Set-Date コマンドレットの使用

コンピュータの日時の変更

まず、Set-Date コマンドレットの使用には注意が必要だという話をしておきます。たとえば、Active Directory 環境の場合、ワークステーションの時刻はドメイン コントローラの時刻とほぼ同期している必要があります。同期していない場合、ドメインにログオンできないことがあります。多くの場合、コンピュータの時間は自動時間サービスを使用して割り当てられます。このとき、手動で日時を設定する必要はおそらくありません (また、おそらく設定するべきではありません)。ただし、手動で日時を設定する必要がある場合、Set-Date を使用すると簡単に設定できます。

コンピュータの日時を変更するには、-date パラメータに続けて新しい日時を指定する方法があります。たとえば、日時を 2006 年 6 月 1 日 8:30 AM に設定するとします。この場合、次のように指定します。

Set-Date -date "6/1/2006 8:30 AM"

時計を 2 日後に設定する場合、Get-Date コマンドレットと AddDays メソッドを使用して、時計を 2 日進めます。

Set-Date (Get-Date).AddDays(2)

このとき使用できる他のメソッドには、AddHoursAddMinutesAddSeconds があります。夏時間のために時計を 1 時間戻す場合、次のように、時計に -1 (マイナス 1) 時間を設定するだけです。

Set-Date (Get-Date).AddHours(-1)

または、-adjust パラメータを使用して、時間:分:秒 という形式で時刻を調整できます。たとえば、次のコマンドで、時計は 1 時間 37 分進みます。

Set-Date -adjust 1:37:0

日付は 6/1/2006 のかわりに、2006/6/1 と表記することもできます。

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