Exchange Serverで復旧データベースを作成する

Exchange 管理シェルを使用すると、回復操作の一環として復元されたデータベースからデータをマウントおよび抽出するために使用される特殊な種類のメールボックス データベースである回復データベースを作成できます。 復旧データベースを作成した後、復旧または復元されたメールボックス データベースを回復データベースに移動し、 New-MailboxRestoreRequest コマンドレットを使用して復旧されたデータベースからデータを抽出できます。 抽出後、データをフォルダーにエクスポートするか、既存のメールボックスにマージできます。 復旧データベースを使用すると、現在のデータへのユーザー アクセスを中断することなく、データベースのバックアップまたはコピーからデータを回復できます。

復旧データベースに関連するその他の管理タスクをお探しですか? 「Recovery データベース」を確認してください。

はじめに把握しておくべき情報

  • このタスクの予想所要時間: 1 分

  • この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可が割り当てられている必要があります。 必要なアクセス許可を確認するには、「 受信者のアクセス許可」トピックの「メールボックスの回復」エントリを参照してください。

  • このトピックの手順で使用可能なキーボード ショートカットについては、「Exchange 管理センターのキーボード ショートカット」を参照してください。

ヒント

問題がある場合は、 Exchange Server、Exchange Online、Exchange Online Protection。 必要な作業 シェルを使用して送信者フィルターを有効または無効にする

Exchange 管理シェル を使用して回復用データベースを作成する

この例では、メールボックス サーバー MBX2 上に回復用データベース RDB1 を作成します。

New-MailboxDatabase -Recovery -Name RDB1 -Server MBX2

この例では、データベース ファイルとログ フォルダーのカスタム パスを使用して、メールボックス サーバー MBX1 上に回復用データベース RDB2 を作成します。

New-MailboxDatabase -Recovery -Name RDB2 -Server MBX1 -EdbFilePath "C:\Recovery\RDB2\RDB2.EDB" -LogFolderPath "C:\Recovery\RDB2"

構文およびパラメーターの詳細については、「New-MailboxDatabase」を参照してください。

正常な動作を確認する方法

回復用データベースが正常に作成されたことを確認するには、次の手順を実行します。

  • Exchange 管理シェル で次のコマンドを実行して、回復用データベースの構成情報を表示します。

    Get-MailboxDatabase <RecoveryDatabaseName> | Format-List
    

その他のタスク

回復用データベースを作成した後、回復用データベースを使用して、データを回復することもできます。 詳細な手順については、「回復用データベースを使用してデータを復元する」を参照してください。