システム要件:System Center 2012 および System Center 2012 SP1 における VMM 管理サーバー
公開日: 2016年7月
対象: System Center 2012 SP1 - Virtual Machine Manager、System Center 2012 - Virtual Machine Manager
ハードウェア要件
次の表に、System Center 2012 - Virtual Machine Manager (VMM) 管理サーバーの最小ハードウェア要件と推奨されるハードウェア要件を、管理するホストの台数に基づいてリストします。
150 以下のホストの管理
| ハードウェア コンポーネント | 最小 | 推奨 |
|---|---|---|
| プロセッサ | Pentium 4、2 ギガヘルツ (GHz) (x64) | Dual-Processor、Dual-Core、2.8 GHz (x64) 以上 |
| RAM | 4 ギガバイト (GB) | 4 GB |
| ハード ディスク容量 (ローカル VMM データベースは除く) | 2 GB | 40 GB |
| ハード ディスク容量 (ローカルな完全バージョンの Microsoft SQL Server を含む) | 80 GB | 150 GB |
[!メモ]
VMM 管理サーバーをライブラリ サーバーとして使用する場合は、オブジェクトを保存するハード ディスク容量を追加する必要があります。VMM ライブラリ サーバーの要件の詳細については、「システム要件:System Center 2012 および System Center 2012 SP1 の VMM ライブラリ サーバー」を参照してください。
151 台以上の場合
| ハードウェア コンポーネント | 最小 | 推奨 |
|---|---|---|
| プロセッサ | Pentium 4、2.8 GHz (x64) | Dual-Processor、Dual-Core、3.6 GHz 以上 (x64) |
| RAM | 4 GB | 8 GB |
| ハード ディスク容量 | 10 GB | 50 GB |
[!メモ]
150 を超えるホストを管理する際のパフォーマンスを向上させるには、VMM 管理サーバー専用のコンピューターを使用して、次の操作を行うことをお勧めします。
- ライブラリ サーバーとして 1 台以上のコンピューターを追加し、既定のライブラリ共有を VMM 管理サーバーで使わないようにします。
- VMM データベース用に、別のコンピューターにインストールされているバージョンの SQL Server を使用します。
ソフトウェア要件
VMM 管理サーバーをインストールする前に、次のソフトウェアをインストールする必要があります。
| ソフトウェア | 注 |
|---|---|
| サポートされているオペレーティング システム | 詳細については、このトピックの「サポートされるオペレーティング システム」をご覧ください。 |
| Windows リモート管理 (WinRM) サービス Note: Windows リモート管理 (WS-Management) サービスが開始されていない場合、セットアップ プロセスで前提条件の確認中にエラーが表示されます。 セットアップを続行する前に、サービスを開始する必要があります。 | - WinRM 2.0 は Windows Server 2008 R2 オペレーティング システムに含まれています。 既定では、Windows リモート管理 (WS-Management) サービスは自動的に開始するように設定されます (遅延開始)。 - WinRM 3.0 は Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 に含まれています。 既定では、Windows リモート管理 (WS-Management) サービスは自動的に開始するように設定されます。 |
| Microsoft .NET Framework: - System Center 2012 – Virtual Machine Manager (VMM):Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 - VMM の System Center 2012 SP1:Microsoft .NET Framework 4 または Microsoft .NET Framework 4.5 |
Microsoft .NET Framework を入手するには - Windows Server 2008 R2 を実行するコンピューターで、Microsoft .NET Framework 3.5.1 がインストールされていない場合 (既定ではインストールされない)、VMM セットアップ ウィザードでインストールされます。 - Microsoft .NET Framework 4 は Windows Server 2012 に含まれています。 - Microsoft .NET Framework 4.5 は Windows Server 2012 R2 に含まれており、セットアップから使用できます。 - Microsoft .NET Framework 4.5.1 は Microsoft Visual Studio 2013 開発システムに含まれています。 |
| Windows の展開およびインストール キット: - System Center 2012 – Virtual Machine Manager (VMM):Windows 7 用の Windows 自動インストール キット (Windows AIK) - VMM の System Center 2012 SP1:Windows 8 用のアセスメント & デプロイメント キット (ADK) |
Windows の展開およびインストール キットを入手するには - Windows AIK は、Microsoft ダウンロード センターで入手できます。 Windows AIK をインストールする場合は、ISO ファイルをダウンロードし、Microsoft 以外のツールを使用して ISO ファイルを DVD に書き込み、その DVD から Windows AIK をインストールできます。 - Windows ADK は、Microsoft ダウンロード センターで入手できます。 Windows ADK をインストールするときに、[展開ツール] 機能と [Windows プレインストール環境] 機能を選択します。 |
| SQL Server 2008 R2 コマンド ライン ユーティリティまたは SQL Server 2012 コマンド ライン ユーティリティ (インストールする SQL Server のバージョンによって異なる)。 Note: これらのユーティリティをインストールしなくても、インストールはブロックされません。 これらのユーティリティは、SQL Server データ層アプリケーション (.dacpac ファイル) を使用するサービスを展開する場合に必要になります。 | コマンド ライン ユーティリティは次の機能パックに含まれています。 - Microsoft SQL Server 2008 R2 Feature Pack - Microsoft SQL Server 2012 Feature Pack |
| サポートされている SQL Server のバージョン | サポートされている SQL Server バージョンの詳細については、「システム要件:System Center 2012 および System Center 2012 SP1 の VMM データベース」を参照してください。 |
サポートされるオペレーティング システム
| System Center 2012 – Virtual Machine Manager (VMM) | エディション | サービス パック | システム アーキテクチャ |
|---|---|---|---|
| Windows Server 2008 R2 (完全インストール) | Standard、Enterprise、および Datacenter | Service Pack 1 以前 | x64 |
| Virtual Machine Manager の System Center 2012 SP1 | エディション | サービス パック | システム アーキテクチャ |
|---|---|---|---|
| Windows Server 2012 (GUI 使用サーバーおよび Server Core インストール オプション) | Standard および Datacenter | 該当なし | x64 |
追加情報
VMM 管理サーバーをインストールするコンピューターは、Active Directory ドメインのメンバーである必要があります。
VMM 管理サーバーをインストールするコンピューターの名前は、15 文字を超えることはできません。
VMM 管理サーバーと、エージェント以外の他の System Center コンポーネントは、Hyper-V を実行しているサーバーにインストールしないでください。 System Center コンポーネントは、バーチャル マシンにインストールできます。
バーチャル マシンに VMM 管理サーバーをインストールすると、管理する物理サーバーの数が減り、いくつかの管理タスクが簡単になります。
仮想マシンに VMM 管理サーバーをインストールし、Hyper-V の動的メモリ機能を使用する場合、仮想マシンの起動 RAM を 2,048 メガバイト (MB) 以上に設定する必要があります。
VMM を使用して、サポートされている任意のオペレーティング システムを実行するフェールオーバー クラスターに高可用性 VMM 管理サーバーをインストールできます。
VMM 管理サーバーをインストールする方法については、「VMM 管理サーバーのインストール」および「高可用性 VMM 管理サーバーのインストール」を参照してください。