現在の検索環境に関する情報を収集する (Search Server 2010)
適用先: Search Server 2010
トピックの最終更新日: 2010-11-02
エンタープライズ検索ソリューションを計画するときに重要な手順の 1 つは、次の種類の情報とレポートを含む、現在の環境に関する情報を収集することです。
組織に関する情報
トポロジに関する情報
現在の検索設定
パフォーマンスと使用状況のレポート
この情報は、検索トポロジ、クロールとフェデレーション、およびエンド ユーザーが使用する検索機能を計画するときに必要になります。
組織の情報
次の組織の情報を収集します。
エンタープライズ検索ソリューションに対するユーザー、ビジネス、および機能の要件、およびサービス レベル アグリーメント (SLA)。この情報は、検索ソリューションを設計、構築し、そのソリューションが要件を満たしているかどうかをテスト中に確認するときに役立ちます。
既存のファーム管理者、検索の管理者、サイト コレクション管理者、サイト所有者、およびその他のエンタープライズ検索ソリューションの関係者の連絡先情報。この情報は、エンタープライズ検索チームを計画するときに役立ち、計画、展開、および運用中に連絡を行うときの連絡先リストにもなります。
トポロジの情報
次のトポロジの情報を収集します。
現在のトポロジ ダイアグラム。このダイアグラムはトポロジの計画中に参照します。
SharePoint サイト、Web サイト、ファイル共有、Exchange パブリック フォルダー、ビジネス データ ソース、ユーザー プロファイル ストア、Lotus Notes、外部サイトなど、検索結果に入れる必要があるコンテンツ リポジトリの場所。
ユーザーの場所。
現在の検索設定
以前のバージョンの SharePoint 製品とテクノロジから作業を始める場合は、現在の検索設定について次の情報を収集します。
既定のコンテンツ アクセス アカウント
各コンテンツ ソースの次の設定を含む、コンテンツ ソース設定:
コンテンツ ソースの名前
コンテンツ ソースの種類
開始アドレス
クロール設定
フル クロールのスケジュール
増分クロールのスケジュール
各クローラー影響ルールの次の設定を含む、クローラー影響ルール:
サイト (URL)
要求頻度
各クロール ルールの次の設定を含む、クロール ルール:
パス
クロールの構成 (除外または対象のアイテム)
コンテンツ アクセス アカウント
サード パーティのコネクタまたはカスタム コネクタ (以前のバージョンではプロトコル ハンドラーという名称)
ファイルの種類対象リストに含まれているファイルの種類、およびそのファイルの種類に追加の IFilter が必要かどうか
ファイルの種類対象リストから削除されたファイルの種類
ワード ブレーカーとステマーがインストールされている言語
次の情報を含む、ファームレベルの検索設定:
連絡先の電子メール アドレス
プロキシ サーバーの設定 (アドレス、ポート、ローカル アドレスにプロキシ サーバーを使用するかどうか、およびプロキシ サーバーを使用しないアドレス)
クローラーのタイムアウト設定 (接続時間と要求確認にかかった時間)
SSL 証明書の警告の設定
範囲の設定
クロール設定
次のその他の設定:
-
フェデレーション対象
サーバー名マッピング
インデクサーのパフォーマンス設定
クロールされたプロパティ
管理プロパティ
検索結果の削除
通知
キーワード
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優先するページ
パフォーマンスと使用状況のレポート
次のパフォーマンスと使用状況のデータを収集します。
入手できる場合は、検索管理レポートのパフォーマンス指標。この情報は、トポロジを計画するときに使用します。詳細については、「検索管理レポートを使用する (Search Server 2010)」を参照してください。
Web Analytics レポートの使用状況指標。この情報は、エンド ユーザーが使用する検索機能を設計するときに使用します。