イベント ビューアーでメールボックス修復要求のエントリを表示する

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2016-11-28

New-MailboxRepairRequest コマンドレットを実行した後、イベント ビューアーを使用して要求の詳細を表示できます。

ここでは、ログに記録されるイベントの一覧と、イベント ビューアーに修復要求イベントを表示できるカスタム ビューを作成する手順を示します。

メールボックス修復要求のイベント ID

イベントは、イベント ビューアーの MSExchangeIS Mailbox Store ソースの下に記録されます。修復要求には、次のイベント ID が記録されます。

イベント ID 説明

10044

準備されたフォルダーのメールボックス修理要求が失敗しました。このイベント ID は、イベント ID 10049 と組み合わせて作成されます。

10045

準備されたフォルダーのデータベース修復要求が失敗しました。このイベント ID は、イベント ID 10049 と組み合わせて作成されます。

10046

準備されたフォルダーの修復要求が正常に完了しました。

10047

メールボックス レベルの修復要求が開始しました。

10048

メールボックスまたはデータベース修復要求が正常に完了しました。

10049

Exchange がデータベースの問題を検出したか、または別のタスクがデータベースを使用しているため、メールボックスまたはデータベース修復要求が失敗しました。この問題を解決するには、以下の手順を実行します。

  1. コマンドを再度実行します。

  2. 問題が解決していない場合は、Eseutil (Exchange Server データベース ユーティリティ) を実行してドライブにエラーがないか確認します。

  3. Microsoft Exchange トラブルシューティング アシスタント v1.1 (ExTRA) を tagISINTEG プロパティを使って実行します。ExTRA ログ トレース情報を保存し、Microsoft サポート サービスに連絡してください。

10050

データベースがコマンドに指定された破損の種類をサポートしないため、データベース修復要求をデータベースに対して実行できませんでした。この問題は、スキャンしているデータベース以降のバージョンの Exchange を実行しているサーバーからコマンドを実行しているときに発生する可能性があります。

10051

データベースがマウント解除されたため、データベース修復要求がキャンセルされました。

10059

データベース レベルの修復要求が開始しました。

10062

破損が検出されました。修復ログの詳細を表示して、破損の種類、および修復されたかどうかを確認します。

次は、修復要求がイベント ID 10062 のメールボックスを検出および修復した場合に得られる情報の例です。

要求 321c88e0-0ad2-4e15-b93b-197a94efd1bd のオンライン整合性チェック中に破損が検出されました

メールボックス: C51AB7C3-9EB7-40C9-AAC6-953FD084AF59

データベース: MBD01

 

破損 修正済み FID 解決方法

フォルダーの後方リンク

はい

1c7c-BC72D267870102

更新

フォルダーの集計数

はい

1c7c-BC72D267870102

更新

メールボックスの修復要求に関連する他の管理タスクについては、「メールボックス修復要求の管理」を参照してください。

イベント ビューアーを使用してメールボックス修復要求のカスタム ビューを作成する

  1. [イベント ビューアー] を開きます。

  2. コンソール ツリーで、[イベント ビューアー] をクリックします。

  3. [アクション] メニューの [カスタム ビューの作成] をクリックします。

  4. [カスタム ビューの作成][ソースごと] をクリックし、[イベント ソース] 一覧で [MSExchangeIS Mailbox Store] をクリックします。

  5. [<すべてのイベント ID>] というラベルのボックスで、表示する修復要求イベントのイベント ID を追加します。たとえば、すべてのイベントを表示する場合は、「10044,10045,01146,10047,10048,10049,10050,10051,10059,10062」と入力します。

  6. [OK] をクリックします。

  7. [フィルターをカスタム ビューに保存] で、ビューの名前を入力します。たとえば、「メールボックス修復イベント」と入力します。

  8. [OK] をクリックします。

  9. ビューが、イベント ビューアーのコンソール ツリーの [カスタム ビュー] ノードに作成されます。

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