ショートカットとファイルの種類の関連付けの処理方法を変更する方法

適用対象: Application Virtualization 4.6

ショートカットとファイルの種類の関連付け (FTA) の公開ポリシーは、公開 XML ファイルで定義および制御されます。このファイルは、公開情報を更新するときに公開サーバーがクライアントに送信します。クライアントがこの情報を受け取ると、アプリケーションのアイコンや FTA など、新しく公開されたデータを追加します。次に、古い公開データを削除します。

App-V バージョン 4.6 では、この処理を管理者が制御できるようにレジストリ キーの値が 2 つ定義されました。既定では、Client Management Console を使用してローカルで作成したショートカットが維持されます。

ショートカットとファイルの種類の関連付けの動作を変更する方法

クライアントの Configuration レジストリ キー用に、"FileTypePolicy" と "ShortcutPolicy" という 2 つの新しい DWORD 値が定義されました。既定では、これらの DWORD 値は存在しませんが、手動で追加することができます。Configuration レジストリ キーは、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\[Wow6432Node\]Microsoft\SoftGrid\4.5\Client\Configuration にあります。

どちらのレジストリ キーにも、設定できるポリシーの値が 4 つ定義されています。次の表に、レジストリに設定できる数値と、公開情報の更新時にファイルの種類の関連付けとショートカットがどのように処理されるかを示します。

名前

種類

データ (例)

説明

FileTypePolicy

DWORD

既定 = 0x2 (App-V 4.6)

(0x0) - "ClientOnly": 公開情報の同じソースからの項目をすべて削除し、ローカルで追加された項目だけを維持します。

(0x1) - "ServerOnly": 公開情報の同じソースからの古い項目とローカルで追加された項目をすべて削除し、新しい項目を追加します。

(0x2) - "ClientAndServer": 公開情報の同じソースからの古い項目を削除し、ローカルで追加された項目をそのまま残し、新しい項目を追加します (App-V 4.6 でこのレジストリを設定していない場合の既定値)。

(0x3) - "NoChange": ファイルの種類の関連付けとショートカットをまったく変更しません。

ShortcutPolicy

DWORD

既定 = 0x2

(0x0) - "ClientOnly": 公開情報の同じソースからの既存の項目をすべて削除し、ローカルで追加された項目だけを維持します。

(0x1) - "ServerOnly": 公開情報の同じソースからの古い項目とローカルで追加された項目をすべて削除し、新しい項目を追加します。

(0x2) - "ClientAndServer": 公開情報の同じソースからの古い項目を削除し、ローカルで追加された項目をそのまま残し、新しい項目を追加します (このレジストリを設定していない場合の既定値)。

(0x3) - "NoChange": ファイルの種類の関連付けとショートカットをまったく変更しません。

注意

上の表にあるテキストの値は、公開 XML ファイルに記述される XML 属性の値を示します。HTTP による公開用のカスタム ソリューションを実装している場合は、これらの値を手動で設定できます。

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