Exchange 証明書の更新

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2011-12-13

Exchange 証明書の更新ウィザードを使用して、既存の Exchange SSL (Secure Sockets Layer) 証明書を更新できます。

前提条件

クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされており、クライアント アクセス サーバーに少なくとも 1 つの証明書がインストールされています。

実行内容

  • EMC を使用して Exchange 証明書を更新する

  • シェルを使用して Exchange 証明書を更新する

EMC を使用して Exchange 証明書を更新する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「クライアント アクセス許可」の「クライアント アクセス サーバーのセキュリティ設定」。

  1. コンソール ツリーで、[サーバーの構成] をクリックします。

  2. 証明書を含むサーバーを選択し、更新する証明書を選択します。

  3. 操作ウィンドウで、[Exchange 証明書の更新] をクリックします。

  4. [Exchange 証明書の更新] ページで、更新した証明書を割り当てるサービスを選択します。チェックされているサービスが、現在証明書に割り当てられています。

  5. [割り当てる] をクリックすると、[進行状況] ページで選択に間違いがないことを確認して証明書の更新を試みます。

  6. [はい] をクリックすると、既存の証明書を更新された証明書で上書きします。

  7. [完了] ページでは、証明書を更新に必要なコマンドレットの文法に加えて、要求の状態が表示されます。

シェルを使用して Exchange 証明書を更新する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「クライアント アクセス許可」の「クライアント アクセス サーバーのセキュリティ設定」。

この例では、拇印を使用して証明書を特定し、自己署名入り Exchange 証明書を更新します。

Get- ExchangeCertificate -Thumbprint 'AD19B141228C7CF98B5F78DCED978B7C45E15434' | New-ExchangeCertificate

この例では、証明機関によって発行された証明書を更新する要求を生成します。

Get- ExchangeCertificate -Thumbprint 'AD19B141228C7CF98B5F78DCED978B7C45E15434' | New-ExchangeCertificate -GenerateRequest -PrivateKeyExportable $true

構文およびパラメーターの詳細については、「New-ExchangeCertificate」を参照してください。

注意

証明書の要求を生成したら、証明機関に提出して署名入り証明書を取得し、その証明書を同じサーバーにインストールする必要があります。詳細については、「証明機関からのサーバー証明書の取得」および「クライアント アクセス サーバーに SSL 証明書をインストールする」を参照してください。

 © 2010 Microsoft Corporation.All rights reserved.