2007 Office system の OpenDocument 形式およびオープン XML 形式に対応したグループ ポリシー設定と Office カスタマイズ ツール設定

更新日: 2009年4月

適用対象: Office Resource Kit

 

トピックの最終更新日: 2015-03-09

この記事の内容

  • Office Excel 2007 の設定

  • Office PowerPoint 2007 の設定

  • Office Word 2007 の設定

この記事では、2007 Microsoft Office system の OpenDocument 形式およびオープン XML 形式に対応するグループ ポリシー設定と Office カスタマイズ ツール (OCT) 設定の一覧を示します。この記事で説明されているように設定を使用するには、次の更新プログラムをインストールする必要があります。

各設定ごとに、次の情報が用意されています。


  • 設定が適用されるアプリケーション


  • 設定名


  • 設定の目的


  • 設定の既定の構成


  • グループ ポリシー オブジェクト エディタ内での設定の場所

    [!メモ] 別途記載のない限り、グループ ポリシー設定はグループ ポリシー オブジェクト エディタの [ユーザーの構成] の下の [管理用テンプレート] ノードにあります。


  • Office カスタマイズ ツール (OCT) 内での設定の場所

    [!メモ] 別途記載のない限り、OCT 設定は OCT の [ユーザー設定の変更] ページにあります。

Office Excel 2007 の設定

次の表に、Office Excel 2007 の OpenDocument 形式およびオープン XML 形式に対応するグループ ポリシー設定と OCT 設定の一覧を示します。

設定名 目的 既定の構成 グループ ポリシー オブジェクト エディタでの場所 OCT での場所

[2007 Office system 互換機能パックおよび Excel 2007 コンバータで Excel 2007 の新しいファイル形式のプレリリース版を開けないようにする]

Word、Excel、および PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パックをインストールしているユーザーが、Excel 2007 のプレリリース版で保存されたオープン XML ファイルを開けるようにするかどうかを制御します。オープン XML 形式を使用する Excel ファイルには、通常、xlsx, .xlsm, .xltx, .xltm, .xlam の拡張子が付けられます。

互換機能パックを使用しているユーザーは、Excel 2007 のプレリリース版で作成されたオープン XML ファイルを開けません。

Microsoft Office 2007 system\Office 2007 Converters

この設定は、Office 2007 Converters\Microsoft Office Excel にもあります。

Microsoft Office 2007 system\Office 2007 Converters

[パスワードで保護された Office オープン XML ファイルの暗号化の種類]

Excel 2007、PowerPoint 2007、および Word 2007 が使用するオープン XML 形式のファイルがパスワードで保護されている場合、ファイルを暗号化するために Office アプリケーションで使用する暗号化の種類を指定できます。ファイルを暗号化するコンピュータには、選択した暗号化の種類に対応する暗号化サービス プロバイダ (CSP) がインストールされている必要があります。

既定の CSP が使用されます。Windows Vista を実行しているコンピュータでは、既定の暗号化サービス プロバイダ (CSP) は Microsoft Enhanced RSA および AES 暗号化プロバイダ、AES-128、128 ビットです。Windows XP を実行しているコンピュータでは、既定の CSP は Microsoft Enhanced RSA および AES 暗号化プロバイダ (プロトタイプ)、AES-128、128 ビットです。

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

[パスワードで保護されたファイルのドキュメント メタデータを保護する]

オープン XML ファイルをパスワードで保護するときに、メタデータを暗号化するかどうかを決定します。

オープン XML ドキュメントをパスワードで保護して保存すると、そのドキュメントに関連付けられているメタデータも、ドキュメント コンテンツの他の部分と共に暗号化されます。

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

[権限が管理されている Office オープン XML ファイルのドキュメント メタデータを保護する]

Information Rights Management (IRM) によって保護されているオープン XML ファイル内のメタデータを暗号化するかどうかを決定できます。

Information Rights Management (IRM) を使用してオープン XML ドキュメントへのアクセスを制限していると、そのドキュメントに関連付けられているメタデータは暗号化されません。

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

[オープン XML ファイル形式を開くのをブロックする]

指定されたアプリケーションでオープン XML ファイルを開くことができるかどうかを制御します。オープン XML 形式を使用した Excel ファイルには、通常, .xlsx, .xlsm, .xltx, .xltm, .xlam の拡張子が付けられます。

オープン XML ファイル形式はブロックされません。

Microsoft Office Excel 2007\Block file formats\Open

この設定は、OCT では使用できません。

[Excel 2007 のプレリリース版で作成されたファイルを開けないようにする]

Excel 2007 のユーザーが、Excel 2007 のプレリリース版で保存されたオープン XML ファイルを開くことができるかどうかを制御します。オープン XML 形式を使用した Excel ファイルには、通常, .xlsb, .xlsx, .xlsm, .xltx, .xltm, .xlam の拡張子が付けられます。

ユーザーは、Excel 2007 のプレリリース版で保存されたオープン XML ファイルを開くことができます。

Microsoft Office Excel 2007\Block file formats\Open

Microsoft Office Excel 2007\Block file formats\Open

[Block opening of OpenDocument spreadsheet (.ods) file types ]

OpenDocument スプレッドシート (.ods) ファイル形式の Excel スプレッドシートを開くかどうかを制御します。

ユーザーは OpenDocument スプレッドシート (.ods) ファイル形式の Excel スプレッドシートを開くことができます。

Microsoft Office Excel 2007\Block file formats\Open

この設定は、OCT では使用できません。

[Turn off import converters for Excel]

FileOpenBlock ハイブの下に登録されているインポート コンバータを制御します。

FileOpenBlock ハイブの下に登録されている、外部形式からオープン XML 形式へのコンバータが有効化されます。

Microsoft Office Excel 2007\Block file formats\Open\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[Block specific import converters based on class ID (CLSID)]

ブロックするインポート コンバータをクラス ID (CLSID) に基づいて制御します。

ブロックするインポート コンバータをクラス ID (CLSID) に基づいて制御します。

Microsoft Office Excel 2007\Block file formats\Open\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[オープン XML ファイル形式の保存をブロックする]

指定されたアプリケーションでオープン XML ファイルを保存できるようにするかどうかを制御します。オープン XML 形式を使用した Excel ファイルには、通常, .xlsx, .xlsm, .xltx, .xltm, .xlam の拡張子が付けられます。

ユーザーは、指定されたアプリケーションを使用して、オープン XML 形式でファイルを保存できます。

Microsoft Office Excel 2007\Block file formats\Save

この設定は、OCT では使用できません。

[Block saving of OpenDocument spreadsheet (.ods) file types]

OpenDocument スプレッドシート (.ods) ファイル形式の Excel スプレッドシートを保存するかどうかを制御します。

Excel で OpenDocument スプレッドシート (.ods) ファイル形式のスプレッドシートを保存できます。

Microsoft Office Excel 2007\Block file formats\Save

この設定は、OCT では使用できません。

[Turn on an external converter as the default for a file extension]

ファイル拡張子に対し既定のコンバータとして外部ファイル形式コンバータを指定できるようにします。

既定では、外部ファイル形式コンバータは、特定の拡張子に対し既定のコンバータとして構成されていません。Microsoft Office Excel では、その拡張子を持つファイルを、アプリケーションで定義されている方法で処理します。

Microsoft Office Excel 2007 (Machine)\Converters

[!メモ] この設定は、グループ ポリシー オブジェクト エディタの [コンピュータの構成] の下の [管理用テンプレート] ノードにあります。

Microsoft Office Excel 2007 (Machine)\Converters

[Turn off export converters for Excel]

FileSaveBlock ハイブの下に登録されているエクスポート コンバータを制御します。

FileSaveBlock ハイブの下に登録されている、オープン XML 形式から外部形式へのコンバータが有効化されます。

Microsoft Office Excel 2007\Block file formats\Save\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[Block specific export converters based on class ID (CLSID)]

ブロックするエクスポート コンバータをクラス ID (CLSID) に基づいて制御します。

ブロックされる特定のコンバータはありません。

Microsoft Office Excel 2007\Block file formats\Save\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[ファイルの保存形式]

Microsoft Office Excel で新しいファイルを作成する際の既定のファイル形式を指定します。これには、OpenDocument スプレッドシート (.ods) ファイル形式が含まれます。

ファイルは Excel ファイル形式で作成されます。ユーザーは、この既定の設定を無効にして別のファイル形式を指定できます。

Microsoft Office Excel 2007\Excel Options\Save

Microsoft Office Excel 2007\Excel Options\Save

[Suppress file format compatibility dialog box for OpenDocument spreadsheet format]

Microsoft Office Excel でファイルを OpenDocument スプレッドシート ファイルとして保存するときに、ファイル形式の互換性ダイアログ ボックスを表示するかどうかを選択できます。

Excel で OpenDocument スプレッドシート ファイルを保存するときは、ファイル形式の互換性ダイアログ ボックスが必ず表示されます。

Microsoft Office Excel 2007\Excel Options\Save

Microsoft Office Excel 2007\Excel Options\Save

[Microsoft Excel オープン XML ブックに含まれている暗号化されたマクロに対してウイルス検索を実行するかどうかを指定する]

オープン XML ブックを開く前に、オープン XML ブックに含まれている暗号化されたマクロに対し、ウイルス検索を要求するかどうかを制御します。

マクロを含む暗号化されたブックを開こうとすると、暗号化されたマクロはウイルス スキャン プログラムによってスキャンされます。

Microsoft Office Excel 2007\Excel Options\Security

この設定は、OCT では使用できません。

[!メモ] グループ ポリシー オブジェクト エディタおよび OCT の \Block file formats\Open および \Block file formats\Save フォルダの下にある設定は、セキュリティ管理のために用意されているもので、移行のためのものではありません。移行のために使用すると、2007 Office system アプリケーションで予期しないエラーが発生する可能性があります。

Office PowerPoint 2007 の設定

次の表に、Office PowerPoint 2007 の OpenDocument 形式およびオープン XML 形式に対応するグループ ポリシー設定と OCT 設定の一覧を示します。

設定名 目的 既定の構成 グループ ポリシー オブジェクト エディタでの場所 OCT での場所

[2007 Office system 互換機能パックおよび PowerPoint 2007 コンバータで PowerPoint 2007 の新しいファイル形式のプレリリース版を開けないようにする]

Word、Excel、および PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パックをインストールしているユーザーが、PowerPoint 2007 のプレリリース版で保存されたオープン XML ファイルを開けるようにするかどうかを制御します。オープン XML 形式を使用する PowerPoint ファイルには、通常、pptx, .pptm, .potx, .potm, .ppsx, .ppsm, .ppam, .thmx, .xml の拡張子が付けられます。

互換機能パックを使用しているユーザーは、PowerPoint 2007 のプレリリース版で作成されたオープン XML ファイルを開けません。

Microsoft Office 2007 system\Office 2007 Converters

この設定は、Office 2007 Converters\Microsoft Office PowerPoint にもあります。

Microsoft Office 2007 system\Office 2007 Converters

[パスワードで保護された Office オープン XML ファイルの暗号化の種類]

Excel 2007、PowerPoint 2007、および Word 2007 が使用するオープン XML 形式のファイルがパスワードで保護されている場合、ファイルを暗号化するために Office アプリケーションで使用する暗号化の種類を指定できます。ファイルを暗号化するコンピュータには、選択した暗号化の種類に対応する暗号化サービス プロバイダ (CSP) がインストールされている必要があります。

既定の CSP が使用されます。Windows Vista を実行しているコンピュータでは、既定の暗号化サービス プロバイダ (CSP) は Microsoft Enhanced RSA および AES 暗号化プロバイダ、AES-128、128 ビットです。Microsoft Windows XP を実行しているコンピュータでは、既定の CSP は Microsoft Enhanced RSA および AES 暗号化プロバイダ (プロトタイプ)、AES-128、128 ビットです。

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

[パスワードで保護されたファイルのドキュメント メタデータを保護する]

Office オープン XML ファイルをパスワードで保護するときに、メタデータを暗号化するかどうかを決定します。

オープン XML ドキュメントをパスワードで保護して保存すると、そのドキュメントに関連付けられているメタデータも、ドキュメント コンテンツの他の部分と共に暗号化されます。

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

[権限が管理されている Office オープン XML ファイルのドキュメント メタデータを保護する]

Information Rights Management (IRM) によって保護されているオープン XML ファイル内のメタデータを暗号化するかどうかを決定できます。

Information Rights Management (IRM) を使用してオープン XML ドキュメントへのアクセスを制限していると、そのドキュメントに関連付けられているメタデータは暗号化されません。

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

[オープン XML ファイル形式を開くのをブロックする]

指定されたアプリケーションでオープン XML ファイルを開くことができるかどうかを制御します。オープン XML 形式を使用した PowerPoint ファイルには、通常、pptx, .pptm, .potx, .potm, .ppsx, .ppsm, .ppam, .thmx, .xml の拡張子が付けられます。

オープン XML 形式を使用した PowerPoint ファイルはブロックされません。

Microsoft Office PowerPoint 2007\Block file formats\Open

この設定は、OCT では使用できません。

[PowerPoint 2007 の新しいファイル形式のプレリリース版を開けないようにする]

PowerPoint 2007 のユーザーが、PowerPoint 2007 のプレリリース版で保存されたオープン XML ファイルを開くことができるかどうかを制御します。

ユーザーは、新しいオープン XML 形式のプレリリース版で保存されたファイルを開くことができます。新しいオープン XML 形式には、最終リリースまでにいくつかの小さな変更が加えられました。

Microsoft Office PowerPoint 2007\Block file formats\Open

Microsoft Office PowerPoint 2007\Block file formats\Open

[Block opening of OpenDocument presentation (.odp) file types]

OpenDocument プレゼンテーション (.odp) ファイル形式の PowerPoint プレゼンテーションを開くかどうかを制御します。

PowerPoint で OpenDocument プレゼンテーション (.odp) ファイル形式を開くことができます。

Microsoft Office PowerPoint 2007\Block file formats\Open

この設定は、OCT では使用できません。

[Turn off import converters for PowerPoint]

FileOpenBlock ハイブの下に登録されているインポート コンバータを制御します。

FileOpenBlock ハイブの下に登録されている、外部形式からオープン XML 形式へのコンバータが有効化されます。

Microsoft Office PowerPoint 2007\Block file formats\Open\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[Block specific import converters based on class ID (CLSID)]

ブロックするインポート コンバータをクラス ID (CLSID) に基づいて制御します。

ブロックされる特定のコンバータはありません。

Microsoft Office PowerPoint 2007\Block file formats\Open\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[オープン XML ファイル形式の保存をブロックする]

指定されたアプリケーションのユーザーが、ドキュメントをオープン XML 形式で保存できるかどうかを制御します。オープン XML 形式を使用した PowerPoint ファイルには、通常, .pptx、*.pptm、*.potx、*.potm、*.ppsx、*.ppsm、*.ppam、*.thmx、*.xml の拡張子が付けられます。

ユーザーは、指定されたアプリケーションを使用して、ファイルをオープン XML 形式で保存できます。

Microsoft Office PowerPoint 2007\Block file formats\Save

この設定は、OCT では使用できません。

[Block saving of OpenDocument presentation (.odp) file types]

PowerPoint プレゼンテーションを OpenDocument プレゼンテーション (.odp) ファイル形式で保存するかどうかを制御します。

PowerPoint は OpenDocument プレゼンテーション (.odp) ファイル形式でプレゼンテーションを保存できます。

Microsoft Office PowerPoint2007\Block file formats\Save

この設定は、OCT では使用できません。

[Turn on an external converter the default for a file extension]

特定のファイル拡張子に対し既定のコンバータとして外部ファイル形式コンバータを有効にできるようにします。このポリシーを設定するには、[値の名前] に対してファイル拡張子 ("odp" など) を、[値] に対して外部ファイル形式コンバータを表すコンバータのクラス名 ("TestConverter" など) を指定する必要があります。

既定では、外部ファイル形式コンバータは、特定の拡張子に対し既定のコンバータとして構成されていません。Microsoft Office PowerPoint では、その拡張子を持つファイルを、アプリケーションで定義されている方法で処理します。

Microsoft Office PowerPoint 2007 (Machine)\Converters

[!メモ] この設定は、グループ ポリシー オブジェクト エディタの [コンピュータの構成] の下の [管理用テンプレート] ノードにあります。

Microsoft Office PowerPoint 2007 (Machine)\Converters

[Turn off export converters for PowerPoint]

FileOpenBlock ハイブの下に登録されているエクスポート コンバータを制御します。

FileOpenBlock ハイブの下に登録されている、外部形式からオープン XML 形式へのコンバータが有効化されます。

Microsoft Office PowerPoint 2007\Block file formats\Save\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[Block specific export converters based on class ID (CLSID)]

ブロックするエクスポート コンバータをクラス ID (CLSID) に基づいて制御します。

ブロックされる特定のコンバータはありません。

Microsoft Office PowerPoint 2007\Block file formats\Save\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[標準のファイル保存形式]

ユーザーが作成する新しいデータベース ファイルの既定の形式を制御します。OpenDocument プレゼンテーション (.odp) ファイル形式も選択できます。

ファイルは PowerPoint プレゼンテーション (.pptx) 形式で保存されます。

Microsoft Office PowerPoint 2007\PowerPoint Options\Save

Microsoft Office PowerPoint 2007\PowerPoint Options\Save

[Suppress file format compatibility dialog box for OpenDocument presentation format]

Microsoft Office PowerPoint でファイルを OpenDocument プレゼンテーション ファイルとして保存するときに、ファイル形式の互換性ダイアログ ボックスを表示するかどうかを選択できます。

PowerPoint で OpenDocument プレゼンテーション ファイルを保存するときは、ファイル形式の互換性ダイアログ ボックスが必ず表示されます。

Microsoft Office PowerPoint 2007\PowerPoint Options\Save

Microsoft Office PowerPoint 2007\PowerPoint Options\Save

[Microsoft PowerPoint オープン XML プレゼンテーションに含まれている暗号化されたマクロに対してウイルス検索を実行するかどうかを指定する]

オープン XML プレゼンテーションを開く前に、オープン XML プレゼンテーションに含まれている暗号化されたマクロに対し、ウイルス検索を要求するかどうかを制御します。

PowerPoint 2007 では、暗号化されたマクロはウイルス検索が終わるまで無効化されます。

Microsoft Office PowerPoint 2007\PowerPoint Options\Security

この設定は、OCT では使用できません。

[!メモ] グループ ポリシー オブジェクト エディタおよび OCT の \Block file formats\Open および \Block file formats\Save フォルダの下にある設定は、セキュリティ管理のために用意されたもので、移行のためのものではありません。移行のために使用すると、2007 Office system アプリケーションで予期しないエラーが発生する可能性があります。

Office Word 2007 の設定

次の表に、Office Word 2007 の OpenDocument 形式およびオープン XML 形式に対応するグループ ポリシー設定と OCT 設定の一覧を示します。

設定名 目的 既定の構成 グループ ポリシー オブジェクト エディタでの場所 OCT での場所

[2007 Office system 互換機能パックおよび Word 2007 オープン XML/Word 97-2003 形式コンバータで Word 2007 の新しいファイル形式のプレリリース版を開けないようにする]

Word、Excel、および PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パックをインストールしているユーザーが、Word 2007 のプレリリース版で保存されたオープン XML ファイルを開けるようにするかどうかを制御します。オープン XML 形式を使用する Word ファイルには、通常, .docx, .docm, .dotx, .dotm, .xml の拡張子が付けられます。

互換機能パックを使用しているユーザーは、Word 2007 のプレリリース版で作成されたオープン XML ファイルを開けません。

Microsoft Office 2007 system\Office 2007 Converters

この設定は、Office 2007 Converters\Microsoft Office Word にもあります。

Microsoft Office 2007 system\Office 2007 Converters

[パスワードで保護された Office オープン XML ファイルの暗号化の種類]

Excel 2007、PowerPoint 2007、および Word 2007 が使用するオープン XML 形式のファイルがパスワードで保護されている場合、ファイルを暗号化するために Office アプリケーションで使用する暗号化の種類を指定できます。ファイルを暗号化するコンピュータには、選択した暗号化の種類に対応する暗号化サービス プロバイダ (CSP) がインストールされている必要があります。

既定の CSP が使用されます。Windows Vista を実行しているコンピュータでは、既定の暗号化サービス プロバイダ (CSP) は Microsoft Enhanced RSA および AES 暗号化プロバイダ、AES-128、128 ビットです。Microsoft Windows XP を実行しているコンピュータでは、既定の CSP は Microsoft Enhanced RSA および AES 暗号化プロバイダ (プロトタイプ)、AES-128、128 ビットです。

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

[パスワードで保護されたファイルのドキュメント メタデータを保護する]

オープン XML ファイルをパスワードで保護するときに、メタデータを暗号化するかどうかを決定します。

オープン XML ドキュメントをパスワードで保護して保存すると、そのドキュメントに関連付けられているメタデータも、ドキュメント コンテンツの他の部分と共に暗号化されます。

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

[権限が管理されている Office オープン XML ファイルのドキュメント メタデータを保護する]

Information Rights Management (IRM) によって保護されているオープン XML ファイル内のメタデータを暗号化するかどうかを決定できます。

Information Rights Management (IRM) を使用してオープン XML ドキュメントへのアクセスを制限していると、そのドキュメントに関連付けられているメタデータは暗号化されません。

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

Microsoft Office 2007 system\Security Settings

[オープン XML ファイル形式を開くのをブロックする]

指定されたアプリケーションでオープン XML ファイルを開くことができるかどうかを制御します。オープン XML 形式を使用した Word ファイルには、通常, .docx, .docm, .dotx, .dotm, .xml の拡張子が付けられます。

オープン XML 形式は Word でブロックされません。

Microsoft Office Word 2007\Block file formats\Open

この設定は、OCT では使用できません。

[Word 2007 の新しいファイル形式のプレリリース版を開けないようにする]

Word 2007 のユーザーが、Word 2007 のプレリリース版で保存されたオープン XML ファイルを開くことができるかどうかを制御します。

Word 2007 のユーザーは、新しいオープン XML 形式のプレリリース版で保存されたファイルを開くことができます。新しいオープン XML 形式には、Microsoft Office Word の最終リリースまでにいくつかの小さな変更が加えられました。オープン XML 形式を使用した Word ファイルには、通常, .docx, .docm, .dotx, .dotm, .xml の拡張子が付けられます。

Microsoft Office Word 2007\Block file formats\Open

Microsoft Office Word 2007\Block file formats\Open

[Block opening of OpenDocument text (.odt) file types]

OpenDocument テキスト (.odt) ファイル形式の Word 文書を開くかどうかを制御します。

OpenDocument text (.odt) ファイルを Word で開くことができます。

Microsoft Office Word 2007\Block file formats\Open

この設定は、OCT では使用できません。

[Turn off import converters for Word]

FileOpenBlock ハイブの下に登録されているインポート コンバータを制御します。

FileOpenBlock ハイブの下に登録されている、外部形式からオープン XML 形式へのコンバータが有効化されます。

Microsoft Office Word 2007\Block file formats\Open\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[Block specific import converters based on class ID (CLSID)]

ブロックするインポート コンバータをクラス ID (CLSID) に基づいて制御します。

ブロックされる特定のコンバータはありません。

Microsoft Office Word 2007\Block file formats\Open\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[オープン XML ファイル形式の保存をブロックする]

指定されたアプリケーションのユーザーが、ドキュメントをオープン XML 形式で保存できるかどうかを制御します。 オープン XML 形式を使用した Word ファイルには、通常, .docx, .dotx, .docm, .dotm, .xml の拡張子が付けられます。

ユーザーは、指定されたアプリケーションを使用して、ファイルをオープン XML 形式で保存できます。

Microsoft Office Word 2007\Block file formats\Save

この設定は、OCT では使用できません。

[Block saving of OpenDocument text (.odt) file types]

OpenDocument テキスト (.odt) 形式の Word 文書を保存するかどうかを制御します。

Word を使用してドキュメントを OpenDocument ドキュメント (.odt) ファイル形式で保存できます。

Microsoft Office Word 2007\Block file formats\Save

この設定は、OCT では使用できません。

[Turn on an external converter as the default for a file extension policy for Microsoft Office Word]

特定のファイル拡張子に対し既定のコンバータとして外部ファイル形式コンバータを有効にできるようにします。このポリシーを設定するには、ファイル拡張子 ("odt" など) および外部ファイル形式コンバータを表すコンバータのクラス名 ("TestConverter" など) を指定する必要があります。

既定では、外部ファイル形式コンバータは、特定の拡張子に対し既定のコンバータとして構成されていません。Microsoft Office Word では、その拡張子を持つファイルを、アプリケーションで定義されている方法で処理します。

Microsoft Office Word 2007 (Machine)\Converters

[!メモ] この設定は、グループ ポリシー オブジェクト エディタの [コンピュータの構成] の下の [管理用テンプレート] ノードにあります。

Microsoft Office Word 2007 (Machine)\Converters

[Turn off export converters for Word]

FileSaveBlock ハイブの下に登録されているエクスポート コンバータを制御します。

FileSaveBlock ハイブの下に登録されている、オープン XML 形式から外部形式へのコンバータが有効化されます。

Microsoft Office Word 2007\Block file formats\Save\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[Block specific export converters based on class ID (CLSID)]

ブロックするエクスポート コンバータをクラス ID (CLSID) に基づいて制御します。

ブロックされる特定のコンバータはありません。

Microsoft Office Word 2007\Block file formats\Save\Converters

この設定は、OCT では使用できません。

[標準のファイル保存形式]

Microsoft Office Word で新しいファイルを作成する際の既定のファイル形式を指定します。これには、OpenDocument テキスト (.odt) ファイル形式が含まれます。

ファイルは Word ファイル形式 (.docx) で作成されます。

Microsoft Office Word 2007\Word Options\Save

Microsoft Office Word 2007\Word Options\Save

[Suppress file format compatibility dialog box for OpenDocument text format]

Microsoft Office Word でファイルを OpenDocument テキスト ファイルとして保存するときに、ファイル形式の互換性ダイアログ ボックスを表示するかどうかを選択できます。

Word で OpenDocument テキスト ファイルを保存するときは、ファイル形式の互換性ダイアログ ボックスが必ず表示されます。

Microsoft Office Word 2007\Word Options\Save

Microsoft Office Word 2007\Word Options\Save

[Microsoft Word オープン XML 文書に含まれている暗号化されたマクロに対してウイルス検索を実行するかどうかを指定する]

オープン XML ドキュメントを開く前に、オープン XML ドキュメントに含まれている暗号化されたマクロに対し、ウイルス検索を要求するかどうかを制御します。

Word で OpenDocument テキスト ファイルを保存するときは、ファイル形式の互換性ダイアログ ボックスが必ず表示されます。

Microsoft Office Word 2007\Word Options\Security

Microsoft Office Word 2007\Word Options\Security

[!メモ] グループ ポリシー オブジェクト エディタおよび OCT の \Block file formats\Open および \Block file formats\Save フォルダの下にある設定は、セキュリティ管理のために用意されているもので、移行のためのものではありません。移行のために使用すると、2007 Office system アプリケーションで予期しないエラーが発生する可能性があります。