適用対象: Application Virtualization
ここでは、setup.msi プログラムを使用して App-V Client をインストールする方法を説明します。setup.msi プログラムを使用して App-V Client をインストールする前に、前提条件のソフトウェアがインストールされているかどうかを確認し、必要に応じて、インストールしてください。前提条件のソフトウェアのインストールについては、このトピックの「前提条件のソフトウェアのインストール」を参照してください。クライアント ソフトウェアのインストールについては、このトピックの「setup.msi プログラムを使用した App-V Client のインストール」を参照してください。
前提条件のソフトウェアをインストールするには、次の手順に従います。コマンド ファイルを作成し、そのコマンドをコマンド プロンプトから実行するか、VBScript や Windows PowerShell などのスクリプト言語を使用してコマンドを実行します。
注意
App-V Client の x86 および x64 の両バージョンには、次のソフトウェアの x86 バージョンが必要です。
Microsoft ダウンロード センターから、「Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=119961) をダウンロードします。[Template Token Value]App-V Client のバージョン 4.5 SP2 以降をインストールする場合は、「Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ATL のセキュリティ更新プログラム」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=169360) から vcredist_x86.exe をダウンロードします。[Template Token Value]
サイレント インストールを行うには、vcredist_x86.exe とコマンド ラインのオプション "/Q" を組み合わせます。vcredist_x86.exe /Q
vcredist_x86.msi ファイルを使用してソフトウェアをインストールするには、コマンド ラインのオプション “/C /T:<fullpathtofolder>” を使って、 vcredist_x86.exe から vcredist.msi と vcredis1.cab を一時フォルダーに解凍します。サイレント インストールを行うには、コマンド ライン オプション /quiet を使用します。msiexec /i vcredist.msi /quiet
重要
App-V Client のバージョン 4.6 以降をインストールする場合は、Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ATL のセキュリティ更新プログラムもインストールする必要があります。
Microsoft ダウンロード センターから、「Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ATL のセキュリティ更新プログラム」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=150700) ソフトウェア パッケージをダウンロードします。
サイレント インストールを行うには、vcredist_x86.exe とコマンド ラインのオプション "/Q" を組み合わせます。vcredist_x86.exe /Q
Microsoft ダウンロード センターから、「Microsoft Core XML Services (MSXML) 6.0 Service Pack 1 (x86)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=63266) ソフトウェア パッケージをダウンロードします。
サイレント インストールを行うには、コマンド ライン オプション /quiet を使用します。例: msiexec /i msxml6_x86.msi /quiet
Microsoft アプリケーション エラー報告をインストールするときは、APPGUID パラメーターを使用して App-V の製品コードを指定する必要があります。App-V Client の種類とバージョンごとに、異なる製品コードが付いています。次の表を参考にして、正しい製品コードを指定してください。
重要
App-V 4.6 SP2 以降の場合、Microsoft アプリケーション エラー報告 (dw20shared.msi) をインストールする必要はありません。App-V では、Microsoft エラー報告を使用します。
バージョン | Desktop Client の製品コード | Client for Remote Desktop Services の製品コード |
---|---|---|
App-V 4.5 CU1 |
FE495DBC-6D42-4698-B61F-86E655E0796D |
8A97C241-D92A-47DC-B360-E716C1AAA929 |
App-V 4.5 SP1 |
93468B43-C19D-44F9-8BCC-114076DB0443 |
0042AD3C-99A4-4E58-B5F0-744D5AD96E1C |
App-V 4.5 SP2 |
C6FC75B9-7D86-4C44-8BDB-EAFE1F0E200D |
ECF80BBA-CA07-4A74-9ED6-E064F38AF1F5 |
App-V 4.6 x86 |
9E9D30B2-2065-4FDE-B756-8F1A6EABAFC3 |
439FAC21-B423-41D4-8126-54F9FCB70039 |
App-V 4.6 x64 |
E569E45F-7BA6-4C7F-B6BA-3FFCBE92FC22 |
D2977C18-D88A-47CB-AFD8-652DD36F4D0D |
App-V 4.6 x86 1 |
40C3258B-F9D1-46DF-AE97-72C1F86F2427 |
9915D911-CC73-4122-AF4F-564F89454655 |
App-V 4.6 x64 1 |
1650E31F-23B8-40B5-A60A-C5934F557E3B |
7580D918-C621-49E7-9877-3CC59F9BD1DA |
App-V 4.6 x86 SP1 |
DB9F70CD-29BC-480B-8BA2-C9C2232C4553 |
1354855A-2298-4C73-9022-EF0686C65991 |
App-V 4.6 x64 SP1 |
342C9BB8-65A0-46DE-AB7A-8031E151AF69 |
B2C6C8D5-FE76-4056-A326-EE5D633EA175 |
1 App-V「言語」リリース。
注意
製品コードを確認する必要がある場合は、Orca.exe データベース エディターや同様のツールを使用して、Windows インストーラー ファイルの ProductCode プロパティの値を調べます。 Orca.exe の詳細については、「Windows Installer Development Tools (Windows インストーラー開発ツール)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=150008) を参照してください。
リリース メディアの Support\Watson フォルダーにある Microsoft アプリケーション エラー報告のインストール プログラム (dw20shared.msi) を見つけます。
ソフトウェアをインストールするには、次のコマンドを実行します。
msiexec /i dw20shared.msi APPGUID={valuefromtable} REBOOT=Suppress REINSTALL=ALL REINSTALLMODE=vomus
App-V Client をインストールするには、次の手順に従います。 必須ソフトウェアがインストールされていることを確認します。[Template Token Value]App-V Client のバージョン 4.6 以降をインストールする場合は、setup.msi プログラムによってシステムがチェックされます。前提条件のソフトウェアがインストールされていないと、インストールを続行できないというエラー メッセージが表示されます。[Template Token Value]
コンピューターの管理者権限のあるアカウントでログオンしていることを確認します。
[管理者として実行] を選択してから [コマンド プロンプト] ウィンドウを開き、セットアップ ファイルのあるフォルダーにディレクトリを変更します。 App-V Client のバージョン 4.6 以降をインストールする場合は、コンピューターのオペレーティング システム (32 ビットか 64 ビット) に合ったインストーラーを使用する必要があります。 誤ったインストーラーを使用すると、エラー メッセージが表示され、インストールすることはできません。
コマンド プロンプトにインストール コマンドを入力します。または、コマンド ファイルを作成して、コマンド プロンプトから実行することもできます。コマンドを実行するには、VBScript または Windows PowerShell などスクリプト言語を使用することもできます。
次のコマンド ラインの例は、setup.msi と共にさまざまなオプション パラメーターを使用する方法を示します。 これらのパラメーターの詳細については、「Application Virtualization Client インストーラ コマンド ライン パラメータ」を参照してください。
msiexec.exe /i "setup.msi" SWICACHESIZE="10240" SWIPUBSVRDISPLAY="Production System" SWIPUBSVRTYPE="HTTP /secure" SWIPUBSVRHOST="PRODSYS" SWIPUBSVRPORT="443" SWIPUBSVRPATH="/AppVirt/appsntype.xml" SWIPUBSVRREFRESH="on" SWIGLOBALDATA="D:\AppVirt\Global" SWIUSERDATA="^% LOCALAPPDATA^%\Windows\Application Virtualization Client" SWIFSDRIVE="S" /q
重要
- これをサイレント インストールにするには、Windows インストーラー スイッチ "/q" を使用します。
- また、"%HomeDrive%" の "%" の前に、"^" エスケープ文字を付ける必要があります。それ以外の場合は、Windows コマンド シェルが、インストールを実行しているユーザーの値にその値を設定します。
- インストール ログをオンにするには、msiexec スイッチ [/l*v filename.log] を使用します。
- これをサイレント インストールにするには、Windows インストーラー スイッチ "/q" を使用します。
コマンド ラインを使用してクライアントをインストールする方法
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