルの完全なパスとファイル名を入力して、[次へ] をクリックします。
  4. [内部インターフェイス] ページで、次の操作を実行します。

    • [内部インターフェイス IP アドレス] ボックスで、内部インターフェイス IP アドレスを選択します。

      Dd441177.note(ja-jp,office.13).gif注:
      このエッジ サーバーが負荷分散されているかどうかに関係なく、コンピュータのローカル IP アドレスを使用します。
    • [内部インターフェイス FQDN] ボックスに、内部インターフェイスの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します。

      Dd441177.note(ja-jp,office.13).gif注:
      このサーバーがロード バランサに接続されている場合は、ロード バランサの仮想 IP アドレスの FQDN を入力します。
  5. [次へ] をクリックします。

  6. [外部インターフェイス] ページで、このサーバーの 3 つのエッジ サービス用に外部インターフェイスの IP アドレスと FQDN を構成します。負荷分散されたエッジ サーバーの場合は、IP アドレスと FQDN を次のように指定します。

    • ロード バランサに接続されるエッジ サーバー上のアクセス エッジ サービスの場合は、エッジ サーバーの IP アドレスと、ロード バランサの仮想 IP アドレスの FQDN を指定します。既定のフェデレーション ポートは 5061 に設定され、変更できません。リモート アクセスの既定のトランスポート層セキュリティ (TLS) ポートは 443 です。リモート ユーザー アクセス用に 443 以外のポートを指定するには、[5061] をクリックしてポート 5061 を使用するか、[その他] をクリックしてポート番号を入力します。

    • ロード バランサに接続されるエッジ サーバー上の Web 電話会議エッジ サービスの場合は、エッジ サーバーの IP アドレスと、ロード バランサの仮想 IP アドレスの FQDN を指定します。既定の TLS ポートは 443 です。443 以外のポートを指定するには、[その他] をクリックしてポート番号を入力します。

    • ロード バランサに接続されるエッジ サーバー上の音声ビデオ エッジ サービスの場合は、エッジ サーバーの IP アドレスと、ロード バランサの仮想 IP アドレスの FQDN を指定します。既定の伝送制御プロトコル (TCP) ポートは 443 です。443 以外のポートを指定するには、[その他] をクリックしてポート番号を入力します。

      Dd441177.important(ja-jp,office.13).gif重要:
      このステップで指定するポートは、外部ファイアウォールで開く必要があります。詳細については、「外部ユーザー アクセスに対するファイアウォール要件」を参照してください。
      Dd441177.note(ja-jp,office.13).gif注:
      エッジ サーバー上で実行されている各エッジ サービスには、個別の外部 IP アドレスが必要です。それぞれに個別の IP アドレスを使用しない場合は、各サービスに個別のポートを使用する必要があります。
  7. [次へ] をクリックします。

  8. [アクセス エッジ サーバー上の機能の有効化] ページで、このエッジ サーバーで有効にする機能を次のように選択します。

    • リモート ユーザーがインターネットから Office Communications Server 2007 R2 に接続して、プレゼンス情報を表示し、このエッジ サーバーを使用して内部ユーザーとインスタント メッセージを交換できるようにするには、[リモートユーザーがネットワークにアクセスすることを許可する] チェック ボックスをオンにします。

    • 外部の匿名ユーザーがこのエッジ サーバーを経由して会議に参加できるようにするには、[匿名ユーザーが会議に参加することを許可する] チェック ボックスをオンにします。匿名ユーザーとは、Active Directory ドメイン サービス (AD DS) の資格情報を持たない外部ユーザーです。
      リモート ユーザー アクセスと匿名ユーザー アクセスの設定は無関係であるため、一方を許可して、もう一方を拒否することができます。

    • フェデレーションがこのエッジ サーバーで無効な場合に、このエッジ サーバーでリモート ユーザー アクセスが許可されると、リモート ユーザーがフェデレーション ユーザー (フェデレーション関係が別のエッジ サーバーでサポートされている) と通信できるようにするには、[ユーザーにフェデレーションからの連絡先との通信を許可する] チェック ボックスをオンにします (このエッジ サーバーでもフェデレーションを有効にする場合、このオプションは使用不可または不要です)。

    • このエッジ サーバー上のアクセス エッジ サービスを通じたフェデレーションまたはパブリック インスタント メッセージング (IM) 接続を有効にするには、[フェデレーションを有効にする] チェック ボックスをオンにします。

    • フェデレーション パートナーの自動検出を有効にするには、[フェデレーション パートナーの検出を許可] チェック ボックスをオンにします。この構成を使用することをお勧めします。フェデレーションを指定されたパートナー ドメインのみに制限するには、このオプションをオフにし、最初の展開の後、特定のフェデレーション パートナーを構成します。詳細については、「フェデレーションの構成」を参照してください。

    • このエッジ サーバー経由のパブリック IM 接続を有効にするには、[選択したパブリック IM プロバイダとのフェデレーション] チェック ボックスをオンにし、フェデレーション パートナーとの間で使用する IM プロバイダを選択します。

      Dd441177.important(ja-jp,office.13).gif重要:
      これらの IM プロバイダに接続する前に、追加のサービス ライセンスを購入し、「Microsoft プロビジョニング ページ. パブリック IM 接続は、このライセンスがないと機能しません。購入したライセンスにより、MSN、AOL、および Yahoo の各 IM プロバイダと通信できます。パブリック IM 接続を特定のプロバイダに制限するには、接続しないパブリック IM プロバイダを無効にします。
      Dd441177.note(ja-jp,office.13).gif注:
      匿名ユーザーとフェデレーションの構成の詳細については、「環境の構成」を参照してください。
  9. [次へ] をクリックします。

  10. [内部次ホップ サーバーの FQDN] ページの [次ホップ サーバーの FQDN] ボックスに、このエッジ サーバーが内部トラフィックをルーティングする次ホップ サーバーの FQDN を入力またはクリックするか、ディレクタを使用して受信トラフィックをルーティングする場合は、ディレクタの FQDN を入力し、[次へ] をクリックします。

  11. [承認済み内部 SIP ドメイン] ページで、Office Communications Server 2007 R2 の展開でサポートする各セッション開始プロトコル (SIP) ドメインのボックスに、SIP ドメインの名前を入力し、[追加] をクリックします。サポートされるすべての SIP ドメインを追加した後、[次へ] をクリックします。

  12. [承認済み内部サーバー] ページで、エッジ サーバーに接続できる内部サーバーを指定します。それぞれの指定が終了したら、[追加] をクリックします。

    Dd441177.note(ja-jp,office.13).gif注:
    ディレクタの FQDN を入力し (ディレクタを展開している場合)、組織内のエンタープライズ プール、Standard Edition サーバー、および仲介サーバーのそれぞれの FQDN も入力します。
  13. [次へ] をクリックします。

  14. 概要ページで、選択した設定を確認し、[次へ] をクリックします。

  15. ウィザードの完了ページで、次の操作を行います。

    • [[完了] をクリックしたらログを表示する] チェック ボックスをオンにします。
    • サーバーの設定を構成ファイルにエクスポートし、他のエッジ サーバーにインポートしてサーバーの設定作業を簡略化できるようにするには、[エクスポート] をクリックし、サーバー設定を保存する拡張マークアップ言語 (XML) ファイルの場所と名前を指定して [保存] をクリックします。
  16. [完了] をクリックします。

  17. Web ブラウザ ウィンドウに Office Communications Server 2007 R2 展開ログが表示されたら、画面右端の [アクション] 列の [実行結果] に "成功" と表示されていることを確認します。個々のタスクを展開し、そのタスクの [実行結果] に "成功" と表示されていることを確認します。確認を完了したら、ログ ウィンドウを閉じます。