Set-CsConferencingPolicy

 

トピックの最終更新日: 2012-10-18

既存の会議ポリシーを変更します。会議ポリシーにより、会議で使用することができる機能が決まります。これには、会議に IP オーディオと IP ビデオを組み込むことができるかということから、会議に出席可能な最大参加者数に至るまで、すべての機能が含まれます。UNRESOLVED_TOKEN_VAL(ps-intro-in-LS2010)

構文

Set-CsConferencingPolicy [-Identity <XdsIdentity>] <COMMON PARAMETERS>

Set-CsConferencingPolicy [-Instance <PSObject>] <COMMON PARAMETERS>

COMMON PARAMETERS: [-AllowAnnotations <$true | $false>] [-AllowAnonymousParticipantsInMeetings <$true | $false>] [-AllowAnonymousUsersToDialOut <$true | $false>] [-AllowCloudPoll <$true | $false>] [-AllowConferenceRecording <$true | $false>] [-AllowExternalUserControl <$true | $false>] [-AllowExternalUsersToRecordMeeting <$true | $false>] [-AllowExternalUsersToSaveContent <$true | $false>] [-AllowIPAudio <$true | $false>] [-AllowIPVideo <$true | $false>] [-AllowLargeMeetings <$true | $false>] [-AllowMultiView <$true | $false>] [-AllowNonEnterpriseVoiceUsersToDialOut <$true | $false>] [-AllowParticipantControl <$true | $false>] [-AllowPolls <$true | $false>] [-AllowQandA <$true | $false>] [-AllowSharedNotes <$true | $false>] [-AllowUserToScheduleMeetingsWithAppSharing <$true | $false>] [-AppSharingBitRateKb <Int64>] [-AudioBitRateKb <UInt32>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-Description <String>] [-DisablePowerPointAnnotations <$true | $false>] [-EnableAppDesktopSharing <None | SingleApplication | Desktop>] [-EnableDataCollaboration <$true | $false>] [-EnableDialInConferencing <$true | $false>] [-EnableFileTransfer <$true | $false>] [-EnableMultiViewJoin <$true | $false>] [-EnableOnlineMeetingPromptForLyncResources <$true | $false>] [-EnableP2PFileTransfer <$true | $false>] [-EnableP2PRecording <$true | $false>] [-EnableP2PVideo <$true | $false>] [-FileTransferBitRateKb <Int64>] [-Force <SwitchParameter>] [-MaxMeetingSize <UInt32>] [-MaxVideoConferenceResolution <CIF | VGA>] [-Tenant <Guid>] [-TotalReceiveVideoBitRateKb <Int64>] [-VideoBitRateKb <Int64>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

例 1

例 1 に示すコマンドを実行すると、会議ポリシー SalesConferencingPolicy のプロパティ値が変更されます。具体的には、このコマンドによって AllowConferenceRecording プロパティの値が False に設定されます。これを行うため、Identity パラメーターと AllowConferenceRecording パラメーターを指定して Set-CsConferencingPolicy コマンドレットを呼び出します。

Set-CsConferencingPolicy -Identity SalesConferencingPolicy -AllowConferenceRecording $False

例 2

例 2 では、組織用に構成されたすべての会議ポリシーの 2 つのプロパティ値 (AllowAnonymousParticipantsInMeetings および EnableDialInConferencing) が変更されます。これを行うため、コマンドでまず Get-CsConferencingPolicy コマンドレットを使用して、使用可能なすべての会議ポリシーのコレクションを戻します。次に、このコレクションは Set-CsConferencingPolicy コマンドレットにパイプ処理され、コレクション内の各ポリシーの AllowAnonymousParticipantsInMeetings プロパティと EnableDialInConferencing プロパティの両方の値を False に設定します。

Get-CsConferencingPolicy | Set-CsConferencingPolicy -AllowAnonymousParticipantsInMeetings $False -EnableDialInConferencing $False

例 3

例 3 のコマンドにより、サイト スコープで構成されているすべての会議ポリシーの MaxVideoConferenceResolution プロパティが変更されます。このタスクを実行するため、このコマンドでまず、Filter パラメーターを指定して Get-CsConferencingPolicy コマンドレットを呼び出します。フィルター値 "site:*" により、戻されるデータをサイト スコープで構成されているポリシーに制限します。次に、このフィルター処理したコレクションは Set-CsConferencingPolicy コマンドレットにパイプ処理され、コレクション内の各ポリシーの MaxVideoConferenceResolution プロパティを "CIF" に設定します。

Get-CsConferencingPolicy -Filter "site:*" | Set-CsConferencingPolicy  -MaxVideoConferenceResolution CIF

例 4

例 4 では、最大会議サイズが 100 より大きい (-gt) すべてのポリシーを取得し、関連付けられたプロパティ (MaxMeetingSize) の値を 100 に変更します。これを行うため、このコマンドでまず Get-CsConferencingPolicy コマンドレットを呼び出して、組織用に構成されたすべての会議ポリシーのコレクションを戻します。次に、そのコレクションは Where-Object コマンドレットにパイプ処理され、MaxMeetingSize が 100 より大きいポリシーのみを選び出します。このフィルターしたコレクションを Set-CsConferencingPolicy コマンドレットにパイプ処理して、コレクション内の各ポリシーを取得して MaxMeetingSize プロパティを 100 に設定します。

Get-CsConferencingPolicy | Where-Object {$_.MaxMeetingSize -gt 100} | Set-CsConferencingPolicy -MaxMeetingSize 100 

解説

会議は Lync Server の重要な部分です。会議を使用すると、ユーザーのグループがオンライン上で集まり、スライドやビデオを表示したり、アプリケーションを共有したり、ファイルを交換したり、コミュニケーションや共同作業を行うことができます。

管理者が会議および会議設定を常に管理していることは重要です。場合によっては、既定では、承認されていないユーザーを含め、任意のユーザーが会議に参加して、会議中に配布されたすべてのスライドや資料を保存できるため、セキュリティに関して考慮が必要になる可能性があります。また、複数の会議を同時に行って、各会議に数百人が参加してビデオを使ったりファイル共有を行ったりする場合には、ネットワークに問題が発生する可能性があるため、帯域幅に問題が発生する可能性もあります。また時折、法的な問題が関係する場合もあります。たとえば、既定では、会議参加者は共有コンテンツに注釈を付けることができます。ただし、これらの注釈は、会議をアーカイブする際に保存されません。組織ですべての電子通信の記録を保つ必要がある場合、注釈を無効にすることができます。

もちろん、会議設定を管理することの必要性と、これらの設定を実際にどのように管理するかは、別の問題です。Lync Server では、会議は会議ポリシーを使用して管理されます (以前のバージョンのソフトウェアでは、ミーティング ポリシーと呼ばれていました)。既に説明したように、会議ポリシーにより、会議で使用できる機能が決まります。これには、会議に IP オーディオと IP ビデオを組み込むことができるかということから、会議に出席可能な最大参加者数に至るまで、すべての機能が含まれます。会議ポリシーは、グローバル スコープ、サイト スコープ、またはユーザーごとのスコープで構成できます。これにより、どのユーザーがどの機能を利用できるようにするかを決定する場合に、管理者は非常に柔軟に対応できます。

ポリシー プロパティの値は、ポリシーの作成時に構成できます。また、Set-CsConferencingPolicy コマンドレットを使用して、既存のポリシーのプロパティ値をいつでも変更することができます。

このコマンドレットを実行できるメンバー。既定では、次のグループのメンバーが、Set-CsConferencingPolicy コマンドレットのローカル実行を承認されています。RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。

Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets -match "Set-CsConferencingPolicy"}

パラメーター

パラメーター 必須かどうか 説明

AllowAnnotations

省略可能

System.Boolean

会議中に共有されるすべてのコンテンツについて、画面上で注釈を付けることを参加者に許可するかどうかを指定します。また、この設定で、会議でホワイトボードを許可するかどうかも指定します。既定値は True です。

注釈は他の会議コンテンツと一緒にアーカイブされません。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議には、注釈は組み込まれません。ただし、そのユーザーは、注釈が許可されている他の会議に参加できます。

AllowAnonymousParticipantsInMeetings

省略可能

System.Boolean

匿名ユーザーに会議への出席を許可するかどうかを示します。False に設定すると、認証済みユーザー (つまり、管理者の Active Directory ドメイン サービス (AD DS) またはフェデレーション パートナーの Active Directory にログオンしたユーザー) のみが会議への出席を許可されます。既定値は True です。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議では、匿名の参加者は許可されません。ただし、そのユーザーは、匿名の参加者が許可されている他の会議に参加できます。

AllowAnonymousUsersToDialOut

省略可能

System.Boolean

匿名ユーザー (未認証ユーザーなど) にダイヤルアウト番号を使用した会議への参加を許可するかどうかを指定します。会議サーバーはダイヤルアウト番号を使用してユーザーに電話をかけ、そのユーザーは、電話に応答すると会議に参加することになります。

この設定を False に設定している場合でも、ダイヤルイン会議は許可されます。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、匿名の参加者がダイヤルアウトにより会議に参加することは許可されません。ただし、そのユーザーは、匿名ユーザーがダイヤルアウトにより参加することを許可されている他の会議には参加できます。

既定値は False ($False) です。

AllowCloudPoll

省略可能

System.Boolean

True に設定すると、クラウドベース ポーリングを使用が有効になります。このプロパティを有効にした場合、会議構成設定でクラウドベース ポーリング URL も指定する必要があります。

AllowConferenceRecording

省略可能

System.Boolean

ユーザーが会議を記録できるかどうかを示します。既定値は False です。

この設定は、会議に参加するすべてのユーザーに適用されます。

AllowExternalUserControl

省略可能

System.Boolean

外部ユーザー (匿名ユーザーまたはフェデレーション ユーザー) に、共有アプリケーションまたは共有デスクトップの制御を許可するかどうかを指定します。既定値は False です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで、会議設定とピアツーピア通信設定の両方に適用されます。つまり、セッション内のユーザーは、共有アプリケーションまたは共有デスクトップの制御を外部ユーザーに付与できるユーザーがいる一方で、制御を付与できないユーザーがいるという状況が生じる可能性があります。

AllowExternalUsersToRecordMeeting

省略可能

System.Boolean

外部ユーザー (匿名ユーザーまたはフェデレーション ユーザー) に、会議の記録を許可するかどうかを指定します。既定値は False です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、外部ユーザーが会議を記録することが許可されません。ただし、そのユーザーは、外部ユーザーが会議を記録することが許可されている他の会議に参加できます。

この設定は、AllowConferenceRecording プロパティが True に設定されている場合のみ有効になります。

AllowExternalUsersToSaveContent

省略可能

System.Boolean

外部ユーザー (つまり、ネットワークに現在ログオンしていないユーザー) に、配布資料、スライド、および他の会議コンテンツを保存することを許可するかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議では、外部ユーザーがコンテンツを保存することは許可されません。ただし、そのユーザーは、外部ユーザーがコンテンツの保存を許可されている他の会議に参加することができます。

AllowIPAudio

省略可能

System.Boolean

会議でコンピューター オーディオを使用できるかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議では、IP オーディオは許可されません。ただし、そのユーザーは、IP オーディオが許可されている他の会議に参加できます。

AllowIPVideo

省略可能

System.Boolean

会議でコンピューター ビデオを使用できるかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議では、IP ビデオは許可されません。ただし、そのユーザーは、IP ビデオが許可されている他の会議に参加できます。

AllowLargeMeetings

省略可能

System.Boolean

このパラメーターを True に設定すると、オンライン会議がすべて "大規模ミーティング" として扱われます。大規模ミーティングでは、参加者に送信される通知の数、および既定により送信される会議名簿の大きさに制限が設定されます。

既定値は False ($False) です。

AllowMultiView

省略可能

System.Boolean

このパラメーターを True (既定値) に設定すると、ユーザーはマルチビューを許可する会議を予約できます。すなわち、会議中に、クライアントは複数のビデオ ストリームを受信できます。この設定は会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、マルチビューを使用できません。ただし、そのユーザーは、マルチビューが許可されている他の会議に参加できます。

AllowNonEnterpriseVoiceUsersToDialOut

省略可能

System.Boolean

エンタープライズ VoIP に対して有効にされていないユーザーに、ダイヤルアウト番号を使用した会議への参加を許可するかどうかを指定します。会議サーバーはダイヤルアウト番号を使用してユーザーに電話をかけ、そのユーザーは、電話に応答すると会議に参加することになります。

この設定を False に設定している場合でも、ダイヤルイン会議は許可されます。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、エンタープライズ VoIP に対して有効にされていないユーザーはダイヤルアウト番号を使用して会議に参加できません。ただし、そのユーザーは、エンタープライズ VoIP に対して有効にされていないユーザーに、ダイヤルアウトによる参加を許可している他の会議に参加できます。

既定値は False ($False) です。

AllowOfficeContent

省略可能

System.Boolean

False に設定すると、ユーザーが会議で Office コンテンツを利用できなくなります。

AllowParticipantControl

省略可能

System.Boolean

会議中に共有されるアプリケーションまたはデスクトップの制御を会議参加者に許可するかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。False に設定されている場合、このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、参加者による制御が許可されません。ただし、そのユーザーは、参加者による制御が許可されている他の会議に参加できます。

AllowPolls

省略可能

System.Boolean

会議中にオンライン投票を実施することをユーザーに許可するかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議では、投票は許可されません。ただし、そのユーザーは、投票が許可されている他の会議に参加できます。

AllowQandA

省略可能

System.Boolean

True (既定値) に設定すると、ユーザーは自分が開催するオンライン会議に Questions and Answers Manager (質疑応答機能) を含めることができます。False に設定すると、会議に Questions and Answers Manager を含めることはできません。

この設定は会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーに影響されるユーザーが作成した会議では Questions and Answers Manager を使用できません。ただしこのユーザーは、投票が可能な他の会議で Questions and Answers Manager を使用することはできます。

AllowSharedNotes

省略可能

System.Boolean

このパラメーターを True (既定値) に設定すると、会議にリンクされている OneNote ノートブックで開いているものはすべて、会議参加者、会議中に共有された内容詳細などの情報により、自動的に更新されます。

AllowUserToScheduleMeetingsWithAppSharing

省略可能

System.Boolean

アプリケーション共有を含む会議の組織をユーザーに許可するかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議では、アプリケーション共有は許可されません。ただし、そのユーザーは、アプリケーション共有が許可されている他の会議に参加できます。

AppSharingBitRateKb

省略可能

System.Int64

アプリケーション共有で使用されるビット レート (キロビット)。既定値は 50000 です。

AudioBitRateKb

省略可能

System.UInt32

オーディオの送信で使用されるビット レート (キロビット)。オーディオ ビット レートは、20 ~ 200 の範囲の整数で、既定値は 200 です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用され、電話会議とピアツーピア両方の通信セッションに関係します。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

コマンドの実行前に確認メッセージを表示します。

Description

省略可能

System.String

会議ポリシーに関する追加情報を管理者が提供できるようにします。たとえば、Description にはポリシーを割り当てるべきユーザーが示されることがあります。

DisablePowerPointAnnotations

省略可能

System.Boolean

このパラメーターを True ($True) に設定すると、ユーザーは、会議で使用している PowerPoint スライドに注釈を追加できません。ただし (AllowAnnotations プロパティの値によっては)、ユーザーは他の白板機能にアクセスすることができます。既定値は False で、PowerPoint の注釈が許可されます。

EnableAppDesktopSharing

省略可能

Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Meeting.EnableAppDesktopSharing

会議の進行中、参加者にアプリケーション (またはデスクトップ) の共有を許可するかどうかを示します。許可される値は次のとおりです。

Desktop。ユーザーはデスクトップ全体を共有できます。

SingleApplication。ユーザーは 1 つのアプリケーションを共有できます。

None。ユーザーは、アプリケーションとデスクトップを共有できません。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用されます。つまり、会議内のユーザーは、デスクトップまたはアプリケーションの共有が許可されているユーザーがいる一方で、これらの共有が許可されていないユーザーがいるという状況が生じる可能性があります。

既定値は Desktop です。

EnableDataCollaboration

省略可能

System.Boolean

ユーザーが、ホワイトボードや注釈などのデータ コラボレーション作業が含まれる会議を開催できるかどうかを示します。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議では、データ コラボレーションは許可されません。ただし、そのユーザーは、データ コラボレーションが許可されている他の会議に参加できます。

EnableDialInConferencing

省略可能

System.Boolean

公衆交換電話網 (PSTN) 電話を使用してダイヤルインすることにより、ユーザーが会議に参加できるかどうかを指定します。既定値は True です。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議では、ダイヤルイン会議は許可されません。ただし、そのユーザーは、ダイヤルイン会議が許可されている他の会議に参加できます。

EnableFileTransfer

省略可能

System.Boolean

会議中に参加者全員へのファイル転送を許可するかどうかを示します。既定値は True です。

この設定は、会議を開催するユーザーに適用されます。False に設定すると、このポリシーの影響を受けるユーザーによって作成された会議では、ファイル転送は許可されません。ただし、そのユーザーは、ファイル転送が許可されている他の会議に参加できます。

EnableMultiViewJoin

省略可能

System.Boolean

このパラメーターを True (既定値) に設定すると、クライアントはマルチビューを使用して会議に参加しようとします (マルチビューでは、クライアントは会議中に複数のビデオ ストリームを受信できます)。参加する会議でマルチビューが許可されていない場合、このパラメーターは無視されます。この設定は、ユーザーごとのレベルで、会議とピアツーピア通信セッションの両方に適用されます。このため、会議に参加しているユーザーは、片方のユーザーが複数のビデオ ストリームの受信を許可されている一方で、もう片方のユーザーが許可されていないという状況が生じる可能性があります。

EnableOnlineMeetingPromptForLyncResources

省略可能

System.Boolean

True に設定した場合、ユーザーが Outlook の会議をスケジュールしようとすると、オンライン会議によりメリットがある招待者 (会議室など) を含めるよう求められます。既定値は False です。

EnableP2PFileTransfer

省略可能

System.Boolean

会議中にピアツーピアでのファイル転送 (つまり、すべての参加者に関係しないファイル転送) を許可するかどうかを示します。既定値は True ($True) です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用されます。つまり、ピアツーピア通信セッションのユーザーは、片方のユーザーがファイル転送が許可されている一方で、もう片方のユーザーが許可されていないという状況が生じる可能性があります。

EnableP2PRecording

省略可能

System.Boolean

True の場合、ユーザーはピアツーピア会議セッションを記録することができます。既定値は False です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用されます。つまり、ピアツーピア通信セッションのユーザーは、片方のユーザーがセッションの記録が許可されている一方で、もう片方のユーザーが許可されていないという状況が生じる可能性があります。

EnableP2PVideo

省略可能

System.Boolean

True の場合、ユーザーはピアツーピア ビデオ会議セッションに参加することができます。既定値は False です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用されます。つまり、ピアツーピア通信セッションのユーザーは、片方のユーザーがビデオの使用が許可されている一方で、もう片方のユーザーが許可されていないという状況が生じる可能性があります。

FileTransferBitRateKb

省略可能

System.Int64

ファイル転送で使用されるビット レート (キロビット)。既定値は 50000 です。

Force

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

コマンド実行中に発生する可能性のある、致命的ではないすべてのエラー メッセージを表示しないようにします。

Identity

省略可能

Microsoft.Rtc.Management.Xds.XdsIdentity

変更する会議ポリシーの一意の識別子。会議ポリシーはグローバル、サイト、またはユーザーごとのスコープで構成できます。グローバル ポリシーを変更するには、次の構文を使用します。-Identity global。サイト ポリシーを変更するには、次のような構文を使用します。-Identity site:Redmond。ユーザーごとのポリシーを変更するには、次のような構文を使用します。-Identity SalesConferencingPolicy。

Identity 指定時はワイルドカードを使用できないことに注意してください。Identity を指定しない場合、Set-CsConferencingPolicy コマンドレットは自動的にグローバル会議ポリシーを変更します。

Instance

省略可能

会議ポリシー

個々のパラメーター値を設定するのではなく、オブジェクトへの参照をコマンドレットに渡せるようにします。

MaxMeetingSize

省略可能

System.UInt32

会議への出席を許可するユーザーの最大数を示します。最大参加者数に到達すると、会議に出席しようとする他のユーザーは、会議の参加者数が満員になったことを示す通知を受け取り、参加を断られます。この値で指定できる参加者数は 32 ビットの整数 (1 ~ 4,294,967,295 の範囲の任意の値) ですが、推奨される値は 2 ~ 250 の範囲であり、既定値は 250 です。

note注:
250 は、Microsoft のテストに基づく共有プール展開の最大値です。参加者が 250 名を超える会議をサポートする場合の情報については、「Microsoft Lync Server 2010 大きな会議のサポート」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkID=242073) を参照してください。

この設定は、会議を主催するユーザーに適用されます。このポリシーの影響を受けるユーザーが作成した会議では、規定した数を上回る参加者が許可されません。ただし、そのユーザーは、それより参加者数が多い他の会議に参加できます。

MaxVideoConferenceResolution

省略可能

Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Meeting.MaxVideoConferenceResolution

会議ビデオの最大解像度を示します。有効な値は次のとおりです。

CIF。CIF (Common Intermediate Format) の解像度は 352 ピクセル x 288 ピクセルです。

VGA。VGA の解像度は 640 ピクセル x 480 ピクセルです。

既定値は VGA です。

Tenant

省略可能

System.Guid

変更する場所ポリシーの Office 365 テナント アカウントのグローバル一意識別子 (GUID) です。次に例を示します。

-Tenant "38aad667-af54-4397-aaa7-e94c79ec2308"

次のコマンドを実行することにより、テナントの各々についてテナント ID を返すことができます。

Get-CsTenant | Select-Object DisplayName, TenantID

Windows PowerShell のリモート セッションを使用していて、Lync Online 15 のみに接続している場合、Tenant パラメーターを含める必要はありません。代わりに、接続情報に基づいてテナント ID が自動的に入力されます。Tenant パラメーターはハイブリッド展開で主に使用されます。

TotalReceiveVideoBitRateKb

省略可能

System.Int64

会議で使用するすべてのビデオに対して許容される最大ビット レート (キロビット/秒)、つまり、すべてのビデオ ストリームの合計値を指定します。既定値は 50000 キロビット/秒です。

VideoBitRateKb

省略可能

System.Int64

ビデオの送信に使用されるビット レート (キロビット) です。既定値は 50000 です。

この設定は、ユーザーごとのレベルで適用され、電話会議とピアツーピア両方の通信セッションに関係します。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

実際にコマンドを実行せずに、コマンドの実行結果がわかります。

入力の種類

Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Meeting.MeetingPolicy オブジェクト。Set-CsConferencingPolicy コマンドレットは、会議ポリシー オブジェクトのパイプ処理されたインスタンスを受け入れます。

戻り値の種類

Set-CsConferencingPolicy コマンドレットを実行しても値やオブジェクトが戻されることはありません。代わりに、Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Meeting.MeetingPolicy オブジェクトのインスタンスが構成されます。