Microsoft Online Services - 2011 年 1 月の新機能

発行日: 2011 年 1 月

Microsoft Online Services の 2011 年 1 月のサービス更新では、管理者とユーザーの両方のサービス エクスペリエンスを向上させる新機能と機能拡張を提供いたします。これらのサービスの機能拡張のほとんどは、お客様とパートナー様からのフィードバックを反映したものであり、2011 年 1 月末までにすべての地域の運用データ センターに展開される予定です。

Microsoft Online Services Blackberry 管理コンソールの機能拡張

Microsoft Online Services Blackberry 管理コンソール (MOSBAC) に 2 つの機能拡張が導入されました。これらの機能拡張は、Microsoft Online Services のマルチテナント型 Hosted Blackberry サービスに加入しているお客様が対象となります。

  • ユーザー検索
  • 異なる UPN と SMTP アドレスを持つユーザーの管理
  • 管理コンソールのローカライズ

転送ルールと POP アクセスのための PowerShell セルフ サービス管理

新しいコマンドレットが Microsoft Online Services PowerShell 機能に追加され、管理者は電子メールの転送ルールの変更と、ユーザーに対する POP 電子メール接続の許可または拒否を行うことができるようになりました。さらに、Microsoft Online PowerShell ドキュメントへのリンクが Microsoft Online 管理センターに追加されました。新しいコマンドレットは次のとおりです。

 

Live Meeting クライアントと Outlook アドインの更新バージョン

2010 年 11 月の Office Live Meeting クライアントとアドインの更新が使用可能になりました。これらには、アップロードされた PowerPoint ファイルの読み取りの改善、ドイツ語へのローカライズなど、管理用およびバックエンド用の更新が複数含まれています。また、セッションの “終了” 動作を促すオプションも含まれています。詳細については、Live Meeting 2007 クライアントの更新情報、および Outlook 用会議アドインの更新情報を参照してください。

メッセージング レコード管理

Exchange Online ユーザーに最高のサービス エクスペリエンスを提供するため、マイクロソフトはメッセージング レコード管理 (MRM) を使用して、Outlook の重要なパス フォルダー内にあるメールボックスのアイテム数を管理します。

マイクロソフトが推奨する重要なパス フォルダーの最大アイテム数は次のとおりです。

  • 受信トレイ: 20,000 アイテム
  • 送信済みアイテム: 20,000 アイテム
  • 削除済みアイテム: 20,000 アイテム
  • 予定表: 5,000 アイテム
  • 連絡先: 5,000 アイテム

MRM は、ユーザーが重要なパス フォルダー内のアイテム数を管理するのに役立ち、組織内でメールボックスのパフォーマンスとその他の機能に対する Exchange のパフォーマンスを向上させます。MRM と、ユーザーのメールボックスへの MRM の適用方法については、「Exchange Online Standard メッセージング レコード管理 (MRM) に関してよく寄せられる質問」を参照してください。この FAQ には、ユーザーのメールボックス内のアイテム数を把握するための Powershell コマンドも記載されています。また、Microsoft Online Services テクニカル サポートに連絡して、組織内にあるアイテム数の多いメールボックスのリストを入手することもできます。

サービス更新のスケジュール

このサービス更新の運用データ センターへの展開は開始されており、すべての地域で展開が完了するのは 2011 年 1 月末を予定しています。なお、展開のスケジュールは変更される場合があります。

また、サービス更新の展開によって、サービスが中断する可能性があります。運用データ センターへのサービス更新の展開によるサービスの中断に関する情報については、お客様の地域 (南北アメリカヨーロッパアジア太平洋) の RSS フィードを参照してください。