Exchange 2007 で Telnet を使用して基本的な IMAP 接続を確認する方法

  • [アーティクル]

 

トピックの最終更新日: 2009-04-10

ここでは、Microsoft Exchange Server 2007 を実行しているコンピュータのメールボックスに Internet Message Access Protocol、Version 4rev1 (IMAP4) を使用して接続できることを Telnet で確認する方法について説明します。Exchange サーバーにはクライアント アクセス サーバーの役割がインストールされています。このトピックで説明する Telnet コマンドをコマンド プロンプトで入力します。IMAP4 の接続は、Telnet コマンドに対して受信する応答によって確認します。

開始する前に

テキスト形式のログオンを使用するように IMAP4 仮想サーバーを構成します。そのためには、Exchange 管理シェルを Exchange サーバーで起動します。Exchange 管理シェルで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

Set-ImapSettings -LoginType "plaintextlogin"

この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。

  • Enterprise Administrators グループのメンバシップ

Exchange 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

Telnet を使用して IMAP4 の接続を確認するには、次の操作を行います。

  1. Telnet セッションを開始するには、コマンド プロンプトを開き、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。

    Telnet <IP address of Client Access Server (Exchange)> <Port # 143>.

    たとえば、「Telnet 127.0.0.1 143」と入力します。

    コマンドの実行に成功した場合は、サーバーから次の応答を受信します。

    +OK Microsoft Exchange Server 2007 IMAP4 service ready

  2. メールボックスにログオンして通信を開始するには、次のいずれかのコマンドを使用します。

    • 次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

      ? LOGIN <Domain_Name>/<Log_On_Name> <Password>

      コマンドの実行に成功した場合は、サーバーから次の応答を受信します。
      +OK LOGIN completed

    • 次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

      ? LOGIN <LogOnName>@<DomainName>.<Top-Level_Domain_Name> <Password>

      コマンドの実行に成功した場合は、サーバーから次の応答を受信します。
      +OK LOGIN completed

  3. 使用可能なフォルダの一覧を表示するには、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    ? LIST "" "*"

    コマンドの実行に成功した場合は、サーバーから次の応答を受信します。

    ? OK LIST completed

  4. 適切なメールボックスを選択するには、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    ? Select <Mailbox_Folder_Name>

    コマンドの実行に成功した場合は、メールボックス内のメッセージの数に応じて、次のような応答を受信します。

    * # EXISTS

    * # RECENT

    * FLAGS (\Seen \Answered \Flagged \Deleted \Draft $MDNSent)

    * OK [PERMANENTFLAGS (\Seen \Answered \Flagged \Deleted \Draft $MDNSent)]

    Permanent flags

    * OK [UNSEEN #] Is the first unseen message

    * OK [UIDVALIDITY 63] UIDVALIDITY value

    * OK [UIDNEXT 7] The next unique identifier value

    ? OK [READ-WRITE] SELECT completed.

  5. 特定のメッセージを取得するには、次のいずれかのコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    ? FETCH <message number> All

    <message number> は、1、2、3 などです。たとえば、「? FETCH 1 All」のように入力します。

    ? FETCH <message number> Body

    <message number> は、1、2、3 などです。たとえば、「? FETCH 1 Body」のように入力します。

  6. Exchange コンピュータとの IMAP4 セッションからログオフするには、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    ? LOGOUT

    コマンドの実行に成功した場合は、サーバーから次の応答を受信します。

    * BYE Microsoft Exchange Server 2007 IMAP4 server signing off.

    ? OK LOGOUT completed.

詳細情報

Telnet の詳細については、Telnet 操作ガイドについてのページを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。