IIS Silverlight アプリケーション構成
公開日: 2007 年 12 月 6 日 (作業者: walterov (英語))
更新日: 2009 年 10 月 7 日 (作業者: walterov (英語))
はじめに
Microsoft® SilverlightTM は、クロスブラウザーおよびクロスプラットフォームに対応したプラグインです。このプラグインによって、次世代の .NET ベースのメディア エクスペリエンスや、リッチでインタラクティブな Web アプリケーションを実現できます。Silverlight には、AJAX、VB、C#、Python、Ruby などの言語をサポートする柔軟なプログラミング モデルを用意されており、既存の Web アプリケーションを統合することが可能です。Silverlight は、Mac OS や Windows で動作するすべての主要ブラウザーに対応した高速、高効率、高品質なビデオ配信をサポートしています。
Silverlight に対応するにあたって、ホスティング事業者が特別な展開作業を行わずに済む場合がほとんどですが、以下の基本的な項目は Silverlight の正常な動作を妨げる場合があるので、必ず確認してください。
MIME 形式
Windows Server 2008 IIS 7
Windows Server 2008 IIS 7 および Windows Vista SP1 では、Silverlight のサポートに必要なすべての MIME 形式を既定で実装しています。Windows Vista RTM をご利用のお客様は、次の方法で MIME 形式を追加できます。IIS マネージャーを起動して [MIME の種類] をクリックし、以下の MIME 形式を追加してから [追加] をクリックします。
- .xap application/x-silverlight-app
- .xaml application/xaml+xml
- .xbap application/x-ms-xbap
また、%windir%\system32\inetsrv\config\applicationHost.config ファイルの <staticContent> セクションに以下の MIME 形式を追加することも可能です。
<mimeMap fileExtension=".xaml" mimeType="application/xaml+xml" />
<mimeMap fileExtension=".xap" mimeType="application/x-silverlight-app" />
<mimeMap fileExtension=".xbap" mimeType="application/x-ms-xbap" />
Windows Server 2003 IIS 6
Windows Server 2003 の IIS 6、または Windows Vista RTM の IIS 7 で適切な MIME 形式を有効にするには、以下を追加します。
- .xap application/x-silverlight-app
- .xaml application/xaml+xml
- .xbap application/x-ms-xbap
上記の MIME 形式を有効にする VBS スクリプトを、以下に示します。
Const ADS_PROPERTY_UPDATE = 2
'
if WScript.Arguments.Count < 2 then
WScript.Echo "Usage: " + WScript.ScriptName + " extension mimetype"
WScript.Quit
end if
'
'Get the mimemap object.
Set MimeMapObj = GetObject("IIS://LocalHost/MimeMap")
'
'Get the mappings from the MimeMap property.
aMimeMap = MimeMapObj.GetEx("MimeMap")
'
' Add a new mapping.
i = UBound(aMimeMap) + 1
Redim Preserve aMimeMap(i)
Set aMimeMap(i) = CreateObject("MimeMap")
aMimeMap(i).Extension = WScript.Arguments(0)
aMimeMap(i).MimeType = WScript.Arguments(1)
MimeMapObj.PutEx ADS_PROPERTY_UPDATE, "MimeMap", aMimeMap
MimeMapObj.SetInfo
'
WScript.Echo "MimeMap successfully added: "
WScript.Echo " Extension: " + WScript.Arguments(0)
WScript.Echo " Type: " + WScript.Arguments(1)
上記のコードをコピーして VBS ファイルに貼り付け、ADDMIMETYPE.VBS として保存します。各 MIME 形式を追加する構文は以下のようになります。
ADDMIMETYPE.VBS .xap application/x-silverlight-app ADDMIMETYPE.VBS .xaml application/xaml+xmlADDMIMETYPE.VBS .xbap application/x-ms-xbap
Windows Server 2003 IIS 6 での IIS マネージャー ユーザー インターフェイスの使用
次の図に示すように、[スタート]、[管理ツール] から、IIS マネージャーを実行します。
次の図に示すように、サーバー名を右クリックし、[プロパティ] を選択します。
次の図に示すように、[プロパティ] ダイアログ ボックス内の [MIME の種類] ボタンをクリックします。
次の図に示すように、[MIME の種類] ダイアログ ボックス内の [新規作成] ボタンをクリックします。
[MIME の種類] ダイアログ ボックスに以下の MIME 形式を 1 つずつ入力します。
- .xap application/x-silverlight-app
- .xaml application/xaml+xml
- .xbap application/x-ms-xbap
下のようなダイアログ ボックスが表示されます。
Silverlight の詳細については、https://www.microsoft.com/japan/Silverlight/(英語) にアクセスしてください。