ダイヤルイン会議の技術要件
トピックの最終更新日: 2012-10-15
ダイヤルイン会議は、さまざまなコンポーネントを含む機能です。 コンポーネントの中には、ダイヤルイン会議固有のものも、エンタープライズ VoIP コンポーネントもあります。 ここでは、ダイヤルイン会議に固有のコンポーネントの要件について説明します。 仲介サーバーおよび公衆交換電話網 (PSTN) ゲートウェイの要件の詳細については、「計画」のドキュメントの「仲介サーバー コンポーネント」および「仲介サーバーのコンポーネントとトポロジ」を参照してください。
ハードウェア要件
アプリケーション サービス、会議アテンダント、および会議アナウンスのサーバー ハードウェア要件は、フロント エンド サーバーと同じです。ハードウェア要件の詳細については、「サポート」のドキュメントの「サーバー ハードウェア プラットフォーム」を参照してください。
ソフトウェア要件
アプリケーション サービス、会議アテンダント、および会議アナウンスのオペレーティング システム要件は、フロント エンド サーバーと同じです。ソフトウェア要件の詳細については、「サポート」のドキュメントの「サーバーおよびツールのオペレーティング システムのサポート」を参照してください。
会議アテンダントと会議アナウンスでは、Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2008 を実行するフロント エンド サーバーに Windows Media フォーマット ランタイムをインストールする必要があります。Windows Media フォーマット ランタイムは、保留音、録音済みの名前、および案内で使用される Windows Media オーディオ (WMA) ファイルの再生に必要です。 Windows Media フォーマット ランタイムは、セットアップの実行時に自動でインストールされますが、コンピューターの再起動が必要な場合があります。 このため、セットアップを実行する前に、Windows Media フォーマット ランタイムをインストールしておくことをお勧めします。
ポートの要件
次の表に、ダイヤルイン会議で使用されるポートを示します。 ロード バランサーを使用する場合は、プールで実行するアプリケーションが使用するポートに合わせてロード バランサーを構成する必要があります。
これらのポートは既定の設定であり、Set-CsApplicationServer コマンドレットを使用して変更することができます。このコマンドレットの詳細については、「Lync Server 管理シェル」のドキュメントを参照してください。
注: |
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1 つのプール内にある同じアプリケーションのすべてのインスタンスは、同じ SIP リッスン ポートを使用します。 |
ダイヤルイン会議で使用されるポート
ポート番号 | 説明 |
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5072 |
会議アテンダントが SIP リッスン要求のために使用 |
5073 |
会議アナウンスが SIP リッスン要求のために使用 |
ダイヤルイン会議でサポートされるクライアント
次のクライアントを使用して、ダイヤルイン アクセスをサポートする社内会議をスケジュールできます。
- Microsoft Lync 2010 用オンライン ミーティング アドイン (Microsoft Lync 2010 または Lync 2010 Attendant のインストール時に自動でインストールされます)
ダイヤルイン会議設定 Web ページの要件
ダイヤルイン会議設定 Web ページは、次の表に記載されているオペレーティング システムと Web ブラウザーの組み合わせをサポートします。
重要: |
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ダイヤルイン会議設定 Web ページは、64 ビット ブラウザーではサポートされません。 |
注: |
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32 ビットおよび 64 ビット版のオペレーティング システムがサポートされています。 |
サポートされているオペレーティング システムおよび Web ブラウザー
オペレーティング システム | Web ブラウザー |
---|---|
Windows 7 |
Internet Explorer 8 Internet Explorer 7 Firefox 3.x |
Windows Vista Service Pack 2 |
Internet Explorer 8 Internet Explorer 7 Firefox 3.x |
Windows XP Service Pack 2 (SP2) または最新のサービス パック |
Internet Explorer 8 Internet Explorer 7 Internet Explorer 6 Firefox 3.x |
Windows Server 2008 R2 |
Internet Explorer 8 Internet Explorer 7 |
Windows Server 2008 SP2 |
Internet Explorer 8 Internet Explorer 7 |
Windows Server 2003 (Intel アーキテクチャ 64 ビット (IA-64) 上を除く) |
Internet Explorer 8 Internet Explorer 7 Internet Explorer 6 |
Windows Server 2000 SP4 |
Internet Explorer 6 Firefox 3.x |
Mac OS バージョン 10.4.8 以降 (Intel ベース) |
Firefox 3.x Safari 5.x Safari 4.x |
オーディオ ファイルの要件
Lync Server 2010 は、音声案内とダイヤルイン会議用の音楽のカスタマイズはサポートしません。ただし、業務に役立てるために既定のオーディオ ファイルをどうしても変更しなければならない場合は、次の Web サイトで入手できるマイクロソフト サポート技術情報の記事 961177「ハウツー解説: 音声プロンプトまたはダイヤルイン オーディオ会議で Microsoft Office Communications Server 2007 R2 の音楽ファイルをカスタマイズするには」(https://support.microsoft.com/kb/961177/ja-jp) を参照してください。
会議アテンダントおよび会議アナウンスには、保留音、録音済みの名前、および音声案内ファイルに関する次の要件があります。
Windows Media Audio (WMA) ファイル形式
16 ビット モノラル
48 Kbps 2-pass CBR (固定ビット レート)
-24DB の音声レベル
ユーザーの要件
ダイヤルイン会議ユーザーは、そのアカウントに固有の電話番号または内線番号を割り当てておく必要があります。 この要件によりダイヤルイン中の認証が可能になります。エンタープライズ ユーザー (すなわち、Active Directory ドメイン サービス (AD DS) 資格情報と組織内の Lync Server アカウントを持つユーザー) は、その電話番号 (または内線番号) および暗証番号 (PIN) を入力して、認証済みユーザーとして会議にダイヤルインします。