System Center 2012 - App Controller のシステム要件

 

対象: System Center 2012 - App Controller、System Center 2012 R2 App Controller

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これらは、System Center 2012 - App Controller のシステム要件です。System Center 2012 R2 App Controller のシステム要件を確認するには、「System Center 2012 R2 App Cpntroller に対応する環境の準備」を参照してください。App Controller の System Center 2012 Service Pack 1 (SP1) のシステム要件を確認するには、「System Center 2012 Service Pack 1 (SP1) の App Controller のシステム要件」を参照してください。

システム要件 - サーバー

ここでは、System Center 2012 - App Controller をインストールおよび実行するためのシステム要件と、サポート対象のオペレーティング システムについて説明します。

ハードウェア要件

App Controller サーバーに推奨される最小ハードウェア要件は下表のとおりです。

ハードウェア コンポーネント 最小 推奨
プロセッサ Pentium 4、2 GHz (x64) Dual-Processor、Dual-Core、2.8 GHz (x64) 以上
RAM 1 GB 4 GB
ハード ディスク容量 512 MB 1 GB

[!メモ]

パフォーマンスを向上するために、App Controller データベース用として、別のコンピューターにインストールされている SQL Server のインスタンスを使用することをお勧めします。

ソフトウェア要件

App Controller のインストール前に、下表に示すソフトウェアをインストールしておく必要があります。

ソフトウェア要件 メモ
サポートされているオペレーティング システム 詳細については、このトピックの「サポート対象のオペレーティング システム」を参照してください。
Microsoft .NET Framework 4 .NET Framework 4 がインストールされていない場合は (既定ではインストールされません)、App Controller のセットアップ ウィザードでインストールされます。
Web サーバー (IIS) Web サーバー (IIS) の役割および次の Web サーバー (IIS) の機能がインストールされていない場合は、App Controller のセットアップ ウィザードでインストールされます。

- 静的なコンテンツ
- 既定のドキュメント
- ディレクトリの参照
- HTTP エラー
- ASP.NET
- .NET 拡張機能
- ISAPI 拡張機能
- ISAPI フィルター
- HTTP ログ
- 要求監視
- 追跡
- 基本認証
- Windows 認証
- 要求のフィルタリング
- 静的コンテンツ圧縮
- IIS 管理コンソール
System Center 2012 - Virtual Machine Manager (VMM) の VMM コンソール機能 App Controller には VMM コンソール機能のみ必要です。
サポート対象バージョンの SQL Server サポートされている SQL Server のバージョンの詳細については、このトピックの「データベース要件」を参照してください。

サポート対象のオペレーティング システム

オペレーティング

システム
エディション サービス パック システム アーキテクチャ
Windows Server 2008 R2 (完全インストール) Standard、Enterprise、または Datacenter Service Pack 1 以前 x64

データベース要件

App Controller は、App Controller データベースのホスト用として、次に示す最小バージョンの Microsoft SQL Server をサポートしています。

サポート対象の SQL Server のエディション サービス パック システム アーキテクチャ
SQL Server 2008 R2 Datacenter x86 および x64
SQL Server 2008 R2 Enterprise x86 および x64
SQL Server 2008 R2 Standard x86 および x64
SQL Server 2008 Enterprise Service Pack 2 x86 および x64
SQL Server 2008 Standard Service Pack 2 x86 および x64

パフォーマンスとスケール

App Controller で対応可能なスケールは以下のとおりです。

スケール
Windows Azure のストレージ ディレクトリに保存可能な最大オブジェクト数 900
VMM 管理サーバーの最大数 5
ユーザーあたりの最大 Windows Azure サブスクリプション数 20
最大同時ユーザー数 75
24 時間間隔で実行可能な最大ジョブ数 10,000

補足情報

  • App Controller サーバーのインストール先のコンピューターは、Active Directory ドメインのメンバーである必要があります。

  • 性能向上を図るため、App Controller 管理サーバーとは別のコンピューター上に VMM サーバーをインストールすることを推奨します。

システム要件 - クライアント

ここでは、App Controller Web サイトの実行用としてサポートされているオペレーティング システムについて説明します。

App Controller Web コンソールのインストール前に、下表に示すソフトウェアをインストールしておく必要があります。

  • Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008、または Windows Server 2008 R2

  • Silverlight 4 をサポートする 32 ビット版ブラウザー

  • Internet Explorer 8、Internet Explorer 9

システム要件 - Windows PowerShell モジュール

ここでは、App Controller 用 Windows PowerShell モジュールをインストールおよび実行するためのシステム要件と、サポート対象のオペレーティング システムについて説明します。

ソフトウェア要件

App Controller 用 Windows PowerShell モジュールのインストール前に、下表に示すソフトウェアをインストールしておく必要があります。

ソフトウェア要件 メモ
サポートされているオペレーティング システム 詳細については、このトピックの「サポート対象のオペレーティング システム」を参照してください。
Microsoft .NET Framework 3.5.1 .NET Framework 3.5.1 がインストールされていない場合 (既定ではインストールされません)、Windows Server 2008 R2 および Windows 7 に限り App Controller のセットアップ ウィザードで有効化されます。その他のサポート対象のオペレーティング システムでは、.NET Framework 3.5.1 を手動でインストールする必要があります。
Windows PowerShell 2.0 Windows Server 2008 R2 および Windows 7 の場合は既定でインストールされます。Windows Server 2008 および Windows Vista の場合は、手動でインストールする必要があります。詳細については、Microsoft サポート Web サイトの記事 KB968929 を参照してください。

サポート対象のオペレーティング システム

オペレーティング システム エディション サービス パック システム アーキテクチャ
Windows Server 2008 R2 (完全インストール) Standard、Enterprise、および Datacenter Service Pack 1 以前 x64
Windows 7 Professional、Enterprise、および Ultimate Service Pack 1 以前 x86 および x64
Windows Server 2008 (完全インストール) Standard、Enterprise、および Datacenter Service Pack 2 x86 および x64
Windows Vista Professional、Enterprise、および Ultimate Service Pack 2 x86 および x64

Windows セーフ モード

Windows をセーフ モードで実行している場合は、App Controller が動作しないため、App Controller で使用するサービスは開始されません。セーフ モードのときに App Controller のサービスを手動で開始しようとすると、サービスは開始できず、イベント ログにエラーが書き込まれます。

高可用性構成で App Controller をデプロイする場合の準備

App Controller は次の方法で高可用性構成でインストールできます。

  • クラスター化された SQL Server のインストールにデータベースをインストールして、データベースの可用性向上を図る

  • 次のいずれかの方法で App Controller サーバーの可用性向上を図る:

    • 複数の App Controller サーバーをロード バランサーの背後にインストールする

    • App Controller サーバーを高可用性のバーチャル マシンにインストールする

複数の App Controller サーバーをロード バランサーの背後にインストールする場合、サーバー間で共有される暗号化キーの構成が必要です。1 台目の App Controller サーバーのインストール後に、Export-SCACAesKey コマンドレットを使用して暗号化キーをエクスポートし、後続サーバーのインストール時に同じキーを指定する必要があります。詳細については、「App Controller のインストール」を参照してください。

参照

System Center 2012 -- App Controller の概要