Invoke-Item コマンドレットの使用

ファイルを開く、またはプログラムを実行する

Invoke-Item コマンドレットを使用すると、Windows PowerShell から実行可能ファイルを実行したり、ファイル (または複数のファイル) を開いたりすることができます。たとえば、次のコマンドは電卓を開きます。

Invoke-Item c:\windows\system32\calc.exe

メモ   既定では、実行可能ファイルへの全体のパスを指定する必要があります。

一方、次のコマンドは、C:\Scripts 内にあるすべての .txt ファイルを開きます。

Invoke-Item c:\scripts\*.txt

実際のところ、Invoke-Item を使用して複数アイテムを同時に開く 2 つ目の例は、おそらくこのコマンドレットの最適な用途です。実行する処理が 1 つのドキュメントを開く場合、または単一プログラムを実行する場合、そのドキュメント/アプリケーション名を入力して Enter キーを押すだけです。メモ帳を起動する場合、次のコマンドを実行します。

notepad

メモ   興味深い点は、実際に Invoke-Item を呼び出すことなくプログラムを起動する場合、ファイル パス全体を指定する必要はないことです。当然ながら、アプリケーションが Windows パス内にある場合にのみ、これは当てはまります。

メモ帳 (または .txt ファイルの既定エディタに使用しているプログラム) で C:\Scripts\Test.txt を開きますか。その場合、次のようにファイルのパスを入力するだけです。

c:\scripts\test.txt
Invoke-Item のエイリアス
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