サイト コレクションを復元する (SharePoint Server 2010)

 

適用先: SharePoint Foundation 2010, SharePoint Server 2010

トピックの最終更新日: 2011-11-14

Windows PowerShell のみを使用してサイト コレクションを復元できます。

サイト コレクションの復元に Windows PowerShell を使用する

Windows PowerShell を使用することで、サイト コレクションを手動で復元したり、スクリプトの一部として定期的に実行したりできます。

Windows PowerShell を使用してサイト コレクションを復元するには

  1. 次の最小要件を満たしていることを確認します。Add-SPShellAdmin を参照してください。また、この手順を実行するユーザー アカウントがバックアップ フォルダーへの読み取り権限を持ち、ファーム構成データベースとサイト コレクションの復元先となるコンテンツ データベースの両方で db_owner 固定データベース ロールのメンバーであることを確認してください。

  2. [スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。

  3. [Microsoft SharePoint 2010 製品] をクリックします。

  4. [SharePoint 2010 管理シェル] をクリックします。

  5. Windows PowerShell のコマンド プロンプト (PS C:\>) に次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    Restore-SPSite -Identity <Site collection URL> -Path <Backup file> [-DatabaseServer <Database server name>] [-DatabaseName <Content database name>] [-HostHeader <Host header>] [-Force] [-GradualDelete] [-Verbose]

    サイト コレクションを特定のコンテンツ データベースに復元する場合は、DatabaseServer パラメーターと DatabaseName パラメーターを使用してコンテンツ データベースを指定します。コンテンツ データベースを指定しない場合、サイト コレクションは Microsoft SharePoint Server 2010 によって選択されたコンテンツ データベースに復元されます。

    ホスト名が付いたサイト コレクションを復元する場合は、Identity パラメーターを使用してそのサイト コレクションの URL を指定し、HostHeader パラメーターを使用してサイト コレクションを保持する Web アプリケーションの URL を指定します。

    既存のサイト コレクションを上書きするには、Force パラメーターを使用します。

    注意

    復元するサイト コレクションのサイズが 1GB 以上の場合は、GradualDelete パラメーターを使用して復元を実行すると処理のパフォーマンスが向上します。このパラメーターを使用すると、上書きされるサイト コレクションが削除済みとしてマークされ、そのコンテンツへのそれ以降のアクセスがすぐに阻止されます。マークされたサイト コレクションのデータは、一度にすべて削除されるのではなく、タイマー ジョブによって時間の経過と共に段階的に削除されるため、サーバーのパフォーマンスへの影響が軽減されます。

詳細については、「Restore-SPSite」を参照してください。

注意

コマンドライン管理タスクを実行するときには Windows PowerShell を使用することが推奨されています。Stsadm コマンドライン ツールは推奨されていませんが、製品の以前のバージョンとの互換性をサポートするために含まれています。

See Also

Concepts

サイト コレクションをバックアップする (SharePoint Server 2010)