PerformancePoint Services アーキテクチャの概要

 

適用先: SharePoint Server 2010

トピックの最終更新日: 2009-12-10

Microsoft SharePoint Server 2010 は、さまざまな展開ソリューションの目的に対応する柔軟性を備えています。サーバー ファームおよび物理的なトポロジの設計の詳細については、「技術ダイアグラム (SharePoint Server 2010)」の「SharePoint 2010 製品のサービス」というモデルを参照してください。

PerformancePoint Services のトポロジ

次に示すのは、Microsoft SharePoint Server 2010 の PerformancePoint Services の実装に 3 台のサーバーを使用したファーム トポロジです。

3 台のサーバー ファームのアーキテクチャ

フロントエンド Web サーバーはインターネット インフォメーション サービス (IIS) 上で実行され、クライアントと PerformancePoint Services サービス アプリケーションの間の通信に必要な PerformancePoint Services Web パーツ、Web サービス、およびプロキシをホストしています。

サービス アプリケーションは、PerformancePoint Services のインスタンス用の中間層ビジネス ロジックのラッパーです。

サービス アプリケーションとしての PerformancePoint Services

SharePoint Server 2010 では、サービスが共有サービス プロバイダー (SSP) に含まれなくなりました。代わりに、サービスをホストするインフラストラクチャが SharePoint Server 2010 の一部になり、サービス内容をより柔軟に構成できるようになりました。サービス アプリケーション フレームワークは共通のサービス モデルで、次のような利点があります。

  • すべてのサービスで一貫した管理操作を行い、インフラストラクチャを共有します。これらのサービスの 1 つとして、PerformancePoint Services では、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトからファームのサービス アプリケーションに対してセキュリティの一括操作を実行できます。

  • バックアップと復元においても、サイト コレクション、サイト、またはリスト コンテンツを以前のバージョンや特定の時点に復元できる利点があります。

  • サービスが既定でインストールされるので、SSP の設定や構成は必要ありません。

  • すべてのサービスではなく、必要なサービスだけを使用するようにサイトを構成できます。

  • サイト全体およびファーム全体へのサービスの展開をより柔軟に実行できるようになりました。以前のバージョンと同じように、1 つのサービス セットをファーム内のすべての Web サイトで共有できます。