マスター データ サービスのアンインストールと削除

適用対象:SQL Server - Windows のみ

SQL Server のインスタンスからマスター データ サービス機能をアンインストールするには、「SQL Server の既存のインスタンスのアンインストール (セットアップ)」の手順に従って マスター データ サービス を [機能の選択] ページで削除する機能として指定します。 アンインストール プロセスによって マスター データ サービス のフォルダーおよびファイルが削除され、ローカル コンピューターから マスター データ サービス構成マネージャー がアンインストールされます。

データの損失またはシステム内の他のコンピューターへの影響を回避するために、削除されない項目、またはアンインストール プロセスによって変更される項目もあります。 次の表を参考にして、項目を残すか削除するかを決定します。

Item 説明
フォルダーとファイル アンインストール プロセスによって、ほとんどのフォルダーとファイルがインストール パスから削除されます。

アンインストール プロセスでは、Master Data Services フォルダーおよび MDSTempDir フォルダーはインストール場所から削除されません。 これらのフォルダーのファイル システムからの削除は、アンインストール プロセスの完了後に手動で実行できます。 詳細については、「フォルダーとファイルの権限 (マスター データ サービス)」を参照してください。
マスター データ サービス アセンブリ アンインストール プロセスによって、 マスター データ サービス アセンブリがグローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) から削除されます。
データベース アンインストール プロセスは、 マスター データ サービス データベースには影響を及ぼしません。 データベースは、 データベース エンジン のインスタンス内にそのまま残ります。つまり、マスター データ、モデル オブジェクト、ユーザーおよびグループの権限、ビジネス ルールなどを含めて、データは損失しません。

データベースを必要とせず、別の マスター データ サービス Web サイトまたはアプリケーションに将来接続する予定がない場合、データベースをホストする データベース エンジン のインスタンスからデータベースを削除することもできます。 詳細については、「 データベースの削除」を参照してください。
マスター データ マネージャー と Web.config WebApplication フォルダーは、アンインストール プロセスによってファイル システムから削除されます。 WebApplication フォルダーには、 マスター データ マネージャーの Web アプリケーション ファイルと Web.config ファイルがあります。

** 重要 ** アンインストールを実行する前に、ファイル内に保存されているカスタム設定やその他の情報を維持するために Web.config ファイルを別の場所にコピーする必要がある場合があります。 アンインストール プロセスが完了すると、Web.config ファイルは回復できません。
インターネット インフォメーション サービス (IIS) の項目 アンインストール プロセスは、ローカル コンピューター上の IIS にあるアプリケーション プール、Web サイト、Web アプリケーションには影響を及ぼしません。 アンインストール プロセスによって、 マスター データ マネージャーの WebApplication フォルダーと Web.config ファイルが削除されるため、これらのファイルを使用する マスター データ マネージャー Web アプリケーションでは、コンテンツが表示されなくなります。 ユーザーがこうした Web アプリケーションへのアクセスを試みると、「HTTP エラー 500.19 - 内部サーバー エラー: ページに関連する構成データが無効であるため、要求されたページにアクセスできません。」というメッセージが表示されます。

Web サイトまたはアプリケーション、および Web サイトまたはアプリケーションで使用されているアプリケーション プールを今後必要としない場合は、IIS ツールを使用してそれらを削除できます。 詳細については、 TechNet の『 IIS 7 Operations Guide Microsoft 』を参照してください。
MDS_ServiceAccounts グループ アンインストール プロセスが完了しても、 MDS_ServiceAccounts Windows グループおよびそのグループに追加されたサービス アカウントはそのまま残ります。 グループおよびアカウントを今後必要としない場合、削除できます。
レジストリ アンインストール プロセスによって、すべての マスター データ サービス レジストリ キーが Windows レジストリから削除されます。

参照

マスター データ サービスのインストール