メールボックスの予定表修復を有効または無効にする

[アーティクル]
10/19/2016

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2012-08-28

予定表修復アシスタント (CRA) は、Microsoft Microsoft Exchange を実行するメールボックスサーバー上の Exchange Server 2010 メールボックスアシスタントサービス内で実行される、構成可能で、調整ベースのメールボックスアシスタントです。CRA は、CRA を実行しているメールボックスサーバーに配置されたメールボックスにおいて、1 回または定期的な予定表項目に発生する不整合を検出して修正します。この処理の目的は、受信者が会議に出席し損ねたり、あるいは会議に関して信頼性の低い情報を得たりしないようにすることです。

CRA は既定では自動的に実行するように設定されていません。CRA を実行して予定表の不整合を修復するように構成するには、set-mailboxserver コマンドレットを Exchange 管理シェルで実行して、処理間隔と処理間隔のチェックポイントを設定します。予定表の修復ログ設定の構成に Exchange 管理コンソールを使用することはできません。

シェルで Set-Mailbox コマンドレットを使用することによって、メールボックスの予定表の修復をオンにしたりオフにしたりすることができます。

予定表の修復に関連したその他の管理トピックについては、「予定表修復の管理」を参照してください。

シェルを使用してメールボックスの予定表の修復を無効にする

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「予定表の修復」。

注意

EMC を使用してメールボックスの予定表の修復を無効にすることはできません。

予定表の修復が無効化されたメールボックスは、それらの予定表アイテムが CRA によって修復されません。

この例では、ユーザーメールボックス tony@contoso.com の CRA を無効にします。

Set-Mailbox -Identity tony@contoso.com -CalendarRepairDisabled $true

構文およびパラメーターの詳細については、「Set-Mailbox」を参照してください。

シェルを使用してメールボックスの予定表の修復を有効にする

注意

EMC を使用してメールボックスの予定表の修復を有効にすることはできません。

この例では、ユーザーメールボックス ayla@contoso.com の CRA を有効にします。

Set-Mailbox -Identity ayla@contoso.com -CalendarRepairDisabled $false

構文およびパラメーターの詳細については、「Set-Mailbox」を参照してください。

メールボックスの予定表修復を有効または無効にする

シェルを使用してメールボックスの予定表の修復を無効にする

シェルを使用してメールボックスの予定表の修復を有効にする

関連項目

概念

その他のリソース