PerformancePoint Services の信頼できる場所を有効にする

 

適用先: SharePoint Server 2010 Enterprise

トピックの最終更新日: 2009-12-01

Microsoft SharePoint Server 2010 のサイト コレクションで機能を有効にすると、そのサイト コレクション内の任意のサイトで、他のユーザーがコンテンツ タイプまたは PerformancePoint Services オブジェクトを使用できるようになります。管理者は、信頼できる場所を使用する PerformancePoint Services の機能を制限するために、サイト コレクション全体ではなく 1 つまたは複数のサイト、リスト、またはドキュメント ライブラリを有効にできます。これによって、PerformancePoint Services の使用をファーム内の特定の場所に制限でき、データ ソースに対する無許可のアクセスを防げます。

データ ソースおよびダッシュボードの内容向けに信頼できる場所を確立する

SharePoint Server でダッシュボードの内容およびデータ ソースがセキュリティ保護されている場所を指定できます。既定ではすべての場所が信頼されていますが、管理者は他の信頼できる場所を指定できます。

  • PerformancePoint コンテンツ リスト: PerformancePoint コンテンツ リストには、ダッシュボードの構築に使用される要素が格納されます。PerformancePoint Services ダッシュボードは、関連する対話的なスコアカード、フィルター、およびレポート ビューのグループで、これらはまとめて Web ページのセットとして編成されます。

  • PerformancePoint データ ソース ライブラリ: PerformancePoint データ ソース ライブラリには、ビジネス データのソースを特定するためのデータ ソース定義が格納されます。これには、オンライン分析処理 (OLAP) キューブに基づくキューブまたは分析視点、リレーショナル データベース、CSV ファイル、および Microsoft Excel Services のスプレッドシートが含まれます。

  • 信頼できるデータ ソースの場所および信頼できるコンテンツの場所: [PerformancePoint Services の管理] ページから [信頼できるデータ ソースの場所] ページまたは [信頼できるコンテンツの場所] ページに移動すると、2 つのオプション ボタンがあります。[特定の場所のみ] をクリックすると、信頼できる場所の一覧が有効になります。データ ソースまたはコンテンツの場所については、一覧に項目がない場合は、ツール バーのボタンのみが有効になります。一覧に 1 つまたは複数の項目がある場合は、[編集] および [削除] が有効になります。

    入力した URL に対しては、有効なサイト コレクション、サイト、ドキュメント ライブラリ、およびリストの有無が確認されます。オプション ボタンは、サイトの種類に応じて有効または無効となります。確認は、URL が有効なサイトかどうか、および既に存在するかどうかが基準となります。

警告

信頼できるデータ ソースの場所および信頼できるコンテンツの場所は、既定ではすべての場所が信頼されています。

信頼できるデータ ソースの場所を追加するには

  1. SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。

  2. [サービス アプリケーションの管理] ページで、管理する対象の PerformancePoint Services サービス アプリケーションを選択します。

  3. [サービス アプリケーション] タブで、[管理] をクリックします。[PerformancePoint Services の管理] ページが開きます。

  4. [信頼できるデータ ソースの場所] をクリックします。[信頼できるデータ ソースの場所] ページが開きます。

  5. 次のどちらかのオプションを選択し、[適用] をクリックします。

    1. [すべての SharePoint の場所]: データ ソースは SharePoint Server のすべての場所で信頼されることを示します。

    2. [特定の場所のみ]: データ ソースは場所の一覧に含まれる場合のみ信頼されることを示します。

  6. [特定の場所のみ] をクリックして [適用] をクリックした場合は、[信頼できるデータ ソースの場所の追加] が表示されます。その他の場合は、[すべての SharePoint の場所] が現在の設定です。

  7. [信頼できるデータ ソースの場所の追加] をクリックして、この信頼できる場所の URL と場所を指定します。

  8. 完全な Web アドレスを入力します (この信頼できる場所のサイト コレクション、サイト、またはドキュメント ライブラリであることが必要です)。

  9. 場所の種類を選択し、オプションで説明を入力して、[OK] をクリックします。[場所] の下に場所の種類が表示されます。

信頼できるコンテンツの場所を追加するには

  1. サーバーの全体管理で、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。

  2. [サービス アプリケーションの管理] ページで、管理する対象の PerformancePoint Services サービス アプリケーションを選択します。

  3. [サービス アプリケーション] タブで、[管理] をクリックします。[PerformancePoint Services の管理] ページが開きます。

  4. [信頼できるコンテンツの場所] をクリックします。[信頼できるコンテンツの場所] ページが表示されます。

  5. 次のどちらかのオプションを選択し、[適用] をクリックします。

    1. [すべての SharePoint の場所]: コンテンツは SharePoint Server のすべての場所で信頼されることを示します。

    2. [特定の場所のみ]: コンテンツは場所の一覧に含まれる場合のみ信頼されることを示します。

  6. [特定の場所のみ] をクリックして [適用] をクリックした場合は、[信頼できるコンテンツの場所の追加] が表示されます。その他の場合は、[すべての SharePoint の場所] が現在の設定です。

  7. [信頼できるコンテンツの場所の追加] をクリックして、この信頼できる場所の URL と場所を指定します。

  8. 完全な Web アドレスを入力します (この信頼できる場所のサイト コレクション、サイト、またはリスト アドレスであることが必要です)。

  9. 場所の種類を選択し、オプションで説明を入力して、[OK] をクリックします。[場所] の下に場所の種類が表示されます。

See Also

Concepts

PerformancePoint Services のセキュリティを計画する (SharePoint Server 2010)