SharePoint との SQL Server 統合

SQL Server 2008 R2 では、SharePoint 製品およびテクノロジとの統合を通じて新しいセルフサービス型のビジネス インテリジェンス機能が提供されます。このリリースでは、Analysis Services と Reporting Services の両方で SharePoint ファームへの配置がサポートされます。

Microsoft SQL Server PowerPivot for SharePoint と呼ばれる Analysis Services の SharePoint 統合機能には、Microsoft SharePoint Server 2010 が必要です。SharePoint Server 2010 を使用している場合は、PowerPivot for SharePoint と Reporting Services の両方を同じ SharePoint ファームに配置できます。

Reporting Services は、Analysis Services よりも広い範囲の SharePoint 製品およびテクノロジで実行できます。レポート サーバーは、Windows SharePoint Services 3.0 以降または Microsoft Office SharePoint Server 2007 以降を基盤とする任意のスタンドアロン SharePoint サーバーまたはサーバー ファームに配置できます。

SharePoint ファームに配置した場合、両コンポーネントは、ネイティブ モードの場合と比較して、インストール方法、構成方法、管理方法、操作およびデータへのアクセス方法が大幅に異なるものになります。ここでは、これらの SQL Server 機能コンポーネントを SharePoint 統合モードで使用する方法について説明します。

このセクションの内容

PowerPivot for SharePoint

SharePoint と統合された Reporting Services

注意

この製品ドキュメントでは、SQL Server コンポーネントを SharePoint ファーム環境に配置する方法を説明する際に、SharePoint のインフラストラクチャ、ツール、および手法を参照しています。SharePoint 製品およびテクノロジを初めて使用する場合は、開始する前に主な用語と概念を確認してください。